春の陽気に誘われて、城跡に行ってきました~
今回、行ったのは比企郡嵐山町にある杉山城跡。
この城は、「杉山城問題」と呼ばれる議論を起こした城です。
3月14日付けの読売新聞に詳細が掲載されていました
出土した土器により築造が通説より50年も前だったことが判明し、
1500年前後の段階でこれほどレベルの高い築城技術は存在しないらしい?
では、なぜ嵐山の杉山地区にこの城が???
後北条氏が作ったと言われていた城なのですが、
どうやらそれが覆されそうです。
では、一体誰が作ったのか・・・?
新聞には、関東管領の内紛で対立した扇谷上杉家と山内上杉家が最有力候補と書かれていました。
さらに扇谷上杉家の家臣には、江戸城を築いた太田道灌がいる。
道灌は主君に暗殺され、息子の資康は敵対する山内上杉家のもとに走った。
その後、両上杉家は杉山城の一体でにらみ合い、
資康も近くで陣を敷いていたことが分かっている。
もし、杉山城に資康が関わっているとすれば・・・
歴史浪漫に触れられる、そんな場所ですよ
場所は、嵐山町玉ノ岡中学校の近く。
案内も出ているのですぐに着くことが出来ます。
ただ、私有地なので、くれぐれもゴミを散らかさないように・・・。
登っていくと、すぐに↓の看板があります。
さらに登っていくと、ボランティアの方が作った竹製の橋が。
竪堀が深い!
ところどころに絵入りの説明版があります。
とても参考になりました!
本郭に到着すると、そこにも案内板があります。
帰りながら、井戸跡を見ました。
ここは、廃城にした時に、敵に水を使われないように、
石で蓋をしたそうです。
水が常に染み出していて、サンショウウオの産卵場所になっているとか。
こんな山に水があったなんて・・・(汗)
先日の小倉城跡に続き、近くの城跡を見たのは2箇所目。
今度は、松山城跡に行ってみたいなぁ・・・。