給水機能

以前から雨の日にスラに乗ると、不思議なことが起こるのです。

妙にメガネが汚れる。
服に点々と泥が付く。
口に雨水が入る。

自動車の跳ね上げか何かかな、と気にせず過ごしたのですが、
今日になってようやく原因が判明したのです。

……前輪の跳ね上げ。

スラのフレームは平行パイプになっていて、真ん中がぽっかり空いていますね。
そこから常に、前輪が見える状態なのです。
それを見ながら水たまりに入るとあら不思議、
顔面シャワーの出来上がり。

何で今まで気付かなかったんだろ……。
　

百草園（地獄門と読む）

ついに行ってきますたよ、多摩最凶の激坂、百草園に。

2chで「シッティングで登った」とかいう書込みもあったし、
まぁ行けるでしょ、とお気楽な観光気分で。
多摩川沿いに走り、浅川との合流地点から百草園駅に。
あとは徒歩と同じコースで百草園へ。

あ、なんだ行けるじゃん。「あとちょっと」なんて立て札も
出てるし、意外とあっけなかったな。
鼻歌交じりにカドをひょいっと曲がる。

……そう。その立て札こそが、百草園からの最終警告だったのです。

ブラケットを握り締め、顔真っ赤にしてダンシング。
見上げれば、迫り来る絶望。
軋むハンドル、ヨレる車体。
途中で折れるなよ、と祈る余裕すら無い。

……あの書込みした奴ちょっと来い。　嘘なんだろ？
こんなのシッティングで登れる人間、いるわけねえーだろ。
てか奈良の暗峠ってコレより酷いの？　道造った奴馬鹿じゃね？

最終コーナーを曲がり、ラストスパートを踏み出す。
そして、崩壊の時が訪れたのである。

「ぱきっ！」

左足から異音。
突然足が浮き上がり、踵の位置でぺたんと戻る。

ゲーッ、ペダルが回ってやがるッ！
いや、回らないと言うべきか。
ちょうどクランクと直角の位置で、ペダルが固定されてしまったのである。

その瞬間、脚の力は抜け、後ろに転がりそうになりつつ着地。
あとは半ベソでスラを押し、登りきる。
つーか重いからそのへんに投げ捨てようかとマジで考えた。
登りきった後、頂上の公園でジョーの如く真っ白に燃え尽きる俺。

完全に体力を使い果たした俺は、動かないペダルを無理やり回し、
すっかりおじいちゃんのようにヘロヘロと帰宅するのであった。
　

便利グッヅその２

100円携帯空気入れ　……のアダプタ

なんと英→米アダブタだったりする。
性能は全く問題無いレベルで、かなり高圧まで使える。
スラがHEタイヤなのをいいことに、6berくらい突っ込んでます。
タイヤにヒビ入ってるけど。

空気入れ本体は、浮き輪かなんかに使いましょう。

便利グッヅその１

たこ焼き用油差し

スポイト状の本体に、ハケがくっついたアイデア商品。
使い方はたこ焼きと同じ。
チェーンのリンク部に一滴ずつ垂らし、ハケで塗り延ばす。

簡単・確実だし、バイクの余ったオイルを使えるので結構便利。