タカツテツヤ blog 『My Back Pages』

シンガーソングライター高津哲也(ex.RUNT STAR)のブログです。

春のシンフォニー / 高津哲也

2025-02-01 | information


『春のシンフォニー』 高津哲也

01. 春風に乗って
02. ここにいて
03. ブルーにこんがらがって
04. 春のシンフォニー
05, 夜の太陽
06. Time To Love
07. 君の顔
08. Your Song
09. Brother Sun, Sister Moon
10. 夢のつづき

Produced, Written, Arranged, Performed, Recorded,
Mixed and Mastered by 高津哲也

Guest Player : 坂和也
M-1 : Piono and Organ
M-10 : Piano and Strings Arrangement

Recorded Jun 2024- Dec 2024
Released 1 Feb 2025

配信リンクはこちら
CD販売/通販はこちら(ディスクユニオン)

セルフライナーノーツはこちら

ーーーーーー

01:春風に乗って

丸くなって固く目をつぶって
いびきかいて寝てる君を見て
僕はいつだって救われているよ

君と会って毎日が過ぎて
晴れになって雨が降る日にも
君はいつだって嘘なんて知らない

春風に乗って君と
知らない街まで出かけたいな
いつか話したように

澄んだ空に声鳴らして
少しだけ魔法をかけるよ
ふたりして虹をかけて
君とだけ見える風追って
七色になって

夢なんていくつも失くして
燃えまくって白けすぎたね
僕らいつだって走りつづけてきた

春風に乗って君と
知らない公園鬼ごっこでもしよう
雨があがったら

澄んだ空に声鳴らして
少しだけ魔法をかけるよ
ふたりして虹をかけて
君とだけ見える風追って
七色になって
透明な傘を描こう

澄んだ空に影放って
もう少しこのままいさせて
ふたりして虹をかけよう
君とだけ見える風追って
七色になって

君とずっと春風に乗って

ーーーーーー

02:ここにいて

君が思っている通りの奴に
なることなんてできないんだ
ごめんよ

だけどそばにいて
どこにも行かないで
こんな気持ちじゃいられない

誰かのついた嘘なんていいけど
君は僕に嘘をつかないでよ

だからそばにいて
どこにも行かないで
どんな言葉も信じない

僕が言いたいこと言ったら
君には何が見える?
何も言わずここにいて
僕をあたためて

窓の外で降ってる
冷たい雨は止まない
何も聞かずここにいて
僕をあたためて

朝も昼も夜も
いつもいつでも
何も見えないような
感じなんだよ

だからそばにいて
どこにも行かないで
こんな気持ちじゃいられない

君が望んでるのは
僕じゃないんじゃないのかい?

