
待望の楊琳ちゃん初主演の近鉄アート館公演「ロミオandジュリエット」。
元気な役柄、やんちゃなイメージの楊ちゃんの心優しいロミオ。
なかなか良かった。
オーソドックスなロミオとジュリエット。
宝塚歌劇の「ロミオとジュリエット」を散々観ている私には、何だか物足りない感じもしたけれど、こちらのほうが本来のロミオとジュリエットに近いのかもしれない。
全くの別物だから、比較したらダメね~(苦笑)
この舞台で特に印象的だったのは、霊廟の場面。
薬で眠っているジュリエットを見つけたロミオがジュリエットを死んだと思い、遺体と踊る。
そして、毒薬を口にし亡くなったロミオと眠りから覚めたジュリエットが遺体と踊る。
亡くなった恋人の遺骸と踊る場面は幻想的な雰囲気。
最後のフィナーレ前に少しのダンスがあるのみで、フィナーレも無音でかなりいつものOSKよりも大人しめでシックな雰囲気だった。
しかし!OSKのイメチェン?もここまで!
最後に桜パラソルと桜咲く国。
何だかシックな感じと桜パラソルには、笑えた。
いや、悪い意味ではなく…ベタなOSKらしさが微笑ましい~(笑)
さらに、楊ちゃんの挨拶が愉快。
様々な人々への感謝の気持ちを述べたあとに「お客様が観て下さらないと私たちの存在価値がありません」
本人も客席も笑い、楊ちゃんは隣の真麻さんに助けを求め、大丈夫だからの言葉を貰い…
さらに「存在する意味がありません」
真麻さんからなだめられて、やっと「観て下さるお客様がいらっしゃって、演技する意味がある」との言葉。
楊ちゃんらしい、微笑ましい挨拶だった。
そして、終演後の出演者さんとのハイタッチ!
ファンサービスの一環でうれしいけれど、舞台の余韻には浸れないなぁ~!
などと、思いつつも…しっかり皆さんとハイタッチ!
楽しいOSK観劇だった(笑)
