昨日ブルーウェーブとバファローズの今季最終戦の記念にと思い、スポーツ紙を買い揃えたのですが、その中でデイリースポーツの1面を最初見た時は「なんじゃこりゃ!?」と思いました。
何せ大見出しが、
プロ野球に新リーグ!!
四国4県4球団
という、にわかに信じられないものでしたからね。
もっとも、早合点でドジをよくやる私のことです。
ひょっとしてデイリーのつもりが大スポと買い間違えたかとも思いましたが、ウェブの記事もありましたから、デイリーであることは確かです。
詳しい内容はウェブ記事の方でご覧いただけると思いますが、要は元BW監督の石毛氏が社長を勤める「株式会社IBLJ」という会社が、四国で1県1チームの独立リーグを結成するというのだそうです。
ただ、無責任などこかの誰かさんが冗談半分で新チームを4つでっちあげるというだけならまだしも、実際に新チーム4球団と新リーグまで結成となると、あまりにも話が大き過ぎます。まさかとは思いますが、それでも正直言えば、この手の話に胡散臭さを感じないではありません。
そう思って調べてみましたが、石毛氏が香川県知事と同県教委を訪問していたり、高知県知事が同社重役と懇談していたり、すでに動きはあったようです。
また、小さい記事ではありますが、今朝の日経のスポーツ面にもこの話が掲載されていましたし、今日のデイリー記事を見ると、四国の企業のスポンサー契約も内定しているようですから、これはいよいよ本当かも知れません。
とりあえず、現段階では構想の現実性を見極める必要がありそうですが、それにしてもこういう話は夢があっていいですね。記事を読むだけでも想像は膨らみます。
やはり社長が社長だけに、
リーグ名はポレ野球連盟(略称ポ・リーグ)
なのだろうかとか、
香川球団の栄養費はうどん現物支給なのだろうかとか、
そうなれば徳島はすだちで、
愛媛はみかんで対抗するだろうかとか、
高知は皿鉢料理と日本酒で接待しそうなイメージがありますが、
それだと未成年はダメですから、
高校生には海洋深層水で我慢してもらうことになるのかなど、考え出せば止まりません。
…すみません、いい加減マジメな話をしますね( ̄▽ ̄;)
確かに四国は野球熱の高いところですし、そこに目をつけたというのは大したものだと思います。もっとも、石毛氏は千葉出身で、四国には縁のなさそうな方ですから、ひょっとしたら四国出身で野球に詳しい方がバックについているのかも知れません。
ただし、新リーグが維持可能になるためには、当然興行として成功しなければなりません。しかも、記事を読む限り各球団には企業名が入らないのだそうですし、何より四国は人口も経済規模も大きくありません。
そのような中では、かなりしっかりとしたビジネス・プランが必要となります。少なくとも、毎年何十億も赤字を垂れ流すようでは、数年のうちに間違いなく破綻します。
となりますと、各球団は得られる収入は何でも稼ぎに行かなければなりません。サッカーやマスターズリーグのように、ユニフォームにいくつも広告を貼り付けることも避けられないでしょう。
ですが、それだけで費用を十分に賄えるかどうかは疑問です。他にもいろいろとアイディアを絞る必要があるでしょう。
で、私も例によっていくつか考えてみました。
① シリーズ命名権販売
地方競馬では最近レース名を個人でも自由に買うことができるようになっているそうです。これにならい、カードごとにシリーズ名の命名権を売るのです。その際にはある程度安めに価格を設定し、零細企業や個人でも購入できるようにすべきでしょう。
例えば「△△社創立30周年記念シリーズ」というのもよし、「○○さん誕生日おめでとうシリーズ」などとつけてもらった人は一生の記念になるでしょう。「□○・○△夫婦金婚式シリーズ」というのは子どもから両親への素晴らしいプレゼントになるのではないでしょうか。
② 練習試合対戦権販売
後で書くこととも共通しますが、恐らく予算の都合上、新リーグに現プロ野球レベルの選手が集まるとは思えません。むしろ、戦力外通告を受けたり、プロテストにあと一歩で合格できないクラスの選手が多くなるでしょう。
しかし、逆に言えば、現プロ野球の2軍チームや社会人チームにとっては、格好の対戦相手ができることになります。それを活かし、練習試合の対戦権を販売するのです。何なら草野球チーム相手でも結構。価格設定を間違わなければ、試合をこなせばこなすほど資金は貯まります。