だけどそばにいて
どこにも行かないで
こんな気持ちじゃいられない

僕が言いたいこと言ったら
君には何が見える?
何も言わずここにいて
僕をあたためて

窓の外で降ってる
冷たい雨は止まない
何も聞かずここにいて
僕をあたためて

何も言わずここにいて
僕をあたためて

何も聞かずここにいて
僕をあたためて

ーーーーーー

03:グレーにこんがらがって

雨の午後に思い出す
いつか見上げた空
深いグレーを

あれから愛を知り哀しみ知った
まるで何もないように雲は流れた

夢はいつか醒めるけど
君のそばにいるよ
幾千の想いが空に消える

何も知らないままでいて
たぶんこのままただ過ぎてゆく

僕らはいつまでも旅の途中
どんな事でもきっと忘れていく

夢はいつか醒めるけど
君のそばにいるよ
幾千の想いが空に消える

あれから愛を知り哀しみ知った
まるで何もないように雲は流れた

マーブル模様になるグレーの空が
渦巻き出して僕を飲み込む

星はいつか消えるけど
君とここにいるよ
止めどなく流れる時間のなかで

夢はいつか醒めるけど
君のそばにいるよ
幾千の想いが空に消える

La La La…

ーーーーーー

04:春のシンフォニー

いくつ季節過ぎても
胸はざわめき続け
静まることはなくて
争いは止まなくて

新しい風が
どこかへ吹き抜ける
僕を残して

シンフォニー
幾重にも重なる
喜び悲しみ抱え
美しく儚く春が奏でてる 
雨の香り
生まれてきたことを
君と祝おう
夜が明けるまで

目に見えることだけで
心は沈んでいく
そんなこと忘れなって
木々が囁くけれど

新しい罪を
引き連れ歩いてく
聴こえてるのは

シンフォニー
幾重にも重なる
喜び悲しみ抱え
美しく儚く春が奏でてる
雨の香り
生まれてきたことを
君と祝おう
夜が明けるまで

新しい罪を
引き連れ歩いてく
聴こえてるのは

シンフォニー
幾重にも重なる
喜び悲しみ抱え
美しく儚く春が奏でてる 
雨の香り
生まれてきたことを
君と祝おう
夜が明けるまで

シンフォニー
喜び悲しみ抱え
春が奏でてる

雨の香り
生まれてきたことを
君と祝おう
夜が明けるまで

ーーーーーー

05:夜の太陽

涙はいくつ流れ落ちた
疲れ果てて何も見えない

夜の真ん中
どこに続く道を
僕は歩いてる

The Sun in the night
Shining Bright

彷徨うこの魂を
ただ静かに照らしてくれ

風にどれだけ吹かれたなら
明日の空が晴れるだろう

The Sun in the night
Shining Bright

彷徨うこの魂を
ただ静かに照らしてくれ

———-

06:Time to Love

It’s time to love
今こそ そう思うような
夢じゃない明日でも昨日でもない

今は少しずつ深呼吸
ブルーな気持ち吐き出したら
こんなメロディ口ずさんで
空を蹴り上げ

It’s time to start
誰もが同じ風
晴れじゃない日にでも
太陽は登る

だから少しずつ背伸びを
虚しい気持ちも構わない
こんな言葉を口にして
空に放てば

いつも夏が過ぎていくままに
胸のメモリ解放する愛のパスワード
隠れたままの泡のような日々

Time to love

It’s time to stop
誰もが知っているのに
これ以上どこまで
誰のためなの

今は少しずつ深呼吸
ブルーな気持ち吐き出したら
こんなメロディ口ずさんで
空を蹴り上げ

いつも夏が過ぎていくままに
胸のメモリ溶かす愛のパスワード
探してるのは消えていくこの日々

いつか今を思い出すときに
それがどんな空の下だったとしても
途切れないでと祈るような日々

ーーーーーー

07:君の顔
 
少し眉間に力入れて
眩しそうに寝ていた君
寝ぼけ眼でにっこり笑って
僕の方を見てくる

そんな時がこんな毎日に
ひとつあるだけで
曇り空さえ晴れてくよ
大袈裟と笑うかな

もしも明日が来なくなったら
君と昨日へ逃げていこう

時間はいつでも未来に向かって
進んでいくだけじゃない

そんな風に思えることが
たまにあるだけで
冷たい雨も優しいよ
これだけは本当さ

そんな風に思えることが
たまにあるだけで
冷たい雨も優しいよ
これだけは本当さ

風に押されながら
どこへいこう?

君にも僕にも増えた
皺や白髪だって
いい感じ 本当さ
嫌だって笑うかな

君も僕もいつの間にか
歩くのが遅くなっても
構わない 本当さ
どこかまで行けたら

La la la…
君の顔を見てるだけで
曇り空さえ晴れてくよ
大袈裟と笑うかな

ーーーーーー

08:Your Song

春の雨が肩を濡らして
僕の季節が過ぎていく
胸を焦がして切なくなって
君を想ってる

もしも誰も信じなくたって
これは君へのメロディーさ
闇の中で飛ぶことを待って
あっためてたのさ

雨に光る 空に舞う
君に贈る声 僕はひとつ探して

時をとめて夢見てる
口ずさんで
その胸がいつか晴れるまで

愚かな男の恋のうた
心の中はからっぽさ
間違ったって外したって
君に歌うよ

雨に光る 空に舞う
君に贈るのは
生まれてのメロディ

時をとめて夢見てる
口ずさんで
その胸がいつか晴れるまで

雨は光り 虹になる
君に贈る声 僕はひとつ探して

時をとめて 夢見せるよ
口ずさんで
その胸がいつか晴れるまで

そうこの日々が褪せていって
いつか消えるまで

春の雨が肩を濡らして
傘もささずに歩いてる
胸焦がして 君への歌

ーーーーーー

09:Brother Sun , Sister Moon

太陽が何度でも登るのは
いつだって昨日までを忘れるため
そして今日が始まる

月がまたこの夜も欠けるのは
君と僕 胸の中映すから
そして明日がくる いつも

春の前やってくる嵐のなか
大きく動く振り子時計みたい
止まることなく

波はただ寄せては返す
今日もまた変わらない毎日を
洗い流し次の季節に連れてく

夏の終わり高く広がる空に
北の果てへゆっくり消えていった
雲のように

太陽が何度でも登るのは
僕たちが昨日までを忘れるため
そして今日が始まる

月がまたこの夜も欠けるのは
君と僕 胸の中映すから
そして明日がくる いつも

ーーーーーー

10:夢のつづき

夢の中でいつか見てた輝く月が
君といれば僕はここで
見れそうな気がする

いつか全てが 
消えていっても構わない

夏の夜に君と同じ夢を見ている
時が止まって ここで

夜露に濡れてる草に
ふたり座って
言葉にできない気持ち
風に揺らせて

目を閉じるたび
落ちていくような深い闇とか
全部忘れさせて
もう何もかも光の中へ

夏の夜に君と同じことを思ってる
このままここで眠ろう

夢の中だけで知ってた
こんな夜には
胸の中にあることを
見せてしまいたい

いつか全てが
消えていっても構わない

夏の夜に君と同じ夢を見ている
時が止まって 

夢のつづきの中
僕は君とここにいる
このままここで眠ろう

ーーーーーー

All Words & Music by 高津哲也
Comment

春のシンフォニー / セルフライナーノーツ

2025-02-01 | information


*クレジットと歌詞はこちら

こんにちは。皆さんお元気ですか。僕は元気にやっています。久しぶりで何かAIみたいな書き出しになってしまいました。この度、2月1日にニューアルバム『春のシンフォニー』をリリースしました。今回も張り切ってセルフライナーノーツを書いてみます。合わせてお楽しみください。

1:春風にのって
ロックンロールがやりたいと思い作った曲。イントロから最後までするする出来て、歌詞まで含めて全然時間がかからなかった。長年の盟友、坂さんにロックンロールでよろしく!とピアノとオルガンを頼んだところ、よしキタ!と実にナイスなテイクが戻ってきてバッチリ。実は曲順はアルバム中盤にしようかと思ってたんだけど、オープニングにふさわしい仕上がりになったのでトップに持ってきた。胸いっぱいのロックンロール。

