私の再出発

再出発しなければならないのは私だけではなく、日本を始め世界だと気付きました・・・。

次男の退院(網膜剥離)

2005-11-30 05:24:41 | 次男の病気
又、又、間が空いてしまいましたが、今回は退院までのことを書きます。


無事手術が終わって、退院まで平和に過ごせることを祈ってた私

手術前夜は4人部屋なのに、たった一人で過ごした次男。

術後の夜、個室から移ってきたMさん。50代半ばのとても優しそうな

おじさん。お隣のベッドには60代のYさん。症状が軽かったようで、

寝てるとき以外は殆んど部屋に居なかった。

入院初日からとてもにぎやかで元気な60代後半のさん

声もとても大きくてよく喋るおじちゃんに、私はとっても不安を感じた。

退院するまで、次男はこの部屋の中で殆んど過ごすことになるのに、

私も半日は次男のベッドのそばに居なくてはならないのにちょっと苦痛。

かん黙児で殆んど喋らない次男、周りは自分の父と言うより、おじい

ちゃんの年代。退院の日はまだ決まってないし、術後の不自由な体で、

あと何日、我慢させなければならないんだろう・・・

さんが、周りのおじさん達に話してることを聞くと、どうやらさんの家と

我家は車で5分くらいの所。おじさん達の会話を黙って聞いてたら、

どこに住んでるのか聞かれ、答えるとさんは、とっても嬉しそうに、自分

の家の近所だと言うことで、近くにあるお店のこととか聞いてきた。

お店とかはわかるけど、個人の名前を言われても、私自身今の場所に

越してきてまだ数年なので、さっぱりわかんないんだけど

ひょんな話から、さんのお孫さんと、うちの長男が友達だと言うことが

わかり、さんは、更に私たち親子にとても良くしてくれた。いつも次男に

売店で買ったパンを分けてくれた。本人は、食事制限があるので、看護

士に見つからないように、売店に行って買ってくるんだけど、どういう訳か

いつも看護士に見つかってた。他の食事制限をしてるおじさん達は見つ

からないのに

Mさんは、私が居ないときの次男の様子を話してくれて、いつも次男の

ことを褒めてくれたそんなMさんも無事退院していき翌日Yさんも退院。

Mさんの後には、やはり個室から移ってきたTさん。80代のおじいちゃん。

このおじいちゃん、かわいそうなことに1週間の間に3回手術してました

Yさんの後に入院してきたのが、背が高く、濃くて恐い顔のKさん

しかもダミ声。夫が休憩室でKさんを見かけて、なんかすごい人がいる

私がすかさず、次男の隣のベッドの人だよ・・・

入院してくる人によって部屋の雰囲気が変わるので新しく入院してくる

人にとても敏感に反応してしまう。

次男は両眼の手術の為、入院が長かったから、いつの間にか古株。

とっても恐そうなKさん、人は見かけで判断してはいけませんね

このKさんとさんの二人が次男の入院生活をとても楽しくさせてくれた

入院してからの次男は、少しずつだけど変わった。先生や看護士に聞き

たいことがあると、自分で聞けるようになった。周りの人に声かけられて

ちゃんと受け答えができるようになった。そのことを一番びっくりしてた

のは中学校の先生。中学校の先生は、転校して間もない次男の入院中

に何回かお見舞いに来てくれた。決して近い病院ではないのに。先生が

お見舞いに来ることを次男に伝えたとき、次男はとても驚いて、喜んでた。

その日の夜は興奮して眠れなかったとも言ってた。いろいろあったけど、

転校して本当よかったね。きっと前の学校の先生はわざわざ来てくれな

かったと思うよ。

もし来てくれたとしても、仕方なしに来たって感じだったと思う。

今まで、全く声に出して話さない次男が、この入院をきっかけに

先生たちの前でも声を出して話すようになった

さん、Kさんたちのお陰でもあると私は思ってる。

この二人のコンビは漫才を見てるようで、本当おかしくて、次男はよく

お腹を抱えて笑ってた。

ある日、夕飯を終えた後、看護士の目を盗んでカップラーメンを三人で

食べたことが、次男にとって一番の思い出になったようで、退院してから

も何度もそのときの話を聞かされた。


退院を心待ちにしてた次男。やっと退院の日が決まって喜んでた

退院の日の帰り、念願の回転寿司に寄って、大好きなネギトロ食べて、

とっても満足そうだったのに、1ヶ月ぶり近くの我家に帰ってきて、

喜ぶと思ったら、目のことが心配、今までは何かあってもすぐ先生が

診てくれた、なんだか落ち着かない、とっても寂しい・・・と言って

大泣き

それから1週間くらいは、今頃病院ではなにしてた、と思い出話

毎日の病院通い、大変だったけど、私もとっても充実してたな。

手術はとても辛い体験だったけど、他人との関わり合いを体験すること

ができて、次男がとても成長したように思う。めでたし、めでたし。

がっ・・・

2回目の検診日の前の夜、次男が突然右目がおかしい・・・

検診日当日、担当医師から右目が再剥離してます・・・やっぱり・・・











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2 コメント

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こんばんわ (虹のふもと)
2005-12-01 22:45:33
気分が変わっていいテンプレートですね。





心の栄養その2



休学中の高3の娘と小3の息子に、最近ハートのポケット式壁掛けに毎日メモ式手紙を入れています。最初は無視でしたが息子が喜んで返事を書いているのを見て娘も一言二言かいてくれるようになりました。



娘の場合、下の子に手がかかっていたのでその反動?赤ちゃん返りのような部分も少し感じました。



すこしずつ反応見ながら、子供が強く生きていけるために支えることが親の使命なのだと自分に言い聞かせ、いまこんなことしてます。



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虹のふもとさんへ (ru)
2005-12-02 02:14:47
こんばんは!



12月に入ったので、クリスマス気分でいいかな、とテンプレートを変えてみました。



でも、クリスマス過ぎたら又変えないと。



ところで、メモ式の手紙素敵ですね。なんだかほんわかとした感じが伝わってきます。



心の栄養になってるかどうかわかりませんが最近家族でカードゲームが復活です。



次男に強制的にやらされてるのですが、こういう時間も大切なんだと最近思えるようになりましたよ。



確かに、うちも下の子に手がかかりすぎて、上の子はしっかりしてたから、多少ほったらかしても平気だと思ってたけど、長男が退学してから、今までのこと振り返って、長男は長男であることにも疲れてたのかなと・・・。



次男のことで長男にとっては重荷になるようなこと言ってたし。





又素敵な心の栄養聞かせてくださいね。



私も息子たちに心の栄養になるものを考えてみます。



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