昨年の11月18日 ララが天国へ旅立った。
まだ4歳7ヶ月だった。
巨大食道症という病気と闘ったララ。
初めて耳にした病名で病院から帰りWebで調べてみると
検索には少数しか引っかからない。
原因・症状など頭に入らなかった。その時 私の頭に入ってきたのは
『食道が拡張し、伸び切ってしまう為に食べ物を胃に送り込む事が
出来なくなります。他は元気なので食べたい気持ちがあり、けれど
食べると毎回吐いてしまいます。段々餓死に向かって衰弱していく、
残酷な病気です・・・。』と その部分だけ頭に残った。
どん底につき落とされた気分だった。
何なの この病気は。
どうしたら完治するの?
その後 調べた結果 完治はほぼ望めない病気だった。現状より酷く
ならないよう現状維持に努めること。
食道から胃に食べ物が入りにくいから 人間のように直立 もしくは
それに近い状態で食べさせ 食後は その仔の重度によって直立の状態
になるようにして15~30分位抱っこして重力で食べ物が胃に落ちる
ようにする。
ララはどんどん酷くなってしまった。
胃に落ちることなく食道に溜まった食べ物をたくさん毎日 吐出し
1Kgをきった ガリガリの体で体力の限界の中 吐き続けている
ララを どうにかしてあげたかったけど助けてあげる事は出来なかった。
フラフラになりながら吐いている時 そのまま死んでしまうのではと
何度も思った。
飛び出そうな程 大きかった ララの瞳は まぶたまでも痩せて窪んで
小さくなった。
ララの体をなでると全部の骨の形が分かるようで毎日 泣いていた。
本当にララは死んでしまうんだって。
どうすることもできないんだって。
助けてやれないんだって。
亡くなる2日前から入院をし病院ではご飯を食べなかったララ。
でも自宅に一時帰宅して「ご飯 食べる?」と言ったら反応して
ティースプンにちょっとだけだけど流動食を ひとくち食べてパパ
の手から少し水も飲んだね。
病院に迎えに行った時 先生が言っていた。
「入院してる ここ2日 何も食べてなく その間 食道に詰まってた
食べ物を相当吐いたけど それで胸が軽くなったのか さっき仰向けで
寝てたんですよ。」と。
ずっと辛かっただろうけど気持ちよく寝れた時間もあったのかな。
一時帰宅した日 たまたまパパも振休でパパもママもルビも
家族全員いるなか ママの膝の上で天国に旅立ったララ。

「クシュ クシュ クシューン」と変なくしゃみをするララ。

走る時 お尻を妙に低くして一生懸命なんだろうけど走るの
遅かったララ。

散歩が嫌いで家が一番だったララ。

家族が家にいれば24時間抱っこしてといわんばかりについて
きて足にカリカリして抱っこをせがんだララ。

溺れた夢でも見てたのか寝ながら水かきしてたララ。

くいしんぼうだったララ。

ルビが近ずくと気分によって唸る我が侭娘のララ。
ララに言いたいこと。
「生まれてきてくれて有難う。家族になってくれて有難う。」
「天国でいっぱい ご飯 食べるんだよ。全部 ララの栄養になるからね。」
「ララは永遠に大切な家族だからね。」

巨大食道症を抱えてる仔達。
飼い主の方 皆 その仔の胃にどんな食べ物が
入りやすいか フードをお湯にふやかしたり
ミキサーにかけ高栄養を取れるようヤギミルク
を飲ませたり とても頑張っている。
その仔の調子が悪い時は飼い主の気持ちもぐっと
落ち込む。私もそうだった。
巨大食道症の仔達の飼い主の方々の心強い存在であろう
アステカさん一家のブログ。
アステカさんが立ち上げた
巨大食道症掲示板
自分が知らない病気たくさんあると思う。
それに病気にじゃなくても毎日 殺処分や
いいかげんな繁殖者やSHOPのおかげで
命を落とす仔達がたくさんいる。
そんなニュースを聞くたびに思う。
人間はそんなに偉いの?
動物に携わる仕事 云々より先に それで
生活を得たりしてるなら、いいかげんな仕事
はするな。さぼるなと思う。
ララはブルーの因子を持っていてチョコタンが
生まれるからとブリーダさん宅に半年いたみたい
だが体が小さく子供を何回も生ませられないと思って
飼い主募集をした感じがした。(話してる感じ)
初めて会った時にララは吐出し病気のサインをだしていた。
そのブリーダーさんは病院に連れて行ったら胃炎ですぐ直り
ますからと説明。その人に聞いた病院の名前で調べてもそんな
病院どこにもなかったけど。
ララに会わせてくれたことだけは感謝だけど・・。
飼い主さん 全ての動物達が心穏やかに過ごせますように。