2:ここにいて
たぶん20年くらい(!?)前に作った曲。気に入ってなかった訳でもないんだけど、バンドで演奏したことは殆どなく、もう少し何とかできそうだなと感じながら、たまに思い出して弾き語りでやるくらいだった。そんなで今回までデモも含めて録音はしてなかった。曲想は’70年代のラテンR&Bで、仕上がりは’80年代ベストテン時代の歌謡曲というテイストにもなった。J-POPというより歌謡曲と言いたい世代。ダンシングオールナイトという感じで、身体を揺らしながら口ずさんでもらえたら最高です。

3:ブルーにこんがらがって
曲の始めには使ったことがないコードの位置からスタートできないかなと思って作り始めたことがきっかけ。キーがAに対してC#m 、キーCだとするとEmからイントロなしで歌い出し。どっちにしてもトニックなので意外でもないかも知しれないけど、自分には新鮮でかたちになっていった。でも結局は、メジャーキーだけどブルーというか、高津節という感じになったような。。曲名はボブ・ディランの『Tangled Up In Blue(ブルーにこんがらがって)』と、XTCの『Wrapped In Gray』のミックス。歌詞は曲名を決めてから書き上げた。シングルはフェードアウトにしたけど、アルバム版はエンディングあり。ボーカルのミックスをアルバムバージョンはシングルより少し軽めにした。

4:春のシンフォニー
今回のタイトル曲。書いた時は地味だけど結構良い曲ができたかなと思ったくらいだったんだけど、今回録音をしながら自分にとって濃いものになっていった。自分が春生まれというせいもあるのか、春にはいろんな想いが重なる。メロディと言葉がマッチしたと思う。アレンジと演奏はシンプルに、メロディと言葉がすっと伝わるようにしたかった。桜の花びらがゆっくり舞い落ちていくイメージ。どうか繰り返し聴いてもらえますように。

5:夜の太陽
あるときデビッド・ボウイのアルバム『Heroes』に入ってる”Suns of the Silent Age”をギターで追っていったら、コードが無機的にひとつずつ上がったり、下がっていったりしているということが分かり、よくこんな進行で曲になるなあ、おれもやってみようと思ったことがきっかけ。結果、曲のキーが分からないような妙な感じになり、ロックのカタルシスもあり気に入っている。レコードで言うとここまでがA面。

6:Time To Love
サルソウル・レーベルのラテンな曲がイメージにあった。作ってから弾き語りでも歌ったことがなかったんだけど、今回のアップテンポ曲としてとりあえず録音してみるかと取り掛かったら一日でできてしまった。一瞬自分は天才なんではないかと疑ったが、胸に手をあてて考えてみたら全くそうではないのでホッとした。ともかくすぐできたので、即シングルとして配信をしたのだった。ブラボー。

7:君の顔
これもすぐにできた曲。メロディはともかく、歌詞は今になって書けたものだろうなあと思う。年をとるといろいろ書いてきて、書くことがなくなっていくというのもあるんだけど、年齢によって新しく書けることが増えていくんじゃないかとも考えるに至り、この際その考え方を積極的に採用することにした。また、同じことを何度書いても構わないのだという開き直りも芽生えた。なので時間もあまりかからなくなったのかも知れない。

8:Your Song
RUNT STAR時代の最後の頃の曲。元はエイトビートだったけど、今回は弾き語りのときにやっていた3/4拍子でアレンジ。3拍子にしたことで、よりポップに、僭越ながらポール・マッカートニー発、エルビス・コステロ経由、高津行きという感じになったような気もする。これら敬愛する遥か仰ぎ見る山脈のような師匠たちが聴いたら何と言うだろうと想像してみたりもする。そして去年36年ぶりに再結成して来日したフェアーグラウンド・アトラクションのライブとアルバムが素晴らしく、その余韻でビブラフォンを入れたアレンジにした。今のところ僕のベスト10に入る曲なんじゃないかとも思っている。

9:Brother Sun, Sister Moon
大勢で合唱できるゴスペルのような曲にしたかった。一度聴いたら全部歌える曲というのは長年かつ永遠の理想でもある。曲名はクリストファー・ホランドのアルバムタイトルから。これも曲名から歌詞を書いていった。歌詞は今回のなかで一番好きかも知れない。

10:夢のつづき
RUNT STAR時代の曲。殆どの曲はできたときのことは覚えていないんだけど、これはメロディができた瞬間のことを部屋の様子まで覚えている。Aメロが不思議で良い感じでなんだこれはと焦った。いつかちゃんと音源にしようと思ってて、今回ようやくできた。スティービー・ワンダーのバラードのイメージがあるメロディ。美しいピアノとストリングスは盟友、坂和也さん。書いたときから映画のエンドロールで流れるような感じもずっとあり、今回のラスト曲にしようと決めていた。

以上、ニューアルバム『春のシンフォニー』の覚え書きでした。自分のなかで、今までの中で一番手応えのあるアルバムになりました。

前作『Keep On Trippin’』から9ヶ月ぶりの今回のアルバム。コロナ禍に曲が沢山できたことをきっかけに、発作のようにリリースをしています。気づけばRUNT STARのデビューから今年で25年になるというのは驚くばかり。その昔、ローリング・ストーンズに『25×5』という25周年のビデオ作品があったけど、歴でいったらそこに並んだのかと思うと震えます。

