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Side-A

そろりと再起動

東独エリアへ

2006年06月13日 06時37分11秒 | 日記
ライプチヒといえば旧東独唯一の開催地。やっぱりなにかと違うのかしら~、と駅に降りたら違うと言うかなんというか、駅が美しい! コンコースとホームの間は巨大なガラス張りで仕切られて、その上建物は時代物の石造り(っぽい。建築とか歴史の知識の無さが露呈しております)。シャトルバスの中ではバッハがBGMで流れ、明らかに他の会場とは違う雰囲気にちょっと感動する。

スタジアムも、これまた年代モノ。いやスタジアム本体は新築で非常に近代的(むしろ日本の2002年型スタジアムに雰囲気は近い)のだけれど、立て替える前のスタジアムの建物がそのまま一部残されていて、それがプレスセンターなどの主要施設に使われている。

ただし、雰囲気はいいのだがなにせ建物が古くて狭く、プレスルームも2フロア(3・4階)に分かれていて、さらにカメラマンスペースも別のフロア(2階)、という変則スタイル。そしてそして、最上階(5階)からスタジアム本体への導線があるため、ひたすら階段を上り下りする事になる。まあ、それはそれで雰囲気あるんですけどね。

セルビア・モンテネグロVSオランダ戦。以前から気になっていたのだが、「サッカー好き」を自称するファン(特に男性)には、オランダ好きを自称するヒトが多い、気がする(偏見かなぁ)。通好みなのか? それとも、それを自称することがかっこいいのか? とか書くとオランダファンには申し訳ないのですが、いまだオランダをきちんと見た事が無い身としては、とりあえず生オランダを見たら、謎が一つ解けるかな、と思っていたわけです。

で、オランダ、しょっぱかったですね~。前半は、なんというかまあ堅実な。でもきっちり勝つところは、さすが。初めての生オランダの感想は――うーん。あんまり印象、残らないかも。いや、きっともっと何試合も見ればいいんですよね、きっと。うん。そうだそうだ。

終了後、またしても記者会見に出ていいとのお達しをFIFAからいただき、会見場へ……狭っ! パイプ椅子(的な簡易な椅子)を横に3個×2列(中央に通り道)置いたらもう一杯。3、40人入ったら一杯なのでは?? 鹿島より埼玉より横浜より、さらにはフクアリより狭い。五井ぐらいかも。そう考えると、Jリーグのスタジアムって、環境がいいんだなあ、とか思います。ハコモノとして、ですが。

今日は遠いデュッセルドルフに戻らなくてもいいので、それだけでかなり気楽なもの。駅前のホテルにチェックインし、(優良だったけど)無線LANを設定。早速またロケフリで日テレ「あさ4」。翌日の日本戦ネタで盛り上がってます。日本はどんな雰囲気なのかなあ……などと思いつつ、久しぶりに手足を伸ばせる広いベッドで(奮発して4つ星)、就寝。

ドルトムントで天日干し

2006年06月13日 06時36分42秒 | 日記
トリニタード・トバゴ対スウェーデン戦。もしテレビを見た方がいらっしゃったらご存知だとは思いますが、とてもよいお天気でした。本当によいお天気で、真正面から太陽が当たってまぶしくて、その上テーブルが灼熱に焼かれてやけどしそうで、おかげでこの日の出来事はすっかり忘れてしまいました。まる。

――というのは本当のことで、暑くて眩しくて、ろくすっぽメモも取れず。いやもともとメモは苦手なんですが(←ダメですジャーナリストとか言いながら)、暑さで意識がだんだん朦朧としてきてしまってもう。本当にトリニタード・トバゴは良かったんですがもう。もう少しでいいから涼しい状態で見たかった……。

この日は初めて(といっても2日目か)記者会見に出られることに。記者会見に出るためには、プレスシートのチケットを受け取る際に「はい、あなたは出席してもいいですよ」という事を示す別のチケットがありまして、それを貰うことができたのです。どういう基準でそれが判断されているかは不明。ともかくいただけたものはありがたく受け取る。

