【写真:道道 120号線旧道の歌登側のゲート 2012年09月27日13時21分撮影】
かつて歌登から美深方面へ通行するルートは、大曲付近で峠越えの
難所があった。冬期は通行止めに、夏期でも豪雨があると路面が崩落
し、通行止めになることもしばしば。離合が難しい区間が続きダート
ということで、一般車はかなりハードな運行を強いられていた。
その難所の区間に1994年12月「天の川トンネル」が開通したことで
その利便性ははるかに高くなった。「難所」であったルートは、トン
ネルの開通により旧道となり、その区間に主だった施設もないことか
ら、積極的な保守もされず時間が経過することになった。
旧道はどうなっているのだろうか。天の川トンネル開通後も、状況
確認のためにほぼ毎年訪れてきた。しかし、2000年を過ぎた頃であろ
うか。歌登側の進入口のゲートが(冒頭の画像のように)閉じられ、
通り抜け不能な状態が続く。ゲートの先は…。
橋梁の先は…
道はあるようなのだが、草が伸び放題。次第に橋梁のほうまで侵食
し、今年はついにご覧のようなありさまである。
この旧道は、このようにして自然に還るのであろう。ひとつの使命
を終え、緩やかにリタイヤしていく姿がそこにある。
かつての状況はこちらをどうぞ。
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