③ アジア野球クラブ選手権の先取り開催
これは相手国次第なのですが、腰の重いNPBには実現できなさそうなアジア選手権を先に開催できれば、注目度は一気に高まるに違いありません。
ただし、ここでいう「アジア」は韓国・台湾だけというのではありません。むしろ、他の諸国のチームにも積極的に参加を呼びかけるべきでしょう。
特に中国の参加はぜひ得るべきです。何で見たかは忘れましたが、マスターズリーグが中国に遠征して大敗して帰ってきたという話もありますので、中国のプロチームのレベル的も侮れないかも知れません。
新リーグの優勝チームが毎年そういうチームと対戦すれば、レベルも上がるでしょうし、NPBとの差別化も図ることができると考えられます。
この他にも、試合毎の興行権販売による地方遠征や選手の副業容認(これはサッカーJFLのチームで実例があります)など、収入確保には様々な方法が考えられます。
とはいえ、そうして得られる収入といっても、今のプロ野球選手の年俸をまかなえるほどにはならないでしょう。ですから、バリバリの一流選手がこのようなリーグに集結するとは考えられません。
ですが、だからといって新リーグが成功しないと断じるのは、レベルの低いプロ野球チームは潰してしまえというのと同じくらい単純すぎます。地元にしっかりと根ざしたチームなら、強かろうが弱かろうが地元住民は応援するものです。
むしろ、今のプロ野球には入れないが、どうしても野球がしたい、野球ができるなら年俸は安くてもいいという人なら、このようなリーグに大挙して飛びついてもおかしくありません。
そのような中からもし珠玉の逸材が出てきて、NPBの球団から獲得の申し出があれば、相応の移籍金をもらって移籍させればいいわけです。現に、アメリカの独立リーグでは対価を得て選手をメジャーに移籍させる例があるそうです。
と、いろいろ書いてきましたが、この話の正式発表は明日30日だそうです。まずは、そちらを見てみたいと思っております。
ちなみに、昨日のデイリー1面には新チーム名予想と、四国各県の紹介が掲載されていました。
そこでは各県の主な著名人も書いてあったのですが、徳島のところを見ると、
後藤田正晴(政治家)、
上田利治(元プロ野球監督)、
坂東英二
(タレント)
ここはやはりツッコむのが優しさでしょうか?
何せ大見出しが、
プロ野球に新リーグ!!
四国4県4球団
という、にわかに信じられないものでしたからね。
もっとも、早合点でドジをよくやる私のことです。
ひょっとしてデイリーのつもりが大スポと買い間違えたかとも思いましたが、ウェブの記事もありましたから、デイリーであることは確かです。
詳しい内容はウェブ記事の方でご覧いただけると思いますが、要は元BW監督の石毛氏が社長を勤める「株式会社IBLJ」という会社が、四国で1県1チームの独立リーグを結成するというのだそうです。
ただ、無責任などこかの誰かさんが冗談半分で新チームを4つでっちあげるというだけならまだしも、実際に新チーム4球団と新リーグまで結成となると、あまりにも話が大き過ぎます。まさかとは思いますが、それでも正直言えば、この手の話に胡散臭さを感じないではありません。
そう思って調べてみましたが、石毛氏が香川県知事と同県教委を訪問していたり、高知県知事が同社重役と懇談していたり、すでに動きはあったようです。
また、小さい記事ではありますが、今朝の日経のスポーツ面にもこの話が掲載されていましたし、今日のデイリー記事を見ると、四国の企業のスポンサー契約も内定しているようですから、これはいよいよ本当かも知れません。
とりあえず、現段階では構想の現実性を見極める必要がありそうですが、それにしてもこういう話は夢があっていいですね。記事を読むだけでも想像は膨らみます。
やはり社長が社長だけに、
リーグ名はポレ野球連盟(略称ポ・リーグ)
なのだろうかとか、
香川球団の栄養費はうどん現物支給なのだろうかとか、
そうなれば徳島はすだちで、
愛媛はみかんで対抗するだろうかとか、
高知は皿鉢料理と日本酒で接待しそうなイメージがありますが、
それだと未成年はダメですから、
高校生には海洋深層水で我慢してもらうことになるのかなど、考え出せば止まりません。
…すみません、いい加減マジメな話をしますね( ̄▽ ̄;)
確かに四国は野球熱の高いところですし、そこに目をつけたというのは大したものだと思います。もっとも、石毛氏は千葉出身で、四国には縁のなさそうな方ですから、ひょっとしたら四国出身で野球に詳しい方がバックについているのかも知れません。
