前々から重い病気で入退院を繰り返していた伯父、
暮れから思わしくない状態になり、明日が峠ではないかと伯母から連絡が入った。
大人になると心配しながら、もしもの身支度など
相手が危篤な状況で色々段取りを考えなきゃいけないことが辛い。
逝くのを待ってるみたいで、凄く嫌だ。
仕方がないのは解ってる。でも嫌だ。
子供の頃、夏休みになると福島にいる伯父のところへ一か月は預けられていた。
自宅の目の前は海、同じ年頃の親戚も多くいたので
寂しさは全くなかったけど、
何かを心に閉ざした幼少時代の私を、伯父は知ってる。
余計なことを語る人じゃなかったけど、時折ぼそっと一言・・・
とても重みがあった事を、今でもよく覚えてる。
意識があるうちに会いに行ってれば良かったなぁ。
誰にでも、いつかは必ず来る別れなんだけど、どうしてか考えられなくて
考えたくなくて・・・
避けていた現実を無理やり突きつけられて、胸がざわざわしつつ
嫌な準備や身支度をしてる。
あぁ~~~嫌だ。