
宗谷岬からのバスが稚内の市街地に入る。大通りをバスがのんびり走る中、私は南稚内の駅最寄りのバス停を待ち構えていた。
というのも、バスを降りてから列車に乗り継ぐまでは数分しかない。それを逃せば、かなり長い間特急に乗らない限り、宿にたどり着けるかどうかが怪しくなってしまうのだ。
その上、バスは南稚内の駅前から少し離れたところを通る。宗谷岬までの行きしなに、どのバス停が駅に近いかはチェックしておいたが、そこで乗り過ごしたらアウト。それ以前に、バスが遅れたらおしまいだ。
幸い、バスは定刻通り目標のバス停に到着。そこから速足で歩くと、はたして南稚内の駅が現れた。

間もなく、1両だけのディーゼルカーが到着。幌延から乗ってきた車両に相違ない。まずはこれで名寄まで南下する。

抜海を過ぎて、さらに幌延を越え、ディーゼルカーは快調に飛ばす。といっても、トラブルが起きるような大した速度ではない。
そんな中、列車はいかにも北海道といった難読駅をいくつも通る。貴重な木造駅舎が残るここは雄信内(おのっぷない)。よくぞ当て字を思いついたものだと思う。

列車は天塩川に近づく。前日に雨が降っていたか、水は濁っているように見える。

かつての車掌車に外壁のリニューアルを施したと思しきこの駅は筬島(おさしま)。他に字はなかったのか。

南に下がるにつれて、土地に人の手が入った様子が見えてくる。

3時間以上をかけて、列車は終点の名寄に着いた。かつては鉄道の要衝だったこの街も、今は宗谷本線が通るのみとなっている。

ここからは快速で旭川へ。南を目指しての移動は半分も経っていない。

相変わらず駅名には興味深いものが多い。この和寒(わっさむ)など、冷涼な北国の地名としては上出来だろう。

遥か昔にはCM撮影が行われ話題となった比布駅。何のCMかは、言うだけ野暮というものだ。
ここまで来ると、旭川はかなり近づく。数駅ほどで、昨日乗った石北本線と接続する新旭川に着く。昨日見たばかりの車窓からの風景を再び見る。変な話だが、帰ってきた、という実感が湧く。

2日連続で旭川に着くと、特急旭山動物園号が発車間際となっていた。折角なので、いそいで写真を撮る。

乗れるものなら乗ってみたいが、流石に予定を崩すわけにはいかない。発車する特急を見送ると、別のホームへと向かった。
というのも、バスを降りてから列車に乗り継ぐまでは数分しかない。それを逃せば、かなり長い間特急に乗らない限り、宿にたどり着けるかどうかが怪しくなってしまうのだ。
その上、バスは南稚内の駅前から少し離れたところを通る。宗谷岬までの行きしなに、どのバス停が駅に近いかはチェックしておいたが、そこで乗り過ごしたらアウト。それ以前に、バスが遅れたらおしまいだ。
幸い、バスは定刻通り目標のバス停に到着。そこから速足で歩くと、はたして南稚内の駅が現れた。

間もなく、1両だけのディーゼルカーが到着。幌延から乗ってきた車両に相違ない。まずはこれで名寄まで南下する。

抜海を過ぎて、さらに幌延を越え、ディーゼルカーは快調に飛ばす。といっても、トラブルが起きるような大した速度ではない。
そんな中、列車はいかにも北海道といった難読駅をいくつも通る。貴重な木造駅舎が残るここは雄信内(おのっぷない)。よくぞ当て字を思いついたものだと思う。

列車は天塩川に近づく。前日に雨が降っていたか、水は濁っているように見える。

かつての車掌車に外壁のリニューアルを施したと思しきこの駅は筬島(おさしま)。他に字はなかったのか。

南に下がるにつれて、土地に人の手が入った様子が見えてくる。

3時間以上をかけて、列車は終点の名寄に着いた。かつては鉄道の要衝だったこの街も、今は宗谷本線が通るのみとなっている。

ここからは快速で旭川へ。南を目指しての移動は半分も経っていない。

相変わらず駅名には興味深いものが多い。この和寒(わっさむ)など、冷涼な北国の地名としては上出来だろう。

遥か昔にはCM撮影が行われ話題となった比布駅。何のCMかは、言うだけ野暮というものだ。
ここまで来ると、旭川はかなり近づく。数駅ほどで、昨日乗った石北本線と接続する新旭川に着く。昨日見たばかりの車窓からの風景を再び見る。変な話だが、帰ってきた、という実感が湧く。

2日連続で旭川に着くと、特急旭山動物園号が発車間際となっていた。折角なので、いそいで写真を撮る。

乗れるものなら乗ってみたいが、流石に予定を崩すわけにはいかない。発車する特急を見送ると、別のホームへと向かった。