大奥

昨日、たまたま休みで、１日で、「大奥」初日。と言うことで、観にいってきました。
映画館で観るつもりなかったんやけど、千円やし、観ちゃおっか。と思いましてね。


以下、ネタバレあり。っていっても、だいぶん前に漫画の感想でネタバレしてますけどね。


まず、始まる前に、その前の上映を鑑賞していたご夫人が、出てこられまして、お友達と話されてたのですが、
「ニノは所詮ニノやな」
と言って、わたしの横を通っていかれました。
なんじゃそれ！？　つか、何様？
と思いつつ、中へ入りました。

で、内容。
やー。よかったですよ。
原作裏切ってないです。
忠実でした。ほぼ。
大倉くんが柏木役やったんですが、そこだけはちょっと、デフォルメされてたと言うか、少し変わってましたけどね。
「あれー？　死んだっけぇ？」
とか思いながら観てて、さっき１巻読み返したら、やっぱ死んでなかった。もっと強かでした。まあ、暇を出されてしまいますけどね。

玉木宏の松島、よかったなぁ。
堀北マキのお信、よかったねぇ。
思いがけず、柴崎コウの吉宗がよかった。
佐々木内蔵介（漢字あってるの？）藤波は、ちょっと、やりすぎなかんじがした・・・。


繰り返しますが、ほんとに、内容、よかったのよね。
原作先に読んで映画観てがっかりしいひんかったのは、今まで「ピンポン」しかなかったんやけど、ここに来て漸く２作目に出会えましたよ。
やー、素晴らしい。

あ！　わすれてた！　阿部サダヲの杉並！　すごいよかった！
原作にはないんやけど、水野が垣添にチューして、「ま、コレくらいは、いいよな。減るもんじゃないし」って、言い訳してるのを（ここまでは原作にもある）、最初はくすくす笑って、最後は大爆笑っていうの、あれ、なんかすごい好き。
しかし、あの人、ほんとに役者よなー。前から好きやったけど、今回のでさらに好きになったかもなー。


しかし、いつのまにやらＢＬがすごい市民権を得てきてたんやな。びっくりです。
よしながふみの作品を、あそこまで削らずに映画にしちゃえるんですもんね。しかも、ターゲットが腐女子だけじゃないってのが。ね。まあ、メインはそこかもしれんけど、客層見てる感じやと、そうでもなかった気がするしなー。いやはや。


映画終わって、出てるのは知ってたけど、何となく、ずっと買ってなかった「大奥６巻」と、買う気なかったけど、やっぱり気になってた「SUPER LOVERS」買って読みました。
うん。二冊とも、買って正解でした。
「大奥」は、やっと戻ってきたね。これ、やっぱ、大奥廃止のとこまで書き続けるのかな？　それやと、先はまだまだやな。
素晴らしき忠誠心が観られて大満足！　っと言いたいことろなんですが、なんかちょっと足りん。家宣と間部ね。かといって、綱吉と柳沢吉保のがいいかと言えば、それもちょっと違う。最後殺すのは、わかるけど、でもなんか、なぁ・・・。って感じ。
でも全体通しては、好きですよ。

「SUPER～」はね、正直、「八犬伝終わってからにして」と言いたい。
ほんで主人公、めっちゃ見た目かぶってるし。まあ、いいんやけど。
ガレージでのオヤスミのキスと、ベリーの「ぐいぐい」から「天にも昇るキモチっていうの？」までが、とっても幸せにしてくれる。はぁー。いいねぇ。
ああぁ！　ＤＶＤの中のチューも好きー。基本、オヤスミのキスが好きなんだな。
しかし、この人の書く女性はみんな強いな。。。。
そして子どもは子どもらしくない。
ああ、そして、書けば書くほど、ストーリーが良くなっていく。てか、わたし好みになっていく。買ってよかった♪
でも八犬伝も早く描いてね。あー、でも、あれは正直、終わって欲しくないからなー。続きは読みたいんやけど、終わって欲しくないっていう。本気ではまってるパターンやな。


さてさて最後に
仕事中、映画の方の「大奥」を思い返してて、
「松島、さ、光一くんがやっても、ちょっと、おもしろかったかもな。玉木宏は、あれはあれですごい好きやし、嵌ってたけど、光一くんの、ああいう役、見て見たいのよねー。いい感じに悪くて、いい感じに色気あるの。みーたーいーなー。あ、あと、エンディングがなー。どーもしっくりこんかったなー。ハッ。ああいうのに『暁』合うんじゃないの！？」
と、ちょっと、イタイ人になってた。
好きなものを好きと言ってるだけ、もしくは妄想してるだけ、といえばそうなんやけど、盲目的にはなりたくないのよね。
ま、これくらいなら、まだ大丈夫か。