これまでも好きにやってきたけど、今後いつまでできるか分からないと実感するようにもなってきたし、これからも好きなように、やり残しのないように、自分のたましいに従ってやっていこうというふうに思っています。

今回はCDをディスクユニオンでも扱ってもらえることになりました。間違いなく僕が生涯で1番買い物をしているお店に置いてもらえるなんて光栄です。通販も可能です。数量限定かつ期間限定の扱いになるので、ぜひお早めに、いや直ちにお求めいただけると嬉しいです。少年老い易く学成り難しとは良く言ったものです。これからお求めいただく皆さんに、あらかじめ心より御礼申し上げます。

今作もCDでも配信音源でも聴いてくれた方の愛聴盤になりますように。

高津哲也
Comment

Keep On Trippin’ / 高津哲也

2024-05-22 | information


Keep On Trippin’ / 高津哲也

01. Breezin’
02. Life Goes On
03. 愛の言葉
04. メモリーレーン
05. 春の夜
06. lt’s Alright
07. トゥッティ•トゥルーリー
08. 君がいた夏
09. 冬のダイヤモンド
10. 旅をつづけよう

Produced, Written, Arranged, Performed, Recorded,
Mixed and Mastered by 高津哲也

Guest Player: 坂和也
M-02 Wurlitzer & Strings
M-03 Acoustic Piano, Vibraphone & Strings
M-04 Acoustic Piano & Orchestra Instruments
M-06 Rhodes & Organ
M-07 Acoustic Piano & Organ

Recorded Oct 2023- Apr 2024
Released 22 May 2024

配信サイトLINKはこちら

セルフライナーノーツはこちら

——————

01: Breezin’

鳥が羽ばたいてゆく
朝焼けの空に
時間は流れ消えてく
何より確かに

風は花を揺らして
今も静かに
僕らここで生きてる
傷つき 立ち上がり

いつか空へ
舞い上がる日が
来るのを待ってる

La la la… 君と往く道は
La la la… 太陽が照らし
雨が荒い流した
グッバイ 夢のかけら

いつか旅は
終わりの日が
来るのを知ってる

La la la… 君と往く道は
La la la… 月が輝いて
La la la… 太陽が照らし
嵐が通り過ぎた
グッバイ 愛の言霊

La la la… 君と来た道に
La la la… 柔らかな光
風の歌が響く
グッバイ 夢のかけら

——————

02: Life Goes On

君との毎日が 空の果てまで
繋がっていること 僕は知ってるよ

Baby それが 例えばたまに
急にどうしても 見えなくなるときも

春の雨が 降る日 蜃気楼のように
街の信号さえも 煌めいて見えた

Baby なぜか 分からないけど
この日々を重ねていく このまま

いつか全てが 過ぎ去ったあとに
僕らを包む 愛が降りてくる

ずっと悲しみ越えて
あぁ今分かる Life goes on

君と往く毎日を 星の向こうから
見られたとしたなら 笑っちゃうかな

Baby それが
たとえ嵐に襲われて
また消えそうになっても

いつか全てが 過ぎ去ったあとに
僕らを包む 愛が降りてくる

時が埋めるなら 無くしたものさえ
光輝く愛よ降り注げ

ずっと悲しみ越えて
あぁ今分かる Life goes on

La La La… あぁずっと

——————

03: 愛の言葉

春に咲く花 夏の夜の夢
遥か古代から変わらないから
愛の言葉をひとつ探そう

君の身体に僕の魂
棲みついていつまでも
離れないのさ
愛の言葉をひとつ歌おう

君が抱えた寂しさは
涙になって星に光る
いつかは全てを忘れるから
僕らはそんな事を
繰り返しているよ

秋の風の声 冬の輝き
100万年だって雨に打たれても
消えない愛のメロディ刻もう
薔薇の香りにも負けないくらいの
愛の言葉を君に贈ろう

君が抱えた寂しさは
涙になって星に光る
いつかは全てを忘れるから
僕らはそんな事を
繰り返しているよ

夢の中の夢 僕の瞬き
100万年だって雨に打たれても
消えない愛のメロディ刻もう
薔薇の香りにも負けないくらいの
愛の言葉を君に贈ろう

——————

04: メモリーレーン

群青色 夜空の向こうに
星屑が散らばっている
誰かと繋がって
時を埋めて 流されていく

思い出が切り取る場面は
いつまでも色褪せなくて
少しずつ消えていく
記憶の中 立ち尽くしている

ひとつだけ
君が去ったあとの 胸の部屋に
立てかけたままの写真で
時はあのまま 止まっているよ

少しずつ褪せていく
記憶の中 月が浮かんでいる

ひとつだけ
君が去ったあとの 胸の部屋に
立てかけたままの写真で
時はあのまま 止まっているよ

雨が哀しみを洗い流し
川になって海へ流れて
いつか生まれた場所に帰っても
僕はあのまま 止まっているよ

——————

05: 春の夜   

小さい夜の真ん中 春がめぐる
あてのない悲しみに 花が舞うように

もしもいつか 生まれ変わって
こんな夜が また降りてきても

この声も溶けていく 夜の隙間
あなたの胸の中 星が光るように

春の風が 頬を撫でて消えた

この声も溶けていく 夜の隙間
あなたの胸の中 月が照らすように

大きな闇の中で 春は巡る
流れない涙にも 花が舞うように

——————

06: lt’s Alright

Di Di Da Di Di Di Da...

