志在千里

思ったことを言うだけのやつ

7/9

2021-07-10 08:45:00 | 日記
最近は目ん玉が飛び出るほどに忙しく、なかなか余裕のない暮らしをしていました。
世の中甘くないもんですね。

さて、最近の質問

1.近くのコンビニは?
→わたくしのテーマカラーと同じ色合いのコンビニです。

2.本を読むと頭がよくなるのってなんで?
→情報処理の力や、一冊読み切るだけの集中力が学習にも生きるから。というのもあるでしょうけど、「目の前にない世界を頭の中に構築する力」が個人的には一番大きいように感じます。
 例えば小学校のころ、私たちはおはじきを数えて、「2+3=5」などの計算をしていました。実際に2つのおはじきと3つのおはじきが目の前にあり、それを「1、2、3、4、5」と数え、「全部で5つだ!」という答えに辿りついていたのだと思います。それがだんだんおはじきを使わなくなり、自分の指を数えて足し算引き算をし、そして今度は指も使わなくなり、今では簡単な足し算や引き算は頭の中で完結しているはずです。
 計算に限らず、中学生以上で扱うありとあらゆる学習は、目の前にないものをイメージして理解するものが大多数ではないでしょうか。
 数学の文章題、そこに「たかしくん」は実在しません。連続する3つの整数の和について話す「りゅうたろうくん」もそこにはいません。「動く点P」も、私は現実の世界で一度も見たことがありません。日本史でも登場人物の9割9分はもう死んでます。目の前にはいません。国語も、英語も、理科(実験は例外でしょうが)も同様です。
 私たちが学習するとき、実際には目の前にいないそれらを自分の頭の中にイメージします。そしてそのイメージが鮮明になったときに、「あぁ!わかった!」となるんです。
 読書は、その力を鍛えてくれます。殊学習を想定したときは、やはり動画や漫画ではダメです。登場人物の動きや表情、周りの効果音、そういったものが予め描かれてしまっていて、自分でイメージする余地がなくなってしまうからです。
 一方、文字情報「だけ」で作品世界をイメージするしかない読書は、それだけ脳に負荷がかかりますから、やはり力になります。
 「目の前にない世界を頭の中に構築する力」、これは学校の勉強のみに留まらずあらゆるものを学ぶ上で不可欠な力であり、そしてこの力は、身につけば身につくほど学ぶことが楽しくなってくると思います。ぜひたくさんの本を読み、いろんな世界を自分の中に作り出してみてください。