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蝦夷犬(エゾイヌ)

渡りルート2000キロ 初の解明 絶滅危惧 シジュウカラガン

河北新報電子版 朝刊
令和5年5月23日 26/28

宮城県北部に渡って来て、千島列島にて繁殖していると見られていた環境省の絶滅危惧種に指定されるシジュウカラガンが、栗原市の『日本雁を保護する会』と千葉県の『山階鳥類研究所(秋篠宮が総裁)』が共同で、千島列島の中部にあるエカルマ島で繁殖をしていると推定されることを、GPSをつけた9羽を放鳥して、うち2羽の渡りの結果で確認したことを発表した。

私は個人的に山階鳥類研究所には気分的に良い印象は無いが、ここで多くの鳥類研究者を育成して、結果を出し続けていることには敬意を持っている。
千島列島が現在ロシアに実効支配されているため、エカルマ島に渡り観測することは不可能ではあるが、本来日本領であり、日本名の越渇磨島(エカルマとう)はアイヌ語の「エカリ・マ・ウシ(安全な船着場の多い場所)」に由来している。

今回のように渡りルートと繁殖地が特定されることで、近い将来には絶滅危惧種からハズレる大幅な環境改善の道筋がわかると、種の失われることが少なくなるかとも思われる。
幾分、面倒くさい書き方になるのは、断定のためには、飼育などで実績が積み重ねられることが必要であるため。

私は個人的に、渡り鳥はエサと繁殖の条件が揃う場所を求めるためと考えているが、それらについて山階鳥類研究所の果たして来た実績に対しても、敬意を禁じ得ない。

千島列島は現段階において、どの国に帰属するのかは未定である。
夢のような話をさせていただくなら、ウクライナ侵攻が完全な失敗と確定した時点で、ロシアは5カ国程度に分解されると考えられている。
その時に、分解直前にロシアが日本に、樺太と北方領土を含む千島列島全域を返還するなら、若干の異論や齟齬が表面化しても、方向的には決定されるのではという希望的観測を持っている。
それが正しい形であり、大東亜戦争の日本とロシア間の戦後処理に最善の方法と思うのである。
そして、危機的な渡り鳥の減少にも一定の歯止めもかかるだろう。
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