記者会見では、トリニタード・トバゴの監督がいい感じで渋く(有名な方ですしね)、英語が不自由な僕でも面白い会見でした。今回は会見に出る事ができたら録音する方向で準備していたため、早速トライ。持ってきたガンマイクのおもちゃ(というのは失礼か。オーディオテクニカの指向性マイクです)で録音。たしかにまわりのがやがやノイズが少ない。さらに、この日のマン・オブ・ザ・マッチのヨークの囲み取材も録音。サーバーに上げて、編集部にその旨メール。コメントが役立てば良いんですけどね。ネタとして。

ドルトムントはさすがに近く、とっとと宿まで帰り着く。翌日はライプチヒ。またまた遠距離。その上その翌日は、カイザースラウテルンで日本VSオーストラリアなので、デュッセルドルフまで戻ってくることはあきらめ、ライプチヒのホテルをインターネットで探して予約する。1泊分の着替えなどなどをパッキングし、少しだけ速めに就寝。

ドイツなのに。

2006年06月13日 06時36分08秒 | 日記
正直試合内容のディテールは(メモ以外)記憶に残ってなかったりする。開幕戦の高揚感と、自分自身にとっての感慨で舞い上がってしまって、平常心で試合を見ることができるようになったのは、後半が始まってからだった。

試合内容は、まあそれはそれはドイツ「らしからぬ」点の取り合い。つーか、「3点取られても4点取りかえす」サッカーをドイツがやるとは、さすがクリンスマン。もとFWが作ったチームだけあります(違うか)。ドイツのゴールそれぞれは、どれもこれも素晴らしいファインゴールの連続。特に4点目(だっけ)のダイレクトのロングシュートは痺れた!そこから打つか!そして曲がるか!今回はとりあえずドイツについては全面的に応援モードに入っているので(理由は、そのうち書きます)、大満足で試合終了。

再びプレスルームに戻り、もろもろ作業。そろそろ「Side-B」のネタも考えないといけないので、ネタ探しにうろうろ。ミュンヘンのプレスセンターはかなり広いのだけれど、でもそれを十分に埋めるだけのプレスの数(座席が1000席ぐらいあったはず)。試合終了後なのでごった返してます。が、しかしバーカウンター(が、あるんです。飲み物とかサンドイッチとかが売ってます)では、すでにプレス(主にラテン系と思われ)がくつろぎまくり。しゃべりまくり。一仕事おえたぜ~、って感じ。

対して、主に日本プレスは一生懸命原稿執筆!働きます!勤勉です!聞くところによると新聞も大変だけれど、エルゴラも試合終了後30分以内に原稿を送らないといけないそうで。皆さん大変です。

僕はと言えば、急ぎの原稿があるわけではないのでそのまま帰りたい……のだが。試合後どういう展開になるか、どのぐらい試合終了後に居る必要があるのかが開幕しないとこれまた判らなかったので、かなり遅い時間の列車を予約してしまっていたのだった。あと3時間もあるし。

まずは、何か食うことにする。といってもこの会場はサンドイッチしか(プレスルーム内には)ない、らしい。食う。硬い。でも結構美味しい。コーラをぐびぐびサンドイッチがぶがぶ。次にプレスエリア探索。食った後で、プレス向けのミニレストラン発見……。ううう。

気を取り直してまた席に戻って、しばらく日本のテレビなんかを見て時間をつぶす。しかし。それほど何かあるわけでもなく、じれったくなってあと2時間ぐらいあるかな~、ってところでスタジアムを出る事に。ちょうどシャトルバスの時間だし~。

――と、シャトルバス乗り場に行こうとするのだが、案内表示があまりにも曖昧なので多数のプレスが迷う。どのぐらいあいまいかというと、50メータープール2つ分ぐらいの面積に、「ここが乗り場」という表示がなんとなく3つぐらい置いてある。で、どこ?どこが本当の乗り場?

周りのボランティアに聞くと「あ、道をわたったあそこだよ」「入り口の前だから」「そのままそこにいればいいんじゃない?」全員言ってる事が違うし~。

どうやら開会式ということで、各国メディアがこぞって迷っているらしく、いろんな言葉が飛び交う。が、「で、どこなんだよ!」と言っている事はニュアンスで判る。こういうときの目つきは万国共通なんだなあ。「おいおい、どこなんだよぅ~~」と目で語る人々多数。

と、そこへ1台のバスが到着、みんなとりあえず乗り込む。万国共通の笑顔。「やっときやがったぜ」(たぶん)、といろんな言語が飛び交う……が、なんか雰囲気がおかしい。運転手とやりあっている連中数名、聞けばこのバスはIBC(国際放送センター)行きで、中央駅行きではないから降りろ、と運転手。いったん全員降りる。

