そうそう、大事なことを書くのを忘れてた。
サロマの2泊3日、宿泊したのは「船長の家」という民宿。
調べると北海道をツーリングするライダー達に人気の宿のよう。
いざ到着すると...民宿というにはあまりに立派、かなり大きい。
増築したてと思われる部屋はピカピカ。
全室禁煙というのもアスリート(似非リート?)には嬉しい。
到着が遅かったため、すぐに食事。
食堂で自分達(4名)の名前を書いたテーブルを探すとどうにもおかしい。
テーブルの上の料理の数が多すぎるのだ。
でも書いてあるのは我々の名前。
よく見れば、確かにそれぞれの種類は四つづつ。
そう種類が無茶苦茶多いのだ。
そして...圧倒的におかしいのは、カニの量。
ボイルしたタラバが4杯、毛蟹が4杯、その場で活け蒸された大柄なタラバが2杯。
それにカニしゃぶ、カニ刺し、カニサラダ、カニ飯....
また、これが旨い!
初めは「翌日早くからマラソンなのに...」と引いていたのだが、段々食べることに夢中に。
次から次へと料理を持ってきて美味しい部分、上手な食べ方を教えてくれた蟹係りのオバちゃん
(我々は「蟹の精」と呼んでいた)の勧めるがままに、古来日本の由緒正しきフォーマットにのっとり
無口にほじりにほじりまくった。
翌朝、ウルトラ本番。
朝...というか3:00前という深夜出発のため、朝食はとれず。
しかし宿がお弁当を用意してくれた。
これが...持っただけでもズッシリ。
中身を覗いてみると、100kmも往復できちゃうんじゃないだろうかと思うほどのカロリーが詰まっている。
そして弁当の蓋には、船長直々の手書きの応援メッセージが。
うれしいものだよね。
ただ...実はみんな前日の蟹がまだたんまりと腹の中に残っていたので誰も手はつけられなかったんだけど。
あっ、ちなみに自分は翌日の空港で美味しく食べさせてもらいましたよ。
ということで宿は最高。
大会自体もとてもいい雰囲気で行なわれていた。
主催者も参加者も10回以上完走している「サロマンブルー」メンバーへの敬意が感じられるし
そのサロマンブルーの方たちも自分のような新参者にも言葉で、背中でいろいろ教えてくれた。
もちろんコースもいい。
本当は80km過ぎのワッカ原生地帯を走りたかったんだけど、次への楽しみだ。
悔しいけれど、気持ちはよかったよ。