駆け足11月の中で

イタリア旅行に行ったのは１ヶ月前
何をしていたのかわからない10月がすぎて
気がつけばもう11月も中場近くだ
家の回りにハクビシンが出没
その糞の後始末をしたり
あれこれ有象無象のお節介をしたり
この分でいくと あっという間にお正月が来そうだ

この二週間 電話相談の団体の広報誌を作っている
作ると言ってもメインの記事だけだから
さほど大変ではないが
とにかく初めての仕事なので少し緊張した

高校の時に新聞部に入り
大学ではクラブの冊子を作り
末息子の幼稚園では卒園誌を作った
そう！笑う不登校 という共著もだしたな
あとは100号をこえた松島新聞

昔から書くことが好きで
東京新聞の小さいコラムを書いていたこともあった
一年契約で 原稿を送る
何人か契約者がいるから
毎回私のものが採用されるわけではなかったけど
けっこう載る確率は高く はりあいがあった
載ると3000円もらえた 笑っ


大学を卒業する時 就職するなら出版社と決めていた
でも 女は結婚！というような父の教えに負けて
腰掛け就職はしたくないとか 斜にかまえ
就職活動もしないまま モラトリアムを続けたのだった
今思えば 残念だった
逃げないで負けないで就職すればよかった

まあ 過去を後悔してもしかたない

とにかく 半生は主婦生活ばく進の毎日だった
子育てを終え 親を見送り 自分を楽しめるようになった
西洋美術や仏像 古建築 など インプットもたくさんあった
アウトプットではヘルパーしたり PSWをとったりした
そして ご縁があってはじめた 電話相談のボランティア
そこで やりたかった編集の仕事に出会えるなんて！
まさか 広報を頼まれるなんて思ってもみなかった

メンバーもほぼ 初めて見知る方々で
人付き合い 人間関係の苦手な私は
どこまで 人と関わっていいのか
どこまで原稿をやり込めばいいのかわからなくて
とにかく誠実にまじめにこなしていた
そしてなんか気づいたら
編集長みたいなまとめ役をしていた
文才があるからとおだてられてね 笑っ

うん 素直に喜ぼうと思った
しばらくは年に二回の広報誌のお手伝いをしていこう
なにより 私をここに引き上げてくれたボスが大好きだから‥‥
彼女のもとで 働けるなら やりがいがあるというものだ

明日 最終チェックをして初校に出す
どんな 印刷ができてくるか 楽しみだ