ただし、新リーグが維持可能になるためには、当然興行として成功しなければなりません。しかも、記事を読む限り各球団には企業名が入らないのだそうですし、何より四国は人口も経済規模も大きくありません。
そのような中では、かなりしっかりとしたビジネス・プランが必要となります。少なくとも、毎年何十億も赤字を垂れ流すようでは、数年のうちに間違いなく破綻します。
となりますと、各球団は得られる収入は何でも稼ぎに行かなければなりません。サッカーやマスターズリーグのように、ユニフォームにいくつも広告を貼り付けることも避けられないでしょう。
ですが、それだけで費用を十分に賄えるかどうかは疑問です。他にもいろいろとアイディアを絞る必要があるでしょう。
で、私も例によっていくつか考えてみました。
① シリーズ命名権販売
地方競馬では最近レース名を個人でも自由に買うことができるようになっているそうです。これにならい、カードごとにシリーズ名の命名権を売るのです。その際にはある程度安めに価格を設定し、零細企業や個人でも購入できるようにすべきでしょう。
例えば「△△社創立30周年記念シリーズ」というのもよし、「○○さん誕生日おめでとうシリーズ」などとつけてもらった人は一生の記念になるでしょう。「□○・○△夫婦金婚式シリーズ」というのは子どもから両親への素晴らしいプレゼントになるのではないでしょうか。
② 練習試合対戦権販売
後で書くこととも共通しますが、恐らく予算の都合上、新リーグに現プロ野球レベルの選手が集まるとは思えません。むしろ、戦力外通告を受けたり、プロテストにあと一歩で合格できないクラスの選手が多くなるでしょう。
しかし、逆に言えば、現プロ野球の2軍チームや社会人チームにとっては、格好の対戦相手ができることになります。それを活かし、練習試合の対戦権を販売するのです。何なら草野球チーム相手でも結構。価格設定を間違わなければ、試合をこなせばこなすほど資金は貯まります。
③ アジア野球クラブ選手権の先取り開催
これは相手国次第なのですが、腰の重いNPBには実現できなさそうなアジア選手権を先に開催できれば、注目度は一気に高まるに違いありません。
ただし、ここでいう「アジア」は韓国・台湾だけというのではありません。むしろ、他の諸国のチームにも積極的に参加を呼びかけるべきでしょう。
特に中国の参加はぜひ得るべきです。何で見たかは忘れましたが、マスターズリーグが中国に遠征して大敗して帰ってきたという話もありますので、中国のプロチームのレベル的も侮れないかも知れません。
新リーグの優勝チームが毎年そういうチームと対戦すれば、レベルも上がるでしょうし、NPBとの差別化も図ることができると考えられます。
この他にも、試合毎の興行権販売による地方遠征や選手の副業容認(これはサッカーJFLのチームで実例があります)など、収入確保には様々な方法が考えられます。
とはいえ、そうして得られる収入といっても、今のプロ野球選手の年俸をまかなえるほどにはならないでしょう。ですから、バリバリの一流選手がこのようなリーグに集結するとは考えられません。
ですが、だからといって新リーグが成功しないと断じるのは、レベルの低いプロ野球チームは潰してしまえというのと同じくらい単純すぎます。地元にしっかりと根ざしたチームなら、強かろうが弱かろうが地元住民は応援するものです。
むしろ、今のプロ野球には入れないが、どうしても野球がしたい、野球ができるなら年俸は安くてもいいという人なら、このようなリーグに大挙して飛びついてもおかしくありません。
そのような中からもし珠玉の逸材が出てきて、NPBの球団から獲得の申し出があれば、相応の移籍金をもらって移籍させればいいわけです。現に、アメリカの独立リーグでは対価を得て選手をメジャーに移籍させる例があるそうです。
と、いろいろ書いてきましたが、この話の正式発表は明日30日だそうです。まずは、そちらを見てみたいと思っております。
ちなみに、昨日のデイリー1面には新チーム名予想と、四国各県の紹介が掲載されていました。
そこでは各県の主な著名人も書いてあったのですが、徳島のところを見ると、
後藤田正晴(政治家)、
上田利治(元プロ野球監督)、
坂東英二
(タレント)
ここはやはりツッコむのが優しさでしょうか?
