幸せの写心記

『幸せの写心記』 自然が日々繰り返す一期一会の美しい景色が大好きで日々の感じた事や旅先の風景写真の記録。

夢と現実

2012年06月01日 | カメラ






この先に映し出される世界を見たくて



さまざまな自分の中の葛藤と話し合いながら木村拓也が宣伝する
一眼デジタルカメラ NICON D7000を先週手にしました。

そこいたるまでには愉快なドラマがありました。


それは一本の電話から始まった僕の『夢と現実』のお話です

 
あなたの才能を本で表現してみませんか?
突然、東京の出版会社さんからこんなフレーズで誘われたら

あなたはどうしますか?


嬉しさで喜びますか? それとも疑いますか?

それは…
今からちょうど1年前の出来事でした某大手書籍出版会社さんからの電話でした。


出版会社担当者
もしもし、ツヨシさんのお宅でしょうか?
わたくし、東京の出版会社の○○と申します。

この度、ツヨシさんの写真と詩のブログ拝見して大変素晴らしいと感動しました。
是非とも弊社から松原さんの本を出版したいと思っているのですが…?
どうされますか?




来た来た来た! 奇跡が起きたァ゛!
僕は疑う事も無く…出版、ブログ、感動、僕は天才?!!

おぉー神よ 神様よ。 僕の才能は開花したのか?

えッ! ひょっとして・・・それって費用はかかりますか?



出版会社担当者
そうですねェ~ちなみにツヨシさんのご職業は会社の○○ですよね。
はい。 お見積もりしてみますと…1.000刷冊発行して
80ページモノクロ版で合計で¥2,600,000円になります。
明日までにお申し込みすれば特別に10万円お値引きします!



…。
いきなり、妻に本を出版するから260万円かかるよって言えるわけないでしょう。

こうなったら得意の出来ない理由を考えよう。

①260万円使うなら世界旅行に行ってから考えてみます。
②まだ僕は急速に進化しているからまだ本を出版するのには早すぎる。
③有名になったら忙しくなるし、サインも練習しなくてはいけない。
④でも一度でいいから先生と呼ばれてみたい…。 いや…もう先生と呼ばれてもイイ年齢のハズ?。 

本音ははタダで出版できるなら…。。

と僕は人生で二番目に深く考え結論として次の言葉を口走った!

とぉ…とりあず今、急いで本を出版したらただの自己満足に過ぎないから…。と話した。

出版会社担当者
本を出版する人はすべて自己満足の世界です!

と即言い返された。



それならここで夢を終わらせたくないですから…

と夢物語を諦めました。


☆余談ですが…仮に1,000冊売れたときの印税は2万円程度。
さらに1,000部のうち1部は特別な図書館に保管され
200部は雑誌編集者などに配る分で残る本は約800冊…全国の本屋の中から5店舗指定できる。

つまり100パーセント売れてもすでに258万円赤字である。




今思うと…なんだかんだ言い訳しながら
残念だったけど、僕の夢は260万円を超える価値は無かったみたいだったんだ。



そして、それから1年経過しました。



あのね・・・
、本気でカメラマンになりたいんだ。


あなたはただの写真好きなおじさん。
とことん売れなくてどうせスケベな写真集しか売れないハズ。
プロじゃないんだから。


そうだ! 僕はプロじゃないんだ。
こんな良いカメラで撮影してキレイな写真を取れなかったら
腕が悪い事になる。 そうだ! 才能がないと思われてしまう…。

いやいや、冷静に考えてみよう。



僕は今の君をもっと綺麗に撮りたいんだ。
そして世界中を旅しながら君と生活するんだぜェ!

どうだ…ワイルドだろォ



それなら私はルイビトンの財布が欲しい!



!・・・。 ならぁ! 僕はカメラが欲しい。。


時に夢とは現実の世界を案内してくれる。
















そして、昨日の出来事

親戚が僕に

『南日本新聞主催のフォトコンテストに応募してみたらイイよ!

多分あなたの写真なら入賞できるかも』

と励ましてくれた。

でも参加費は2,500円もするけど…


なんて…なんて優しい価格なんだろう。


その夢なら僕でも叶えられるかもしれない!


つづく。

「世界中へ愛を祈ります。」