おねぇぴょんの『ずらずら日記』

大好きなコブクロ、ポルノグラフィティ、そして愛犬「りゅう」の話、グルメなお話(* ̄▼ ̄*)

『遠くで…』

2006年04月26日 | Weblog
ある方のブログを拝見して、想い出し…少し考えたことをお話します。

私がコブクロファンになったきっかけというのは、ある友人の影響なんです。
テレビやラジオから流れてくる曲で、知ってはいましたが、もちろんライブにいくこともなく「あ~いい歌だなぁ」ぐらいしか思ってませんでした。

その友人とは、あるアーティストのサイトで知り合いました。
友人は兵庫の尼崎、私は千葉ととても遠距離ではありましたが、電話やメールでお互いの近況や、悩み、もちろんコブクロの話で毎日楽しくやりとりをしていました。
ある日、友人が「ライブ行かない?」と誘ってくれて「誰のライブ?」と聞くと「コブクロだよ~」と言うんです。コブクロは歌も上手いし、行ってみようかなと思い、はるばる関西へ!

友人と言ったコブクロライブは、なんともいいようがないくらい最高でした!
それから、頻繁に友人の家を行き来するようになり、おじさん、おばさん、妹さんまでとも仲良くなりました。

そして一昨年の秋に友人は突然この世を去りました。癌でした。
友人が癌ということは、うすうす感じていました。
ちょっと体調が悪いと言って病院にも通っていたのも知ってましたし、病院に勤務する私にとって、友人がどんな薬を飲んでいるかで病気を知ってしまいました。
ただ、友人は自分は癌だとは言わなかったし、私も言わなかったし、ライブに行くまでには治すんだと、最後までがんばっていました。
しかし、若い身体には進行が早くて…知らせを聞いた次の日、私は兵庫まで飛んでいきました。冷たくなった友人は、少し微笑んでいるようにも思えました。
それから、なんだかコブクロの曲を聞くのが少しつらくなってしまって…
友人の一周忌が過ぎて、「桜」が出ることを知り、この曲は…と思い買って聞いてみました。
友人がとても好きだった曲だったんです。聞いてて涙が止まりませんでした。
たぶん『遠くで…』私を見ていてくれる、そんな気がします。
今でも、私の部屋には仲間達と撮った写真が飾ってあります。
彼女の頑張って生き抜いた証のライブ後に皆で撮った写真です。
今でも、これからも彼女は私の永遠の友人です。

二つ目は、父のこと。
私が22歳の時に、心筋梗塞で亡くなりました。
当時、私は一人暮らしをして、一ヶ月に一度くらいしか実家に帰れなかった時期でもありました。
父は、私にとって恐い存在であり、尊敬できる存在でありました。
小さい頃は、いろいろ遊びに連れて行ってくれたりもしたけれど、会社を設立してからは、家に帰ることが少なくなりました。
小さいながらも一人で経営して、たまに母が手伝いにいったり、忙しい時はアルバイトさんをたのんでいたのですが、責任感の強い人だったので自分がやらなきゃという考えが強かったのでしょう。忙しい時は、寝る暇をおしんで仕事をしていたようです。それに、お酒が大好きで、毎晩呑んでいたという記憶がけっこうあります。
亡くなるちょうど一ヶ月くらい前に実家に帰りました。その時、父が初めて私を呑みに誘ってくれたんです。
知り合いのスナックだったんですけど、少し話しをし、大好きだったカラオケも聞くことができました。
その一ヵ月後、父は突然逝ってしまったんです。
会社もようやく軌道にのってきたというのに…。残念ですが、私は父の仕事を継ぐことはできませんでした。
でも、父が亡くなってから、母と祖母に聞いた話なんですが、父はできれば食べ物の商売をしたかったと。私と一緒に。

ようやく今年になってその意思が固まりました。
父の遺志を継いで、自分のお店を開きたいと考えています。
簡単ではないけれど、みんなの協力を借りて、少しづつですが実現しようと思います。

長文読んでくださった方ありがとうございます。