らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

368.宗谷丘陵

2006-11-08 | 01.Journey
【写真:丸山 2006年10月15日11時04分撮影】

 宗谷丘陵に入り始めたのは、いつのことだろうか。もう、かれこれ
10年以上になるだろう。新たな道が開発されるおかげで、わたしの
ような「旅人」が自然の奥深く入れるのだ。その自然に触れ感激する
いっぽうで、人間は自然から多大な恩恵を享受していることを忘れて
はいけないと思った。

 宗谷丘陵の「周氷河地形」は2004年10月に「北海道遺産」に認定さ
れた。稚内市からは、2001年10月に「稚内港北防波堤ドーム」が認定
されているが、他に類を見ない「自然が創り出した特徴的な景観」が
評価されたとのことである。

宗谷丘陵

 宗谷丘陵の稜線や谷は、「V字型」ではなく「丸み」を帯びている。
この日本離れした景観は「周氷河地形」の特徴である。これは、地表
や地中に対する凍結や融解によって発生する「流土現象」が、地表と
地中同時に発生するために、嶮しい山地が平坦でなだらかな波状地に
遷移したものである。この地形は今から1万年前の「氷河時代の末期」
に形成された。いわば、氷河時代の遺産なのである。

 この大自然の中を走行できるだけでも感謝である。できることなら
ば、宗谷丘陵を縦断する道道 889号線の沿線には、観光施設を建設し
ないでいただきたいものである。

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
井上和香咲内 (fkh)
2006-12-01 15:39:13
稚咲内のリンクが長すぎて、urlがとんでもないことになってますが、
そのままクリックすると陸地のラインが出てきません。
途切れた部分をコピペしてつなげてご覧下さい。
返信する
加工させていただきます。 (らば~そうる)
2006-12-01 18:09:36
to:すじさん

いただいたコメントですが
ブログの問題だと思いますが
urlが長いことによって本文を表示しようと
すると画面が破壊され画像も表示されません。
行を折り返し(加工)させていただきますよ♪

らば~そうる
返信する
そうや!給料 (fkh)
2006-12-01 18:14:33
ちょっとコメント古くなりましたが
宗谷丘陵。

やっぱりいいですねぇ・・・。
最初に魅せられたのが、もう20年以上前に出版された
堀淳一さんの著書「オホーツク(そしえて刊)」だったわけですが、
当時これ以外の書籍で宗谷丘陵を紹介している本は皆無でした。

94年でしたっけ?(げ。もう干支が一周してる!)らば氏と一緒に周ったのは。
このときは2回目の訪問でした。通算で4~5回訪れていますが、
ここ6年ほどご無沙汰しています。
風力発電の風車が立ち並んだり、舗装が進んだり、
観光バスが入るようになったりして、毎年毎年環境も変わってきているようですね。

さて、この宗谷丘陵の周氷河地形ですが、Google-Mapで見ますと

http://www.google.co.jp/maps?ie=UTF8&oe=UTF-8&hl=ja&q=
&z=13&ll=45.484327,141.926708&spn=0.086293,0.127544&t=k&om=1

本当に宗谷岬の周辺だけで発達していることがわかります。
ちょっと南に下がってしまうと、もう普通の原生林地帯なんですね。
それだけごく一部の特異な地形ということがわかります。

あと、こちら

http://w3land.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WC_AirPhoto.cgi?IT=
p&DT=n&PFN=CHO-77-3&PCN=C3&IDX=6

では、今から30年前の宗谷丘陵の姿をご覧いただけます。
丸山の自衛隊レーダーサイトもまだ建設中のようで、
この施設に通じるダート道、および牧場管理道らしき細い道のみが、
この丘陵地をほそぼそとうねっている様が見て取れます。
当時はもっと原始の姿に近い風景だったことでしょう。

かたや反面、宗谷岬近辺(大岬集落)

http://w3land.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WC_AirPhoto.cgi?IT=
p&DT=n&PFN=CHO-77-3&PCN=C1&IDX=6&PNO=1,2,3,4,5,6,7,8

については、今よりもにぎやかで国鉄の「DISCOVER JAPAN」に代表される
国内観光の全盛時であった様が伺えます、民家も密集しており、
過疎化になる前だったことでしょう。


年々南下&舗装化が進む道道889号線ですが、将来的には上猿払に通じる予定だとか。
稚内から宗谷岬を通らずに紋別方面に抜けるバイパスの役割を果たすと何かで
読んだことがあるのですが、そもそも必要なんでしょうかね?
交通量がめちゃくちゃ多いわけでもなし。道が狭いわけでもなし。
需要もさほどあるとは思えません。

バイパスとなれば、トラックの往来も増えますし、
無人地帯ということで、不法投棄や環境汚染の温床になることは十分考えられます。

いっそのこと、南端が国道や広域道道と接続されてしまう前に、
高速道路の建設の見直し同様、工事を凍結してもらったほうが、
この美しい風景と環境の破壊が少しでもセーブできるんですけどね。

などと勝手なことを一方的に延べてはいますが、
一旅人のざれごとであります。

最後におまけ。
らば氏の心のふるさと。稚咲内あたりの30年前の画像をお楽しみください。

http://w3land.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WF_AirMapMain.cgi?CMD=
21&XL=509367.830&YD=161960.389&XR=510515.129&YU=162605.
361&DT=n&IT=p&PYF=1000&PYT=9999&PPN=&PMN=&SC=N&LAY=
0H,3H,2H,181N,182N,183N,60H,61N,62N,63N,64N,48H,49N,50N,51
N,52N,91H,90N,81N,80N,79H,76N,74N,72N,71H,73H,77N,75N,78N,82H,83
N,84N,146N,145N,144N,143N,142N,141N,140N,139N,138N,137N,136
N,135N,134N,133N,132N,160N,159N,158N,157N,156N,155N,154
N,153N,152N,151N,150N,149N,148N,147N,92N,94N,96N,98N,100
N,102N,104N,106N,108N,110N,112N,114N,116N,118N,120N,122
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N,197N,198N,199N,200N,201N,202N,203N,204N,205N,206N,207N,208
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%cb%cc%b3%a4%c6%bb%c3%d5%c6%e2%bb%d4&LMK=
返信する
タイム・マシーン (さらぽわ)
2006-12-02 18:53:56
to:すじさん

本題のレスです。
この地ほど、過去の姿を見たいと思うところは
ほかにありません。
宗谷丘陵、サロベツ原野・・・
遠い昔の自然と「対話」ができるような気が
するんですよ♪
返信する

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