君と二人で どこまで歩こうか
明日の先まで 僕らはきっと大丈夫

どうにもならないくらいに
胸の中は空っぽさ
季節だけ過ぎて 涙もなくなって
まっさらな気持ち 誰かの声抜けていく

掃除もできないくらいに
頭の中詰まってた
馬鹿な想いなんて さっぱり消してく
君の笑顔で 僕はまた立ち上がる

明日の声は聞こえなくても
夢のつづき 空の彼方
君と二人で どこまで歩こうか
明日の先まで
僕らはきっと大丈夫だよ

季節だけ過ぎて 涙も乾いて
まっさらな気持ち 誰かの声抜けていく

明日の声は聞こえなくても
夢のつづき 空の彼方
君と二人で どこまで歩こうか
明日の先まで
僕らはきっと大丈夫さ

休みながらで 行き先なんてないさ
次の橋まで
僕らはきっと大丈夫だよ

lt’s Alright

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07: トゥッティ•トゥルーリー

いつまで経っても僕はこんなで
君にぴったりの奴になれないなあ
だけど信じて 僕はいつでも
君のこと考えてるよ

からくりなんて何にもないから
思う前にすぐにしちゃうのさ
だからごめんね 僕はいつでも
ほんと悪いと思っているよ

長い夜には何を想ってる
気になって何にもする気が起きないよ

僕のハート 半分くらい
君の物だと言っても良いよ
こっち向いて

Tu Tu Ru Tu Tu
Tu Tu Ru Ru Ru…

I Love You こんな風な僕でも
君にこのメロディをあげよう

いつまで経っても分からないこと
増えるばっかりなのはどうしてかな
だけど信じて 僕はいつでも
君のこと知りたいんだよ

長い夜には何を想ってる
気になって何にもする気が起きないよ

僕のハート 半分くらい
君の物だと言っても良いよ
こっち向いて

Tu Tu Ru Tu Tu
Tu Tu Ru Ru Ru…

I Love You こんな風な僕でも
君にこのメロディを歌おう

僕のハート 半分くらい
君の物だと言っても良いよ
こっち向いて

Tu Tu Ru Tu Tu
Tu Tu Ru Ru Ru…

I Love You こんな風な僕でも
君にこのメロディをあげよう

——————

08: 君がいた夏

胸に残る風の香り
あと少しでまた 夏がくるから
息を切って走り抜けた
真夏の光が僕らを押した

魔法のような事は
まったく起こらなくて
それが全てだった

もしも時が戻せるなら
君がいた夏まで
また今度なんて言わなかったよ
すぐ会えると思ってた

夏の終わり告げる風が
僕らの気持ちを
連れ去って消えた

あの夏を僕たちが捕まえなきゃ
眩し過ぎる空なんて知らなかった

いつも明日がまた来るのは
当たり前じゃないね
ただひとつだけ今言えるなら
ありがとう さよなら

永遠と繋がってた
君がいた夏の日
ただひとつだけ今言えるなら
ありがとう さよなら

——————

09: 冬のダイヤモンド

まさかこんな夜にも
月が見えるビルの向こう
口笛が描くこのメロディ

君に届くように願う
想いをどこへ向けよう
彼方の冬のダイヤモンドを

そっと見つからないように
足あと消して
夜のなか溶けてゆく

今宵 Star light, Moon shine

いつか空を飛べるよう
夢の中だけでもいい
君と見上げた星空よ

息はたましいと
星を繋ぐ細い歩道
欠けてく月を
君も見てるのかな

そっと気付かれないように
透明になって
どこかまで逃げていこう

今宵 Star light, Moon shine

——————

10: 旅をつづけよう

この長い道のり 君と歩いてく
春の陽射し匂い 桜が雲を隠して

昨日までの雨 濡れた舗道
手をかざし空見上げ

曲がりくねる道を 君と手をつなぎ
夏の嵐 夕立ち 雨宿りする猫たち

駅までの公園 背伸びして 深呼吸して
このまま 旅をつづけよう
少しずつ色を変えていく街
僕らが往く短い旅路は
空へと繋がる道

夢の足あと辿るように
秋から冬へ滑っていく

旅をつづけよう
少しずつ気持ちが変わっても
僕らが来た短い足跡は
空から繋がる道

旅をつづけよう
いつものまた逃げていく明日
僕らの先の短い登り坂
空へと繋がる道

君とずっと 旅を

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All Words & Music by 高津哲也
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Keep On Trippin’ / セルフライナーノーツ

2024-05-22 | information


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クレジット&歌詞はこちら

14年半ぶりだった前作『hallelujah』から、今回は7ヶ月という初期ビートルズばりの短いスパンでのリリースということになりました。タカツがやって来るヤァヤァヤァ!今回もセルフライナーノーツと合わせてお楽しみください。