でもまだ納得しない者多数。しばらく動向を見守っていると、おもむろにどやどやどやとプレスがまた乗り始める。「おーい、中央駅だぞ!」とかなんとか。要するに無理矢理中央駅に行かせようというつもりらしい、って無茶な。さすがの運転手もキレた模様で、マジ目にどやしつけて無理矢理な連中を下ろしてドアを閉めて発車。そしてまだバスは来ない……。

結局その20分後ぐらいに、バスが到着。スタジアムの周りが渋滞していて到着が遅れたのだそうで。ともかくシャトルバスは信用するな、というか先手必勝で早めに動け、だということを再確認する。

ミュンヘンからはひたすらICEで一路デュッセルドルフへ。帰りは夜行なので速度が遅かったのか、それともこれが標準なのか、1時間遅れの朝6時過ぎにデュッセルドルフに到着。爆睡……したいところだが、13時にはホテルを出ないと翌日の試合に間に合わない。シャワーを浴びて朝食を食べ、いそいそと準備をしたらもう12時。そのまま出発――。


ドイツ×コスタリカ、試合前とか

2006年06月11日 20時16分47秒 | 日記
メディアセンターからコンコースへ出ると、例の風船スタジアムの外側に出る。ピッカピカ~~~~。現実感がないというか、どうやったらこの形を考え付くのか?というか……。近くで見ると、あれ、相当の迫力です。

プレスシートはどこ??とまた聞きまくりながら、なんとかたどり着く。というか、ここまでノーチェックでは? みんな盛り上がりすぎて、セキュリティとか考えてないのか、それとももともとこういう予定なのか。えーっと、Jリーグより甘いです。普通にプレス席に紛れ込めちゃいます。いいのか?

席に着いて、メンバー表をノートに書き写し始める。今回は雑誌各誌の特集号のメンバー一覧のところを、ばらばらに切り離して持ってきた。これがあると、こちらのメンバー表(当然英語)と、日本語の表記がすぐ突き合わせてメモがとれる、という寸法。WSGの特集が、一番役に立っているかも。スポルティーバの「ちびスポルティーバ」は、一見役に立ちそうで、実はメンバー確定前に出ているので背番号もないし、そもそもメンバーにあたりはずれがあるので、いまいち。

おもむろに、バイオリンとかを持った人々がピッチ中央へ。隣に座っていらっしゃった賀川さんが「みんな、ハイヒールを脱いで持って歩いているね」とチェック。気づきませんでした。はい。

と、メインっぽい女性(背が小さめなのか、ガードについている人がデカイのか)が、しずしずと……あれ、この人はヒールのままだ。いいのか?メインだからいいのか……?

セレモニーもこれで終わり(だったと思います。なにしろ舞い上がっていたので記憶が前後してます)、あとはキックオフを待つのみ。突然場内に「It's comm'ing home, It's comm'ing, football comm'ing home....」スリー・ライオンズだあっ!!!!

EURO96のテーマソング(というかイングランド代表の応援歌)。場内大合唱。響く歌声。みんな歌っている。あれから10年、ドイツはタイトルを取ってないからなぁ。想い出の歌なんでしょうか。気持ちよく、こちらも鼻歌を歌っていたところ、いよいよサビ前、というところでフェードアウト。あ。サビになるとほんとに「イングランド代表の歌」になっちゃう。そりゃ歌えないや。

選手紹介。叫ぶアナウンスと、応える観客の掛け合い。すさまじい音圧。本物だ……。


ミュンヘン・メディアセンター

2006年06月11日 20時15分39秒 | 日記
ミュンヘンに到着……の前に、ちょっと小道具を準備。中央駅(Hauptbahnhof、はうふとばーんほふ、というのですが、こちらでは「ばーんほふ!」あるいは「ばーのふ!」といえば大体通じる模様)からスタジアムがかなり距離があり、さらに最寄り駅から結構歩くそうなので是非メディアシャトルバスを使いたい。しかし、どこにシャトルバス乗り場があるかが、まったく予想できない(事前の資料にはどこにも記述無し)。そしてその上、列車が遅れてメディアバスの発車時刻がぎりぎり。