これからも、頑張っていこうとさらに思いました。
四国リーグにはやはり水島先生に、ぜひ協力してもらいたいです。
プロ野球のキャンプ地の所はどうするんですかね?
ひょっとして、既にイラストか何かのオファーが行っていたら面白いですよね。
今調べてみたのですが、以前と違って高知でキャンプを張っているのは阪神だけになってしまったようですね。
しかも、1軍の1次キャンプは沖縄ですから、以前のことを思えば寂しい限りです。
逆に言えば、春野球場という絶好の器が空いているわけですし、ここを使うと地元も盛り上がっていいかも知れませんよ。
正しくは「1軍が高知でキャンプを張ったのは阪神だけ」でした。西武のB班が春野で、バファローズの2軍が高知東部球場でキャンプを行っていました。
あわてて書いたらいけませんね。済みませんでした(冷汗
も、都市対抗なんて止めちゃって、すべてクラブチームにして、余力のある企業は地元のそれにスポンサードするの。
シーズンはちょい短めにして、その分秋には各地の上位チームを集めたトーナメントシリーズをやるワケ。
むろんそのためには、現行のNPBのチームは早々にファームを手放して、スリム化しておく。で、スピンアウトした元ファームチームはそのまま、もしくは解体再編成をしながら、地域リーグに参入するワケ。
かくして日本式メジャー・マイナー構造が出来上がるって寸法です。
むろん、それらの全てを統括する組織は、NPBなんかじゃなくて、新たに組織された「日本野球協会(仮称)」だったりする、と。
素晴らしい未来ですね。
ちなみに「日本野球協会」をググってみたら、「日本野球協会設立準備委員会」なるサイトにぶつかりました。
かなり笑えます。
だって、モノホンの方が下になってるんだもんなぁ。
>日本野球協会設立準備委員会
やっぱり笑えました。
もうダメダメ団体です。
結局、「活動休止」が正しいようで。
クラブ化も大賛成です。今は野球部を持ち続けられる企業が限られてきていますからね。クラブ化して広く出資を募るようにするのは時代の流れだと思います。
あとファームについてですが、ある程度今の1軍と連携を保っておくのもアリかと。シーレックスやサーパスなどを例にすればいいのではないでしょうか。
で、それらをご提案の「日本野球協会」が統括して、年1回は全国選手権。いいですねぇ(^^)
その全国選手権ですが、あまりチーム数も試合数も少ないと寂しいですよね。
ですから、8チームを2リーグに分けて予選を行い、上位2チームずつが決勝トーナメント進出、というあたりが妥当かと思いますが、いかがでしょう?
で、その「日本野球協会」、私もググってみました。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&q=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%87%8E%E7%90%83%E5%8D%94%E4%BC%9A&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja
確かに上のほうの準備委員会は…トホホでしたね(苦笑)
いや、たぶん交渉はしていたかもしれませんが、ひょっとすると「締め出された」かもしれません。
IBLJ社もあくまでNPBと一線を画すという意識が強いようですからね。
まぁ、それはそれでいいんですけど、こういうプロジェクトそのものには賛成なので、是非成功させてほしいものです。
ジョーンズさんがおっしゃる興行プランの中に「シリーズ命名権販売」というアイデアに思わずうならされました。
地域で協賛者を募って密着度が増す効果が期待できるし、さらにタレント(坂東英二とか)や著名人が冠試合を提供することでファン、ひいてはマスコミの注目度も俄然増してくるでしょう。
リーグとしてもイメージアップにもつながるでしょうから、積極的に行ってほしいサービスだと思います。
>日本野球協会設立準備委員会
本部・支部合わせて6箇所確認しましたが、どれも「死に体」のようです。
発足当時の勢いはどこへ行ってしまったんでしょうか?
まだ会員を募集中のようなので、遺志を引き継いで入会してみることにします(ウソ)。
しかし四国に比べると北陸は難しいでしょうねぇ・・・。出身者としてはプロがあればいいとは思いますけど・・・。石川県に関してはもはやありとあらゆる石川出身の偉人・有名人を軽く超えてしまった大偉人(地元紙の一面を毎日のように飾ってるようです)・松井秀喜に期待です。