最後は大浴場とスパの紹介です。
「料理」で散々ケチを?つけたので、ここで少しはフォローしなきゃね。
吟遊の大浴場は「月音」と「月代」の2つが交代制。
写真は「月音」・・・それほど広くありませんが、目の前に山々が広がり
一切遮るものがなく素晴らしい景観です。
ただしここは源泉掛流しではありません。
塩素臭いと口コミにありましたが、確かに少し気になりました。
こちらは人気の「月代」
海外リゾートでおなじみの海とプールが繋がっているように見える
「インフィニティ・エッジ・プール」・・・マリーナベイサンズもそうでした。
それの露天風呂バージョンとでも言いましょうか・・・
山とお風呂が繋がっているような感覚にとらわれます。
う~ん・・・いつまでも入っていたいほど気持ちよかったです。
ここで、知らない女性に声を掛けられました。
「このお宿、何ヶ月前に予約されましたか?私は1年待ちました」・・・と。
するとその話を聞いていたもう1人の女性が「私は宿に電話しても空きがなく
JTBもダメ、近ツーでキャンセル待ちしてやっと今日来れました」と。
恐るべし・・・吟遊。
脱衣場もとてもシンプル。
夕方4時から6時まで、1階のガーデンラウンジで無料のドリンクサービスがあります。
やっぱ風呂上りはビールでしょ!
さて、次は「吟遊スパ」です。娘の今回の旅行の最大の目的はこのスパ。
上のガーデンラウンジの奥に回廊があり、スパ施設に繋がっています。
森の回廊を抜けるとそこは癒しのスパ専用パビリオン。
吟遊スパは一般な温泉旅館にありがちな大手のスパ専門運営会社や
エステサロンのテナントではなく、自社ブランドの本格的なスパです。
なので、直営ということもあり少しお値段が安めです。
おまけに宿泊者は1000円割引。(日帰りスパも可)
たとえばボディー60分だと「熱海ふふ」のシスレーや、「ベイスイート」のクラランスは
宿泊者割引も無く、だいたい2万近くしますが、ここは15000円。
まあそれでも15000円も出せば、普通の宿なら泊まれてしまう料金なので
やはりスパは高いですね。
中に入ると、アロマの香りが漂うこんな素敵な空間。まさにバリ風!
オリエンタルチックな室内着に着替え、この場所でカウンセリングを受け
「花・鳥・風・月」の中から好きな香りのボディーオイルを選びます。
娘は「花」、私は「風」を選びました。
(ぶっちゃけ4つの香りをかかされても、4番目の頃には1番目の香りを忘れちゃうんだわね)^^;
この水盤、夜はライトアップされ「ナイト吟遊」という特別な貸切空間になるそうです。
トリートメントに使われる粧材はもちろん、客室や大浴場に
置かれているスキンケア、ボディーケア、ヘアケア用品はすべて吟遊オリジナル。
開発から製造までとことんこだわって生み出されたものだそうです。
カウセンリングの後は、ここのお風呂に30分浸かります。
ちなみに吟遊のお風呂の中で、ここだけが源泉掛流し。
なのでもちろん塩素の匂いは一切せず。
自然の緑に囲まれたここはまるで別世界。部屋のお風呂より気持ち良かったです~~
まさに癒しのリラクゼーション・・・
施術はこの個室で。オールハンドのトリートメントです。
エステシャンのハンドテクニックの良し悪しって結構あるんですけど
今回の担当の方の施術は強めで凝った個所を丁寧に解してくれて
とても身体が軽くなりました。
1人に60分間、全身を使ってのハンドトリートメント・・・かなりの労力だと思うので
こういう値段になるのもちょっとうなずけますね。
写真家・蜷川実花のパクリ!?
以上で「予約の取れない宿」の代表?「箱根吟遊」のレポは終わります。
もちろん素敵な宿には間違いなく、館内のインテリアも景観も
客室も温泉もスパも堪能しましたが・・・
でも・・・正直言って、この内容と同等のお宿なら
まだまだ他にもたくさんあると思うのですが
どうして「吟遊」だけが1年先まで予約が取れないのか・・・
とても不思議でなりません。
多分、一度有名になった「予約が取れない宿」という噂や評判が
実態や内容に関わらず、どんどん一人歩きしているのかもしれませんね。
宿の方も、そんな評判にあぐらをかくことなく、これからも努力されていけば
本物の「人気宿」になっていくのではないでしょうか。
偉そうに・・・すみません。
箱根にはまだまだ行ってみたい宿がたくさんあるのですが
私の中でその最高峰が「ここ」↓
せっかく箱根まで行ったのでず~ずしくパンフレットだけいただいてきました。
いつかここに行ける日を夢見て・・・