なので、ボランティアとか駅員とか警官とか、とりあえず知っていそうな人にすばやく「メディアバスはどこ???」と聞くために(言葉だと結構通じないんです。英語がただでさえ下手だし、もともとここはドイツだし)、メモに『Media Shuttle:Where???』と大書きしたものを作成。ポケットに持っておき、めぼしい人を見つけたら見せて聞きまくる!という作戦を立てる。

到着……と同時にダッシュ! 乗っていた列車が駅の入り口から遠い場所なのは判っていたので、とにかくダッシュ! 途中で知り合いを追い越した気がしたけど、今日は気づかないふりしてダッシュ……だめですだめです息が切れました。あと20メーターでへとへとと歩き出し、まず1人目にメモをぐぃぃっと差し出し「どこ?」と目で訴える。「えーっと、そこを右に行って右だよ」右に走る。もう一人警官を見つけて、またメモを差し出す。「そのまま出口を出て右だよ」。出口を駆け足で出る。右を見るとバス。そしてプレスパスをつけた人々が人だかり。これか?

とりあえずずんずんずんと人をかきわけ、運転手に「めでぃあしゃとる???」と聞く(もちろんメモつき)。「んー、これじゃないよ、ずーっとむこうの、あれ」指差す方向にバス。ひとがあんまり居ないところをみると、どうやら「このバスは違うのか?」と集まってわいわいやっている人々だったらしい(このパターン、この後も何回もありました。シャトルバスの運用がこの時点ではずるずるです)。で、もうひとつのバス(50メーター以上向こうにあった)までまたダッシュ……この時点で予定の発車時刻になるかならないか、だったのだが、とりあえず間に合って乗車。その後、先ほどもうひとつのバスにたかっていた人も来て、ぎゅうぎゅうに押し込まれる。暑い。そしてみーんな荷物が多い(カメラマンさんとかも一緒ですからね)。く、くるしい……。発車。そしてすぐ渋滞。とにかくスタジアムまでずーっと渋滞。暑さ+人の熱気で冷房がきかない……。

暑さでぼ~~~っとしてきたところで、スタジアムに到着。どっちに行くの?入り口は?と聞いても、なんとなく「んー、あっち」とあいまいに指で示される。よくわかっていないことを確信(これもこのあと繰り返されます。何処に何があるか、をまだ大会が始まった当初で把握出来てないんですね)。あとは自分を信じて歩く。なんとなく雰囲気で歩くと、それらしきゲート発見!また人だかり。セキュリティーチェックらしい。プレスパスには2次元バーコード(QRコードっぽい奴)が印刷されていて、それを「ぴっ」とやらないと、まず第一関門を通過させてくれない。が、「ぴっ」ができる機械を持っている人が2人しかおらず、大渋滞。「ぴっ」と鳴らしてもらって、今度はX線検査へ。空港並み、いやそれ以上の警戒です。開けて見られることはなかったものの、X線画像を拡大したりいろんな角度から見たり。成田空港比で3倍ぐらいの時間を使いながら、なんとかゲート通過。

この時点で、スタンドに入るための「メディア・トリビューン・チケット」の配布締め切りまであと20分弱。やばいか。また小走りで急ぐ。予想通り、階段、階段、階段・・・・。たぶん6階分ぐらい上ったところ(数えてませんが)で、メディアセンター到着~。

広い!とにかく広くて綺麗なメディアセンターでした。スタジアム内なのに。すげえなあ。で、チケットカウンターは……その広~い部屋の一番奥。人を掻き分け掻き分け掻き分けつつ、なんとかカウンター前へ。チケットを受け取る……をを、硬い。これがチケットか~~~、とちょっと感動し、机の上に置いてさっそく物撮り(ちがう)。

チケット受け取りの締め切り時間が、キックオフの90分前。つまり、あと1時間以上なんとかしてすごさなきゃ。と思ったら、テレビにペレとか。ていうか、セレモニーがあったんですね。把握してなかった。正直バテバテだったのと、まあ画面で見ればいいか、と軟弱に逃げて、メディアセンターの画面でセレモニーを鑑賞。

