龍虎堂薬局 元気blog

あなたに元気でいてほしい…

お引っ越し中

2006-11-30 | お店が出来るまで


仮店舗→新店舗へ荷物を移動するため、昨日より臨時休業をさせて頂いております。
今日は、新店舗に届いた引越荷物を荷ほどきし始めました。
I社のOさんが手伝いに来て下さり、一部はきれいに商品が並びました。
(カウンター上の雑多な物が写っているのはご愛敬という事で)

こうしてみると、感激もひとしおです。
最初は前の店での改装を考えていた去年の夏から、建て替えに話が変更。
今年3月末から仮店舗での営業、家の取り壊し→新築。
長かったような、短かったような…。
しかし、その結果、お客様にも満足して頂けるいいお店が出来上がったと思います。

月曜日のリニューアルオープンに向け、段ボールの山を片付けます。
きれいになったお店に、ぜひ遊びに来て下さいね。

広州不妊症研修 5日目 帰国

2006-11-25 | 雑記


シンセンから広州へとバスで戻ります。
シンセンは中国の経済特区としてめざましい発展を遂げており、広州も華南の大都市。高速道路もきれいに整備されています。

途中、広州のスーパーに寄って、お買い物。
お菓子や、お茶、青果売り場など庶民の生活がかいま見れてとてもおもしろいです。
お菓子売り場で「陳皮梅」や「サンザシ」のお茶請け、「川貝母」と「枇杷葉」が入っているのど飴を見つけました。
陳皮やサンザシは消化剤、川貝母や枇杷葉は肺を潤す生薬としていずれも漢方薬としても使われているものです。
漢方が毎日の生活に溶けこんでいるのがここから分かります。(発祥の地なので当たり前なのですが…)

きれいな広州国際空港から成田へと帰国の途に着きました。
帰りは何の問題もなく、偏西風の助けもあって4時間ほどでつきました



今回も、大変充実した中国研修でした。
日々の仕事に生かせるよう、もう一度しっかり勉強し直したいと思います。

written by むすめ

広州不妊症研修 4日目 香港へ

2006-11-24 | 雑記


この日は列車に乗って香港へ。研修のご褒美!?観光です。
香港が中国に返還されて10年ほど経ちますが、いまだ入出国手続が必要で、変わらず一国二制度が保たれています。
島国・日本育ちの私は、列車で国境越えするのは始めてでした。
地続きで国が違うって、なんか凄いなぁ~。
ちなみに、列車の中でも症例検討の続きで班毎に打ち合わせ。車窓を楽しむ余裕はありませんでした。

お昼は香港と言えば、飲茶! 
ハリネズミに、モグラ!?のお菓子、金魚餃子、うさぎの泡雪などおいしくてカワイイ飲茶を堪能しました。



その後、市街を少しだけお散歩。
初香港だったのですが、坂の街長崎で育った私もびっくりするほどの急な坂。
それも、狭くって両側には建物がびっしりそそり立っていました。
おもしろそうなお店が沢山ありましたが、寄れなくて残念。
夜は、ビクトリアピークから夜景を眺め、マンダリンホテルのそばのクリスマスイルミネーションを見学。



その後、バスで香港→中国と出入国の手続をして(イチイチ降りて出入国審査です)2時間かけて中国側・シンセンへ0時前に戻りました。
楽しかったけど、ハードな1日でした。

written by むすめ

広州不妊症研修 3日目 講義と病棟見学

2006-11-23 | 子宝相談

この日は、朝から羅先生の「安胎法」の講義、午後は婦人科の病棟見学でした。

「安胎」とは、流産を防止し妊娠を継続させる意です。
不妊症の患者さんは、めでたく妊娠できても流産しやいため、“安胎”が妊娠の継続のキーポイントになります。
羅先生は、「妊娠しづらいと言う事は、流産しやすい。流産の傾向が出てから薬を飲んでも手遅れ。妊娠したら安定期にはいるまで、安胎をする事が大事です」とお話しされていました。

日々の店頭相談でも、妊娠のご連絡を頂き、安胎のお薬を飲んでもらうようお話ししたものの、途中でお薬を止めてしまわれる方がおられます。その後、残念な結果になってしまう結果も何度もありました。
「もっと、しっかりと安胎の必要性を強調してお話しなければいけない」と強く思いました。

お昼からは病棟見学。胎動不安と子宮外妊娠、子宮筋腫の患者さんを見せて頂きました。どの患者さんも、漢方薬だけで治療しています。
中でも印象的だったのが、まったく西洋的な治療(服薬や手術)をせず、子宮外妊娠を治療していた例です。
(日本では、卵管で子宮外妊娠を起こした場合は、手術になる事が多いです)
もともと不妊症でこの病院の外来にかかっていて、尿検査で妊娠弱陽性が出たものの、その後血中HCGがいつまでも上がらず、子宮外妊娠と分かったもの。

