私の記憶と感性 そして 下書きのない日記 №52

多可が50 去れども半世紀の人生で この三百六十五段の湯けむり漂う
町に来てからの記憶と感性です

吾亦紅        私か゛ 母親 を 語る 視覚 は ・・・ 

2014-08-02 11:28:51 | 日記

在りませんが唯(タダ)唯と・・・

マッチを擦れば おろしが吹いて
線香がやけに つき難(ニク)い
さらさら揺れる 吾亦紅
ふと あなたの 吐息のようで・・・
盆の休みに 帰れなかった
俺の杜撰(ズサン)さ 嘆(ナゲ)いているか
あなたに あなたに 謝(アヤマ)りたくて
仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて
山裾の秋 ひとり逢いに来た
ただ あなたに 謝りたくて

小さな町に 嫁いで生きて
ここしか知らない 人だった・・・
それでも母を 生き切った
俺、あなたが 羨ましいよ・・・
今はいとこが 住んでいる家に
昔みたいに 灯りがともる
あなたは 家族も遠く
気強く寂しさを 堪えた
あなたの あなたの 見せない疵(キズ)が
身に沁みて行く やっと手が届く
ばか野郎と なじってくれよ

親のことなど 気遣う暇(ヒマ)に
後で恥じない 自分を生きろ
あなたの あなたの 形見の言葉
護れた試しさえ ないけど
あなたに あなたに えばってみたい
今月で俺 離婚するんだよ
そう、はじめて 自分を生きる

あなたに あなたに 見ていて欲しい
髪に白髪が 混じり始めても
俺、死ぬまで あなたの子供・・・  すぎもと まさと の 吾亦紅(ワレモコウ)でした

吾木香とも書き秋の野草の名前で暗い赤茶色で小さい花をひらき 根は漢方薬に使う

私は 両親に有り難味や愛情を持たなく 又 貰った記憶も有りません                                一人で活きて行かなくては成らない境遇で育ちましたから
でも 母親 お母ちゃんの歌は・・・
まして この吾亦紅は 私 其の者でしたね

s10683726@ybb.ne.jp


       






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