龍虎堂薬局 元気blog

あなたに元気でいてほしい…

Mrマリックとスプーン曲げ!

2007-02-17 | 勉強会から
2日連続で、博多・東京で勉強してきました。

2月10日は博多で「認知症における冠元顆粒の効果」の講演会がありました。
「認知症」は物忘れがひどくなったり、怒りっぽくなったり、理性が無くなったりと、
介護する家族に精神的に大きな負担になります。
初期のうちに冠元顆粒を飲ませると著効、有効あわせて60%以上の効果が出たそうです。

2月11日は東京赤坂プリンスで「イチョウ葉エキス」のJFA研究会全国大会がありました。
ドイツから来られた博士による「認知症」に対するイチョウ葉エキス、GBE-24の効果の講演がありました。
症状が見られたら、早めに飲み始めることで大きな効果を上げることが出来ます。
冠元顆粒とGBE-24を併用することで、効果はもっとよくなることでしょう。

後の懇親会に、Mr.マリックが来ました。
破ったお札を元通りにしたり、ガラスコップの中の500円硬貨を見ている前で下に落としたり、
数字のマジックを楽しみました。最後にみんなでスプーン曲げに挑戦!
曲げたいところを凝視して「そこは柔らかい」と思いこみます。
Mr.マリックの「曲がれッ!」と言う声で一斉に曲げました。
私のスプーンもグニャリ!
曲がったのです!
各テーブル12人中、曲がったのは1人くらい。これは「気」でしょう。

ぜひ、お試しあれ。

written by ハハ

長崎定例勉強会 男性不妊 その1

2007-01-21 | 勉強会から

今年も東京から河野康文先生をお迎えして、3回シリーズで「男性不妊」を
ご教授頂きます。
本日は、その1回目。主に概論についてのお勉強でした。

男性素因の不妊は30~40%にみられます。
しかし、まだまだ「検査を嫌がる男性」が多いのが現状です。
仕事が忙しい、ストレスが多い、睡眠時間が短い…
疲れている方が多い現代社会は、精子にとっても過酷な社会です。

精子は受精するために、子宮~卵管の間を泳いで卵子に到達します。
実測距離は15cmほどですが、人間に置き換えると250~300kmを10数時間で
走り抜ける事になります。
東京~名古屋間が約350kmですから、相当過酷な事が分かりますね。

また、卵子の周りには「透明帯」というものがあります。
卵子までたどり着いた精子が力を合わせて透明帯を突つく事によって、
通過しやすい状態になり、一番に突き破った1匹がようやく卵子と受精します。

女性側は酸性。精子はアルカリ性。そこの中を遡上する精子くん。
卵子にたどり着き、受精するには、相当険しい道のりなのです。
精子にそれだけの元気と数が無ければ、受精はおぼつきません。

精子の運動率や数を改善するのは、“腎”と“気”のupと“ストレスの軽減”
暑がりの人、寒がりの人、ストレスが多い人など体質に応じたお薬があります。
“腎”とは腎臓はもちろん、成長・発育・老化や生殖機能を司るところです。
男女ともに“腎”の機能の低下が不妊症につながります。

気になる方は、ご遠慮なくメールで相談下さいね。
は[gooID]+mail.goo.ne.jpですよ~。

written by むすめ

低反応卵巣

2006-12-24 | 勉強会から
街はクリスマス一色でしたが、この日もお勉強です。
今年有志で制作した「子宝チャート」(不妊症を中医学からアプローチした本)の監修者としてもお世話になった河野康文(康文海)先生をお招きし、『低反応卵巣』の講義を頂きました。

河野先生も私に中医学の基礎を教えて下さった恩師。
3年ほど東京の薬局で一緒にお仕事もさせて頂きました。
とても優しく私たちを気遣ってくださり、中医学を教えて頂くのはもちろん、リンゴを剥いたり、棚を作ってくださったりと“父”のような存在です。

『低反応卵巣』とは
高度生殖医療(体外・顕微授精など)の際、薬物で卵巣を刺激しても思ったように卵巣が反応しない状態を指します。
hCGを投与しても成熟した卵胞が3個以下、血中E-2が500pg/ml以下などです。

キーワードは『卵巣予備能』
超音波検査や、FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値、卵巣から分泌される[インヒビンB]というホルモンの数値で分かります。
薬局の店頭では詳しい数値を調べる事は出来ませんが、採卵できた卵子の個数によって推測する事が出来ます。

中医学では疲弊した卵巣を補い、質の良い卵子が育つように“腎”を補うお薬を使います。

基本的に1生理周期で排卵される卵子は1個。
しかし、卵巣内には原始卵胞として数万個が存在し、約3ヶ月前から排卵に向け、FSHの刺激を受けて卵子が育ちだします。
5~7個の胞状卵胞の中から“主席卵胞”として1個の卵子が排卵されるのです。

継続した“補腎”や体質改善が必要だという事がこの面からも良く分かりました。
元気な卵子を育てるお薬は、人(体質と状況)によって違います。ご相談下さいね。

written by むすめ





食養生は健康を保つ基本です

2006-12-17 | 勉強会から
この日は、長与から船に乗って対岸の長崎空港へ。
旅行というわけではなく、毎月1回の長崎中医薬研究会の勉強会なのです。
空港の喧噪が信じられない位静かな会議室で、東京から菅沼栄(胡栄)先生をお招きし、『食養生から中成薬』というテーマで講義頂きました。

菅沼先生は「食養生・身体によい食事」(PHP研究所)を始め、たくさんの中医学に関する本を出版されていらっしゃいます。私が中医学の基礎を習った恩師でもあります。とてもパワフルな先生で、受講すると先生のエネルギーが体内に充満していく感じで、身が引き締まりとても楽しく勉強してきました。

身体は自分が食べる食物から出来ています。
生活習慣病や皮膚病など 食べ物のゆがみが様々な病気を生み出し、悪化させる原因になっています。食事を気をつける事が、健康に過ごす第一歩になります。
まさに、医食同源。食は命なり!です。

冬の季節は身体を養生・調節・治療する最適な季節で、冬の間に自分の弱点を早めに治す事が、一年を元気で過ごせる源になります。

冬は“腎”を補ういい季節。
この季節は身体を冷やさないこと。
腎を補う作用のある貝類や海藻類、木の実や豆・種のもの(くるみ、松の実やごまなど)、色の黒い食べ物を摂りましょう。
冷え症の方は、身体を温める海老や羊肉などもよいですよ。

ぜひ、毎日の食事に取り入れてみてください。
(ただし、何ごとも偏りすぎはバランスを崩すことになりますので、ほどほどに…)

written by むすめ