今回初めて、メディア向けのインターネットサービス繋いで見る。結構快適。スピードテスト(東京との間の、だけど)をしてみると、スループットで上下1メガ以上出ている。結構優秀じゃん。なので、調子に乗ってロケフリで日本の中継を見る。画面はメディアセンターの大画面、音声は日本のテレビ(5秒ぐらいディレイがあるけど)。うーん、帯域の無駄遣いだ。反省しつつ、でも見る。各大会の優勝メンバーが続々登場。をを。日本の音声でだれがだれか解説があるので、わかりやすい。これがスタンドでできれば……でも、スタンドでの接続は1試合あたり1万5千円なんです。無理ですそれは。1500円なら考えるけど。

ついでにスカイプで自宅と通話。テレビを見ながら「を、リティじゃん!」「ギドはいない?あ、いた?」とか茶の間感覚で雑談。やっぱり帯域の無駄遣い。だって、6万円分(使用料金です)元をとりたいしー。

とかアホなことをやっているうちに、セレモニー終了。ちょっと暇になったのでバカスカと日記を書く。ミュンヘンに到着したところまで書き終えて、いよいよスタンドへ。

ミュンヘンへ

2006年06月09日 20時11分20秒 | 日記
体内時計の関係なのか、また目覚まし時計に頼らず6時に起きてしまう。ていうか今日は9時台の電車でミュンヘン行きなので問題なし。さくさく準備してさくさく朝食を食べて出発。

ふと、路面電車にチャレンジしてみようと思い立つ。歩いて中央駅まで20分ぐらいあるのだが、もし電車が使えれば(たぶん)半分以下。なんとか早いうちにマスターしておきたい。じっくり路線図を読み込んでから、近くの停留所まで歩く。行って見るとおじさん(推定体重100キロ前後)が1人。えーっと、ここから中央駅に行くには……と話かけると「なに、中央駅?それならワシも今から行くから一緒に来なさい」っぽいことを言われる。ちょうどそこに電車が。事前の学習では通っている路線4本のうち3本は駅にいくはず。番号はおそらく大丈夫。100キロおじさんにあれですよね?と話掛けようと目線があったところで「あれだ。あれにのる」的に気勢を制される。口を開かせてくれません。乗って見れば2駅で到着。料金は支払わず……というか、だれもチェックしてません。どうもこの国の鉄道は、1駅2駅はただ乗りが普通らしい(本当か?)。

予想よりはるかに早く駅についてしまったので、ホームのHotspotに繋いでメールとかいろいろチェック。ついでに書いていなかった日記とかも書きつつしていると、あっという間に電車の時間になってしまい、慌ててパソコンを仕舞い込み乗車。ミュンヘンへGO!!

今回は今までで一番長い距離の移動(5時間)、かつ駅からスタジアムまでが遠い(メディアガイドによるとバスで30分)ということで、いろいろ考えてパッキングしてきていた

・ポイントその1:暇つぶしネタを用意
とりあえず5時間すごせるネタを用意。未読の本1冊(これが予想外に足りなかった)と、ipod(今まではまだどのぐらいの危なさなのかとかが判らなかったので封印していた)。それから、「日記を書く」という仕事。

・ポイントその2:飯をしっかり(多めに)食う
一人旅なのだが、席に荷物を置いてそのままで大丈夫かがまだ不安。なので、できるだけ席を立たなくていいように(食堂車にいかなくていいように、ですね)朝飯を多めに。

・ポイントその3:とにかく荷物を軽くする
下手を打つとメディアバスに乗り遅れる恐れがあるので、それに備えてとにかく軽く。本当はいろいろ撮影したかったけど、カメラもコンパクト1台。それ以外もシュリンクして身軽に。

まずは読書。あんなに話題になった割りに未読だった「オシムの言葉」を読む。痺れるなあ。いいなあ。きっちり取材してるし、プロの仕事ですね。うん。散々「語録」は聞いてきたつもりでも、裏づけ取材がしっかりされているので本当にグサリと来る。

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とりあえず8割がた読んだところで、昨日の日記を一気に書く。書いて見ると思ったより長くなり、ちょっと反省。だらだら書いても面白くないなあ。日記を書き続けられる人を本当に尊敬します。僕はこういうイベントでも無い限りとても無理。ボンはネタが多かったからいいんだけど。