1: Breezin’
アコースティックギターをつま弾きながら出来たメロディを発展させた曲。70年代のファンクをイメージし、90年代のヒップホップのようなトラックにしようとアレンジを進めた。ドラム、ピアノを入れてテンポを変えながらベースラインを詰めていくうちに、そよ風(breeze)というより熱風のようになっていった。これはアルバムの一曲目にしようと決めていた。ただ、仕上がる直前までなかなかしっくりくる形にならず、今回の中で一番時間がかかった。途中、今回はパスしようかと思ったくらいだけど何とか形になった。僕にラップができたら、ラップを入れたかったな。どなたかラップを入れてリミックスしてくれる方いないかな。

2: Life Goes On
曲ができた段階ではもっとスローテンポだったけど、間奏の展開をマービン•ゲイの『What’s Going On』をイメージしたので、ベースラインもジェームス•ジェマーソンのフレーズを元に作り、テンポをあげてアレンジを進めたら良い感じになっていった。こうなったら思い切り『What’s〜』にしようと、坂さんにウーリッツァーを弾いてもらい、仮で入れたストリングスをアレンジしてもらった。今どき『What’s Going On』な新曲なんてないだろうなあ…と思いながら、とても楽しみながら仕上げることができた。6分を超える僕にしては長尺の曲になった。

3: 愛の言葉
かなり以前、確かソロになった頃に作った曲。それまでに作ったなかでも特に気に入ってたことを、今回レコーディングをしながら思い出した。冒頭ふたつのコード、B△7とB♭7♯9 を繰り返しているうちに出てきたメロディを元に、途切れることなく最後までひと筆書きのようにできたのだった。愛という単語が隠れているメロディだと感じ、歌詞を書いた。きっとピアノが映える曲だろうと思っていたけど、坂さんのピアノとストリングスが、想像どおり美しく華を添えてくれた。ビューティフル。

4: メモリーレーン
どのアルバムにもバラードをひとつ入れようと思っていて、今回はこれ。僕のオールタイムベスト10に入るエルビス・コステロ & バート・バカラックの名作『Painted From Memory』をイメージした。YouTubeにもあげたデモの段階では、リズム隊にアコースティックギターとピアノを中心に、アイズレー・ブラザーズ版の『Don’t Let Me Be Lonely Tonjght』という感じもあったが、坂さんに鍵盤とストリングスを依頼したところ、流麗でソウルフルな素晴らしいオーケストレーションが戻ってきてしびれた。ミックスにも気合いが入った。これまでに書いた『Creepin’』『If You Really Love Me』『Fall』などに並ぶ自分クラシックと思える曲になった。

5: 春の夜
コロナが広まって観客入りライブが難しくなってきた頃、2020年4月の中野オルタネイティブカフェでのライブは、急遽、観客なしの配信ライブという形になった。初めての緊急事態宣言が出る数日前で、世の中が何とも言えない空気に包まれていた。そのライブで新曲として初披露した曲。前日に書いたと思う。メロディに呼ばれて、心のどこかの静謐な場所を描きたかった。ここまでがレコードで言うとA面。

6: lt’s Alright
ここからB面。大好物である60年代末から70年代のソウル・ミュージック、モータウン、フォートップスなどをイメージした曲。タイトルの『lt’s Alright』というのは、インプレッションズの名曲から。大切なのはlt’s Alrightと口に出すことだと、聴くたびに思い出させてくれる永遠の名曲にあやかった。往年のコーラスグループのように、メインボーカルの後ろでコーラスのリフレインが続いているというのを、前からやってみたかったのだ。マイケル・フランクスをイメージしたという坂さんの上品かつグルーヴィーなエレピがとてもワンダフル。

7: トゥッティ•トゥルーリー
3コードのロックンロールをやりたくて作った曲。ややこしいことは無しにして、ただただノリの良い曲をやりたかった。タイトルは♪トゥッ、トゥル…というスキャットから連想したリトル•リチャードのもじり。曲名はあとからつけたのだ。3コードの曲というのは作るのが難しいんだけど、良い感じになった。3コードの魔力。今回の中で最後に仕上げにかかったこともあり、これで最後だという開放感もあった。初期のエルビス•コステロ、ニック•ロウ、グラハム•パーカーなどパブ•ロックのイメージ。バンド編成のライブでトバしたい!

8: 君がいた夏
このタイトルはいつか曲名にしたいと思っていた。メロディがひと通り出来たときしっくりくる感じがして歌詞を書いていった。実はかつてLD&K Recordsで一緒だった平野航くんがやっていたユニットSunny Side Superstar のアルバムに『君がいた夏』という曲があり、曲もさることながら、当時からいい曲名だなあと思っていたのだった。今回検索してみたら、ミスター・チルドレンなどにも同名曲があることを知った。でも平野くんの曲以外はどれも聴いたことはないのだ。同名の映画があることは何となく知っていたけど、これも観たことはない。ともかく、メロディと歌詞がマッチした佳曲になったと思う。

9: 冬のダイヤモンド
アコギを弾いてたら、はじめの4つのコードとメロディが出てきた。なかなか曲にはしにくいモチーフかなと思ったけど、繰り返してるうちに先に繋がり、するすると曲になっていった。はじめは静かな曲のイメージだったが、コーラスを多めに入れたら華やかさが増し、印象的な良い仕上がりになったと思う。僭越ながら高津版の『Bluebird』(ポール•マッカートニー&ウイングス)といった趣きかな。