日本では不可能な事かもしれませんが、両方の卵管が残される事によって患者さんにとっては高いQOLが得られ、凄い事だと感心しました。

病院研修は2日間で終了。たくさん勉強しすぎて消化不良気味ですが、帰ってからしっかり整理し、お客様に還元出来るようにしたいと思います。

夜、広州の宿泊しているホテルの目の前で大花火大会がありました。
旅行会社の方が、「25万発上がると新聞で読んだ」朝から言っていたものの、花火の時間は30分間。「25万発じゃなく、25分の間違いじゃないの??」とみんな口々に言いながらホテルの特設会場へ。

花火が始まると…。凄い、凄い、凄すぎる…。
あっちから、こっちから、大きな花火が10ヶ所ぐらいドーン。連続して上がる、上がる、どんどん上がります。 
確かに30分、25万発上がったかもしれません。
中国の、胡錦涛国家首席も見物に来ていたとか。
一生の思い出に残るスゴイ花火でした~。研修団一同、大盛り上がりの夜でした。



written by むすめ




広州不妊症研修 2日目 男科の外来見学と習慣性流産の講義

2006-11-22 | 子宝相談


今日・明日と広州中医薬大学附属病院にて、病院研修です。
朝9時より丘勇超先生の男科の診察見学。
中国には“男科”があります。
日本には婦人科は診療科目として独立していますが、男性科はあまり見られませんよね…。
男科は、泌尿器科はもちろんのこと、男性不妊や男性特有の身体の不調を見るところです。

丘先生は、日本に留学経験があるのか、凄く日本語がお上手で流暢に話されていました。
先生の部屋付きの院生の方から、男性不妊のレクチャーを受け、残り時間は丘先生の診療風景を見せて頂きました。

中国の診察風景は、ちょっと日本とは違います。6年程前、始めて中国の病院で研修した時は、カルチャーショックでした。



先生と、患者。そしてその回りには先生の診察を待つ患者が取り巻いてわさわさしています。相談内容も筒抜け。プライバシーもありません…。
小さいころからこの風景に慣れていたとしても、やっぱり自分の身体の事を他人に聞かれるのは嫌ろうなぁ。

10時半からは、羅頌平先生の臨床見学。
お父様(故人)は中国を代表する老中医で、ご自身もお父様の弟子として婦人科を専攻され、現在附属病院婦人科の主任教授です。
とても穏和な先生で、患者さんとコミュニケーションをとりながらじっくり診察されている姿が印象的でした。



お昼休みをはさみ、午後からは羅先生の「習慣性流産」の講義。
午後5時半までお勉強。
晩ご飯を食べてホテルに戻り、ラウンジにて羅先生の臨床見学をした際の症例検討会。みんなで手分けして聞き取ったノートの情報を合わせ、帰国後に症例検討集を作る準備をします。夜の11時に終了。

この不妊症の中国研修に全国から集まる先生方は、勉強熱心な先生方ばかりで、毎年こういった感じです。
ハードですが、勉強になるし、先生方から刺激をもらいます。
私も頑張らねばデス。

written by むすめ





広州不妊症研修 1日目 移動

2006-11-21 | 子宝相談

成田を9:50分に発つ飛行機は、滑走路の順番待ちで30分遅れで離陸。
広州まで約3000km、5時間の旅のはずでした。
途中かなり揺れ、広州国際空港の着陸順番待ちで上空を旋回すること30分。
予定より約1時間遅れの到着。そして、到着ロビーに出るまで更に1時間。
飛行機に乗ってから降りるまで約7時間。とても長い道のりでした。

広州は北回帰線上にあり、人口1000万・華南の中心都市。年間の平均気温が22℃と温かいため、年中花が咲いており「花城」とか昔の言われから「羊城」と言われているそうです。
しかし、天候は時折強い雨や雷が鳴り大荒れ。
予定されていた観光も取りやめになりましたが、さすが「食は広州にあり」といわれるところ。
写真は、揚げナスのあんかけと饅頭です。



ナスは「ナス?」と思えるくらいの変身ぶりだし、饅頭はねぎが練り込んであるだけの塩味のものだけど、これがすごくおいしかった! 毎日のご飯が楽しみです。

その後、長旅の疲れを癒そうと、足マッサージに行きました。
足のオイルマッサージと、肩~背中を揉んでくれて1時間で150元。(約2250円)
足湯の薬液は24種類の生薬を煎じたもので、バラの花びらが浮いており、身体がポカポカに。


そして、マッサージのあまりの気持ちよさに思わず居眠り。これで、明日からの研修頑張ります!

written by むすめ


ブログはじめました

2006-11-13 | お店が出来るまで
今日は、新店舗の薬局許可申請の日でした。
12月4日のオープンに向け、急ピッチで内装が進んでいます。
リニューアルオープンに際し、ブログを立ち上げました。
慣れないため、といった感じですが、皆様に日々の養生や健康情報を発信できればいいなと思っています。

Written by ハハ