返事を出してなかったメールの類も、この際なのでどんどん書いておく。元々筆不精で不義理ばかりしているので、結構ある。まずいなあ。レス速い人、尊敬します。

ふと思いついて、駅に停車したタイミングでホットスポットに繋いで見ると、あっさりつながったりする。東京メトロと同じですな。つながっている間にメールをどどーっと送って、mixiに日記をちゃっちゃとアップ。ついでにひとの日記にコメントをさくっと。駅に止まっている時間が長いので、結構いろんなことが出来てしまう。この調子で主要駅に止まったところで接続、を繰り返す。これだけで結構暇がつぶれるんですよ。

と、4時間を過ぎたあたりでさすがに腹がへってくる。2両となりの列車は食堂車(のはず)。しばらく様子を伺っていたが、どうやら駅から駅の間なら荷物は置いておいても問題なさげな雰囲気。とはいえまだ不安なので、急いで食堂車へ買出し。急いで走っている列車内を歩くので、予想通りふらつく。あちこちぶつかる。こけそうになる。ドイツ人から「やぱーな~」とか指をさされる。くぅ。これからお前らの国を応援しに行くんだぞ。サンドイッチとクロワッサンを買って席へ。駅でコーラを買って置いたのでむしゃむしゃ。

このあたりで難なく5時間経過。ICEの乗り心地のよさは大きいですね。というか1等車の。ミュンヘン到着~。

ボンへ(8日)

2006年06月08日 20時10分32秒 | 日記
もう翌日から開幕なので、今日しかボンの日本代表キャンプへ行くタイミングが無い。さすがに一度も顔を出さないのはまずいので、昼前に出発してボンへ。電車で40分ぐらいで到着。まずは日本代表のPR拠点「G-JAMPS」へ。

事前の報道では、「ボン市民も歓迎」「駅には“G-JAMPSはこちら”の旗がひらめく」とか書いてあったので、とりあえずカメラをスタンバイして降りて見る、が、そんな旗は、ない。ふつーの田舎の駅(綺麗ですけど。元首都ですから)。ホームから地下のコンコースに階段を降りていくと、A4ぐらいの紙が張ってあって「SAMURAI BLUE:→」とか書いてある。紙にしたがって右折。歩いていくと、分かれ道にまた「SAMURAI BLUE:→」。階段を上がる。周りを見回す。矢印は、ない。ていうか、地味~に旗がかかってるけど(代表戦で配られる、青い旗と同じようなもの)、それ以外は特に表示がない。ギャンブルで左へ歩いて見る。3分歩いて、間違った事を確信。戻って今度は右へ。だんだん青い旗の密度が高くなってくる。はじめは街頭だけだったのが、とおりに面した窓とか、店とかにも増えてくる。5分ぐらいあるいたところで……到着! ていうか、案内、なかったんですけど。青い旗の密度で示してる? 砂糖とアリの関係? 難易度高いです。テレビとかが「盛り上がってます!」とか大げさに言う状況の、典型的な例ですね。

G-JAMPSそのものは、すごく立派でよく出来た施設。レストランでは日本食もドイツ食もOK。テラスもあり。資料もいっぱい。ファンも沢山来てました。メディアセンターもきっちり。

そしてこの日のメインイベントは、「ロンメル君到着」!玄関に手嶋部長とロンメル君、張り付きです。大人気です。女性が「かわいい~~~」と写真とりまくり。ほほえましいなあ……と思ったら、来ている代表レプリカの選手名のところが「FUJIFILM」。スタッフかよっ! でもロンメルがかわいいので許す。

テレビカメラを引き連れてロンメル&手嶋さんが移動。どさくさに紛れてくっついて行く。なにをするのかな~?と思ったら、ロンメルの関係者パス(!)を作るための写真撮影、をテレビクルーが映像に押えたいということで、みんなで撮影(クルー3組)。取材しているところを取材するプレス(僕)1人。

それにしても、ロンメルは賢い。手嶋さんが歩いていくところに、ちょこちょこ素直に着いていくし、退屈してダンボール箱にはいっていたところを手嶋さんが「はい、撮影するよ!」と声をかけると、ぴょん!と飛んで出てくる。抱かれていてもきっちりカメラ目線。完璧な広報犬です。さすが。

プレスルームでエルゴラッソのT君と遭遇。彼は学芸大のサッカー部出身で、鹿島の岩政の先輩(それもレギュラー)だったのだけれど、最近はいまいち信じてもらえなくなっていたらしい。先週、うちの相方が彼に「小笠原と競りあっている、学芸時代のT君」というプレー写真を発見したので送ってあげたのだが、めちゃくちゃよろこんでました。そりゃー、よろこぶわねぇ。でも、その写真、よく見ると全然ボールを取れていないんだけど。

