
【写真:初山別郵便局@北海道・初山別村 2014年09月22日 14時33分撮影】
苫前郡初山別村
石狩から国道 231号線を北上し、終点の留萌からは国道 232号線に
引き継がれる。いわゆる「オロロンライン」。北海道を車で旅する者
にとって魅力的なルートの一つだ。
このルートを通ったのは何回目になるだろうか。1984年、1990年、
そして1993年からは毎年…。そうだもう「24回」になるんだ。旅程
の事情でこのルートを通過する時刻が毎回10時から16時になる。国道
232 号線を通過するのがおよそ13時過ぎ。その中で、不思議なことが
一つある。「国道 232号線の区間がいずれも晴天」なのだ。これは、
私の生活史の中で一つの「伝説」となりつつある。
そんなことはさておき、留萌を過ぎるとルートは、それまでのゴツ
ゴツした風景から、おだやかな風景に変化する。かつて国鉄羽幌線が
運行していた傍らを快走する。背後から照りつける陽射しを助手席側
からの海風が緩和してくれる。実に爽快だ。
留萌、小平、鬼鹿、上平、苫前、羽幌を過ぎるとルートは緩やかに
アップダウンを繰り返す。そしてやってきたのが…
初山別
実に旅情を誘う「音」である。以前にも書いたが、1984年に初めて
北海道を訪れた時に、冒頭の画像にある郵便局の前に車を停め、友人
と地図を確認した。「初山別って何て読むの?」なんて会話していた
ことを思い出す。昔は今みたいに携帯電話なんて無かったから、旅先
の記録を「はがき」にしたためて友人に送ったりしていたのだ。土地
土地の消印が喜ばれたりした。もう30年前のことだ。
そして30年後、今こうして同じ郵便局の前で今までの旅のプロセス
を静かに振り返る自身がそこにいる。
あと30年後…。2044年。こうして旅を続けているだろうか。また、
そのことを伝えるスタイルもどのように変わっているのだろうか。
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