10: 旅をつづけよう
ラストはアコギの弾き語りを、ピアノ、ウッドベース、ドラムで囲み、スタジオで一発録りというテイストで仕上げた。シンプルにメロディと歌詞を主役にしようと思った。「旅をつづけよう 少しずつ気持ちが変わっても」という部分が、今回のアルバムで歌いたかったフレーズかも知れない。恐らく一生歌えるだろうという曲になった。

アルバムタイトル『Keep On Trippin’』は、カーティス•メイフィールドの『Back To The World』に入ってる同名曲からいただいたもの。このアルバムはカーティスの数ある名盤のなかでも特に好きな作品で、1973年作なので僕と同い年でもある。

今回、実は別の仮タイトルでレコーディングを進めていたが、制作終盤になって『Back To The World』を聴いてるとき、『Keep On Trippin’』って『旅をつづけよう』ということじゃないか!と繋がり、アルバムタイトルにすることにした。カーティスのは別れを歌ったラブソングで、意味は違いそうだけど、それでいいのだ。

それと「Trip」には「つまずく」という意味もあり、つまりこのアルバムは「旅をつづけよう」「つまずきつづけよう」と二重の意味にもなって、実に良いじゃないかと思った。いくつになっても何をしても、毎日つまずきだらけだ。それでも旅をつづけようと。

以上、『Keep On Trippin’』の覚え書きでした。聴いてくれた方の42分間が良い時間になるように、そしてお気に入りのアルバムになることを願っています。

去年1月にスタートした前作からのレコーディングが、これでひと段落。日々悶絶しつつ楽しみなら作ることができました。

前作同様、というかRUNT STAR時代からずっと鍵盤を弾いて付き合ってくれている坂和也さんに心から感謝しています。僕ん中では、坂さんは日本のジュールズ•ホランド!近いうちにまたライブでも!

前回のライナーノーツで書いたようにレコーディングしたい曲がまだかなりあるので、どんどんリリースしていこうと思っています。Keep On Trippin’ !!

高津哲也
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hallelujah / 高津哲也

2023-10-16 | information
hallelujah / 高津哲也

01. あなたはどこに?
02. 星の影
03. 冷めたコーヒー
04. 夢の中に逢いにきて
05. 神様のいたずら
06. ムーンライト・セレナーデ
07. レイニー・デイ
08. My Mind’s Eye
09. 冬の蜃気楼
10. ハレルヤ

Produced, Written, Arranged, Performed, Recorded,
Mixed and Mastered by 高津哲也

Guest Player: 坂和也
Acoustic Piano on M-01, 02, 04, 08, 09, 10
Erectric Piano on M-03
Organ on M-01, 04, 08, 10
Strings on M-03, 09, 10

Recorded Jan 2023- Sep 2023
Released 16 Oct 2023

ストリーミング&ダウンロードはこちら

セルフライナーノーツはこちら

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あなたはどこに?