T君とG-JAMPSのレストランで飯を食う。もちろん日本食。結構おいしい。(一応、プレスパスをはずして「一般人モード」ということにしてから)ビールをグビグビ飲む。おいしい。エルゴラ、現地派遣スタッフは彼一人だそうで。大変だねえ、というと、いや、日本に残っているひとの方が大変ですからぶっちゃけ、と。そうか。日刊だもんね。既に昨日あたりから編集部は死屍累々らしい。大丈夫か?でも、エルゴラ読みたいよー。ダイジェストもいいけど、エルゴラをPDF販売してほしいなりよ。

時間になったので一緒に練習場へ。なにやら戦術練習をやっている。サブ組をオーストラリアのオフェンス役に置いてのディフェンス練習。珍しいなあ、さすがにボンに来てからはこういうの、やってるのかあ(ジーコの練習は、いままでその種のシチュエーションを作っての練習は一切無かったんです)、と思って隣にいた知り合いに聞いたら「いや、今日が初めてだよ。びっくりしたよ」だって。今日からかっ!「付け焼刃というかなんというか……」とかいう話になったので、「いや、付け焼刃、というぐらいで、あんまり事前に着けると剥がれちゃうから。直前に取り付けて、さくっと試合、ていうのはどう?」という事にする。巻が、ヴィドカの役でした。

終わった後のミックスゾーンでは、川口に人だかり。「監督が解任になりましたけど……」きちんと答える川口。大人になったなあ。ナカータは、増嶋みどりさんとだけ受け答え。というか、誰も声をかけないというか。声をかけるのが怖いのか。あるいは、声をかけて止まる可能性があるのが、彼女のほかにはそんなに居ない、と言う話も。こういう関係から記事が生まれる。

ライターのMさんから「今日、食事にみんなでいきましょうよ~~」と言われるが、ぐぐっと我慢して練習終了後デュッセルドルフへ。今日は「コインランドリーを探す」という課題を解決しないといけないのです。昨日聞いた「日本人クラブ」に食事にいったとき、ついでに聞いてみた。食事している間に調べてくれた!ありがたい。でも、市街には1箇所しかない、とのこと。それもホテルとは正反対の側。歩いて30分はあるかも……。しかし。ここで行かなきゃ何時いけるか判らないので、いったんホテルに帰って、洗濯物をまとめて、一路コインランドリー(があるはずの場所)へ。

てくてくてくてく歩いて、足がつりそうになったころ、発見! にぎわっている。というか、明らかに旅行者とかじゃない人がおおい。膨大な洗濯物をその場でプレスしてたたんでいる。それも何人も……要するに、ホテルの従業員が、宿泊客のランドリーサービスのものを持ってきて、ここで洗っている模様(憶測)。なるほどー。

洗濯機の操作でちょっとつまずいたものの、無事終了。しかし、乾燥機の渇きがいまいち。まあ、それは部屋で干すとして、洗濯無事完了! また30分歩いて帰る。すでに11時すぎ。翌日は朝からミュンヘンなので、ばたばたと荷物をパッキング。とりあえずまた日テレの「あさ4」とかその後のニュースとかを見て、就寝。

あ、シャワーは修理されて、お湯はでましたw。


デュッセルドルフ2日目(7日)

2006年06月07日 20時09分45秒 | 日記
朝、シャワーを浴びていると、お湯が止まる。冷水。運よく髪を洗って流したところだったので切り上げ、ホテルの人を呼ぶ。「あ、それ今だけだから。あと1時間ぐらいで直るわよ」ほんとか? とりあえず今日はいろいろやる事があるので修理に期待しつつ出かけることに。

まずは、噂のnakata.net cafeを探してみる。はじめに青山の奴とセットで発表された時には「日本とドイツで同時展開!!」的なネタだった(ような気がする)ので、ちょっと期待しつつ歩く。結構遠い。その上、サイトに地図が一切まだ出て居ないので、住所を手がかりに探す……。あった。本当に普通のパン屋さん。ていうか、裏通り。うーん。一応「nakata.net cafe サテライト」と銘打っているから、間違って無いけど……サテライトといっても、月というより人工衛星ぐらいの大きさかも。でもちょっと賑わってました。日本戦のころにはもうすこし人もふえるかな。

