琉さんのあんなコト。くるこむのこんなコト。

家族の日常のあんな事や愛犬とのこんな事、重度障害のある息子との生活の工夫など。 家族で好きなくるま旅の様子などなど。

座面はデニム生地。

2014-08-30 19:11:52 | 琉さん仕様のグッズたち。
今回はこんなイスを作ってみました。



座面はデニム生地の構造はハンモックのようになっています。
機能はリクライニングというよりは、ティルトで3パターン。
収納したときに布地の方がくしゃっと畳み込めるかな~って思い、思い付くままに作りました。
付属品は既製品と以前の車椅子の使い回し(ベルト)です。
現在、愛車のバンちゃん仕様で使っては改良しさらに勝手が良くなっています♪

次回のドライブ旅行でもっと紹介出来るかな…(*^^*)

子供が・・・いえいえ、琉さんはカラダはほぼ大人に片足踏み込んだかな(^◇^;)
成長し身体が大きくなると、様々なシーンで既に万全に用意された物が必要です。

自分で座位が取れない人の場所移動って自然に身動き出来る人には分からない不便さがあるんです。

足となる車椅子一台で家の中も車の中も街中も全てが快適に過ごせる方ばかりとは限りません。
特に日本では「ただいま」と帰ったら靴を脱ぎ家の中へ。外で使っていた車椅子でそのまま家に入るお宅は少ないと思います。
自宅で使う座位保持装置(キャスターなどの小さい車輪のついた身体を支える装備された椅子)が必要になります。また、日常生活ではお風呂でも専用の椅子が必要です。
外出時は赤ちゃんがチャイルドシートに座るような車内用の椅子が必要です。
移動の度に行動範囲の様々なシーンで乗り換える椅子が必要です。椅子がないと卵のようにゴロリをするしかないから。


ひとりで介助する上で一番の苦労は、小さな移動でさえ一カ所から一カ所へと抱きかかえるので、完全に手が塞がり余裕がないです。重く反り返る身体やしがみつくことのない無防備な身体を抱きかかえての移動はとても体力を使うこと。

乱暴に扱うと壊れてしまう卵を器から器に移すように、椅子から椅子への移動はスムーズに行えることが理想なんです。

話が長くなったのですが、そんな苦労から私はいろんなシーンで必要としている椅子をシーン毎に何とか自分で作れないかと思ったんです。
プロに専用を作ってもらうと高いんですよ。既製の物も高い。
制度を使おうとすると厳しくて断られることもあります。
確かに必要としている人は世の中にたくさんいるので公費を使い必要なものをあれもこれもと言うわけにはいきません。
だから、自分で出来ることは自分でって思っていろいろと試行錯誤しています。
我が子のために自分のために、そして同じ境遇の方のお役にちょっとでもなれれば…。

今回もその一つ。

もっと、時間があれば…
最近はそればかり感じる毎日です。