僕らが走り抜けた日々は
今の毎日と早さがちょっと
違うのかも知れないと 途方にくれている

想いを口にすることだけが
伝える術だとは思わなくて
それでもあといくつか 言えたら良かった

足元で花びらがゆっくり
つむじ風に舞い やがてどこかで
霧雨になるようなこの気持ち

そんなことばかりが浮かんで
これはノスタルジーなんかじゃないって
言い訳しながら思うよ あなたはどこに

足元で花びらがゆっくり
つむじ風に舞い やがてどこかで
霧雨になるようなこの気持ち

僕らが走り抜けた日々は
今の毎日と重さもちょっと
違うのかも知れないと 途方にくれてる

そんなことばかりが浮かんで
これはノスタルジーなんかじゃないって
言い訳しながら思うよ あなたはどこに

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星の影

星の夜 君に吸い込まれそう
永遠と今 繋がれるような夜空 見てるから

ただ風が吹くたびに心は揺れて
果てしない宇宙で 二人ぼっちだから

もう少しこのままでいて そして
消えていく時間を止めてしまおう ここで
愛の闇の中 僕ら落ちてゆくよ 二人で

もうなぜと浮かんでも答えは逃げて
明日も何もないさ 二人ぼっちだから

もうずっとこのままでいて そして
消えていく時間を止めてしまおう ここで
愛の闇の中 僕ら落ちてゆくよ 二人で

生まれる前から知っていたような
こんな気持ちになって 止められないさ

もうずっとこのままいさせて そして
こんな悲しみを吹き消けすのさ ここで
愛の闇の中 僕ら落ちてゆくよ 星の影で

こんな悲しみを吹き消けすのさ ここで
愛の闇の中 僕ら落ちてゆくよ 二人で

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冷めたコーヒー

ベランダで冷たい風が吹いて
部屋を抜けた ひとり空を見てる長い夜

冷めたコーヒー ひと口 喉を過ぎて
自由ってなんだとつぶやいた
いなくなったあいつの声が
よみがえる こだまする

折からの運命に
巻き込まれ消えてしまう
誰のせいでもない 波は去る

冷めたコーヒー ひと口 喉を過ぎて
自由ってなんだとつぶやいた
いなくなったあいつの声が
よみがえる こだまする

石に刻まれたまま 色褪せた言葉
闇に放つ歌と彷徨う魂

読みかけの本 破って投げ捨てた
愛の行方なんて知るかよ
いなくなったあいつの声が
よみがえる こだまする

何も無かったように時間は過ぎて
全てが塵と消えていく
俺はただ待っている
風があの空へ連れていく

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夢の中に逢いにきて

夢の中に逢いにきて
僕の愛しかった日よ
あれからもう いくつもの
想いをやり過ごし 立ち尽くしてる

もしも願いが叶うなら
写真の中飛び込んで
あの頃の僕たちが 笑ってたとこまで
走って行けたら

今では 君の声も
何もかもが全部 遠く輝いてる
そう過ぎ去っていった
追憶の日々があまりに美しくて
今は 今でもずっと

夢の中に逢いにきて
僕の愛しかった日よ
あれからもう いくつもの
想いをやり過ごし 立ち尽くしてる

夏の空に 雲が高く
夕立ち 君とくぐり抜けて
夜空を眺めた

今では 君の声も
何もかもが全部 遠く輝いている
そう過ぎ去っていった
追憶の日々が あまりに美しく

もう君の声も 何もかもが全部
遠く輝いてるよ
今も 今でもずっと

グッバイ

夢の中に逢いにきて

——————

神様のいたずら

いつの間にかこんな 日々が過ぎてた
信じられない気持ちさ
たぶん、ねえ? 神様のいたずら

僕たちが出逢ったあの街も今は
すっかり変わってしまった
君は今どんな空見てるかな

細い路地を何度も曲がり
僕たち迷っていたね
いつでも何だか雨が降ってた
最後に会った夜にも
たぶん、ねえ? 神様はみていた
 
できたばかり 僕のメロディ
君に聴いて欲しかった

いつでも何だか雨が降ってた
最後に会った夜にも
たぶん、ねえ? 神様はみていた

いつの間にかこんな日々が過ぎてた
信じられない気持ちさ
たぶん、ねえ? 神様のいたずら

——————

ムーンライト・セレナーデ

もし神様がいるとするのなら
どうしてこんなに 悲しい夜が

誰のせいでもない 知ってるさ
君は人混みに消えていった
さよなら もう 戻らない

君が言いかけた言葉かき消して
誰かすれ違った あれで良かった

夜明けの光を待ってた
君といられたら 怖くなかった
さよなら もう 戻らない

月夜が 今 永遠を ずっと 歩いて
ここで立ちつくしているよ
月夜に 君浮かべて

夕暮れが夜に変わって
置き去りにされた 二つの伸びる影
さよなら もう 戻らない

月夜に 君浮かべて
さよなら 君とムーンライト

——————

レイニー・デイ

行き先なんて知らないのさ
同じところを回っているだけ
細かく優しい雨が 僕の胸を溶かしてく
今 君はどこへ

もうどこへにも行けないかな
こんな気持ちに名前はないんだ
たったひとつ言葉だけ
見つけられず消えていった
ただ いつも空は

レイニー・デイ 胸に音を立て雨が
ずっとただ果てなく 止みそうになくて
いつか どこか 雲の隙間から
青空が輝く 僕は待ち人

たったひとつ言葉だけ
見つけられず消えていった
ただ いつも空は

レイニー・デイ 胸に音を立て雨が
ずっとただ果てなく 止みそうになくて
いつか どこか 雲の隙間から
青空が輝く 僕は待ち人

夢が続くなら いつかきっと輝く
この雨のあと

——————

My Mind’s Eye

心の瞳 開くことが出来たら
あのとき何か言えたのかな

花が散ったあと 萌え立つ緑が
眩し過ぎるさ 空も何も

季節は変わっていくだけで
巡ることはないと気づいた

頼んでもない 明日が来るから
終わらないメロディ 歌をうたおう

何度でもめげて忘れて
夢なんてもう要らないんだ

止まないで欲しい 雨があがるなら
空の果てまで 言葉放とう

誰のせいでもない 今日はこんな風さ
頼んでもない 明日がくる

——————

冬の蜃気楼

夢の別れ道 行き先も知らず
それぞれ歩き出した
公園通りの上 ひとつ心残して
冬の蜃気楼 見えた

時は流れて 彼方に消えた
何処かで続く パラレルストーリー

Still of the night まだ明けない
夜の中 目を凝らしてる
Shining brightいつの日か
この心を捕まえて

時がいつか癒すって 誰か言ってたよ
忘れてしまうだけなんだ
季節は巡り 思い出は消え
何処かで続く パラレルストーリー

Still of the night まだ明けない
夜の中 目を凝らしてる
Shinning bright いつの日か
この心を捕まえて

もしもまだ この時間が
あの蜃気楼だったら
今もただ 彷徨ってる
この心を捕まえて

——————

ハレルヤ

君は君のままでそこにいてくれた
ただそれが 僕は嬉しかったよ

何も知らないところで 時間は僕らを
通り過ぎて 追い越していくんだね

今 秋の空に散らばる雲が
君の魂を運んで行くよ
何も縛られない自由なとこまで

雨が降り続いたら 次は晴れるって
知ってるけど いつもそうだったかな

想い出せることが少なくなっても
君がくれた言葉 忘れないから

今 秋の空に散らばる雲が
君の魂を運んで行くよ
何も縛られない自由なとこまで

ハレルヤ この日は 何番目かの夢
いくつ季節が過ぎ
君と話した明日が遠くなっても

今 秋の空に吹き上がる風よ
君の願うこと僕に届けて
いつかまた逢えたら その日が来るまで
何も縛られない自由なところで

La La La...
何も縛られない自由なところで

——————

All Words & Music by 高津哲也















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