そのまま歩いていくと、道端に「らくらくマッサージ・指圧」の看板(日本語)! おお! 僕が求めていたものはこれだっ!!と、即決してボタンをピンポ~ン。ビルの2階の1室にベッドが2台。指圧の腕としては、渋谷地区に当てはめると中の上クラスか。でも、1時間5ユーロかあ。約7500円。
(翌日、ボンで朝日新聞の記者さん(韓国に3年ぐらいいた人)にその店のことを話たら、「うーん、それだったらお互いにマッサージしたほうがよくありません??」と。確かにね。韓国でマッサージもマスターしたとか?)

マッサージ屋さんに、ついでなのでいろいろ質問。聞きたかったことは、

 1)CD屋の場所
 2)電気屋の場所
 3)美味しくて安い日本食

と~~~っても詳しく教えてもらう。(1)と(2)は、近くにあるので地図を書いてもらってGET。(3)は、中田の店のならびに「日本人クラブ」というのがあって、そこが安くてうまいそうな。駐在員向けですな。

その後、あまりにおなかがすいたので、近くの店に入る。ケバブ。店の色使いとかがマクドナルドそっくり。看板の書体とか。ケバブドナルド、って感じ。山盛りのケバブ+ポテト(+サラダ)。すかさず写真を撮る。要するにフィッシュ&チップスならぬ「ケバブ&チップス」。ガツガツ食う。胃がもたれる。でも食う。食えるときに食わないと、海外では命にかかわるのです(大げさ)。

途中で日本人クラブを外からちらりと見る。定食とか。とんかつ定食とか。さばの味噌煮とか。明日来る事を誓う。

引き続き、上記(1)を解決すべく、CD屋へ。「セニョ~ルココナッツ」という、最近YMOをラテンミュージックでカバーしたCDを出したドイツ人ミュージシャン(チリ在住)のCDを注文。“El Baile Aleman”というタイトルで、日本では廃盤なのです。1週間で届く、「かもしれないけど、確約はできないよ(店員談)」。いいもん。1ヶ月いるから。

その下の階に電気屋があったので(昔の石丸電気みたい、って違うか)、移動。プリンター売り場へ。諸般の事情で、ポータブルな奴がもしあれば、本気で買おうかと思い始めていたので、探す。ない。エプソン、キャノン、etc...日本と同じ品揃えです。周辺機器はバッファローだし。とりあえずあきらめて、モジュラーケーブル(ホテルのジャックの場所が遠くて、手持ちのケーブルでは届かなかった)だけ買って、ホテルへ帰還。

早速モジュラーを使って、アナログ接続に挑戦。アナログでもなんでも、ただで使えるならそれでよし。設定してクリック……「トーン信号がありません」ん? 電話をとってみる。しーん。壁のジャックを開けて見る……断線してるし。

ジャックを壁にもどして、ホテルの人を呼ぶ。「電話が使えないんですけど」。ホテルのひと、電話を取り替えたりジャックの接続を確認したりする。断線してる、とか下手に言ったら「お前が切ったんだろ」的な展開になりそうだったので、黙って見る……「明日、工事を呼ぶから今日は電話つかえなくていい?」いいですいいです。携帯ありますから。

パソコンを立ちあげると、今日はT-mobileの電波の調子がいい。時間課金(パケット課金ではなく)なので、また日本のテレビを見る。エレベーターの事故、大騒ぎですねえ。シンドラー社という社名の怪しさも、ネタ的に拍車をかけている気が。

それにしても、夜は涼しいし、エアコンが無いのだけど窓を開けていても湿気がないので快適。音楽をかけっぱなしにして、就寝・・・。

基地に到着―デュッセルドルフ

2006年06月06日 04時00分00秒 | 日記
専用軌道を走るICEらしく、とにかく速い。つーか、体感速度が速いんですね。それから気密性の問題なのか、新幹線に比べて、耳が「つーん」となる頻度がめちゃ高い。

外はひたすら緑色。森か、そうじゃなければ丘か。あとは茶色い屋根の家。ずーっと同じ景色。1時間半ぐらいでデュッセルドルフに到着。

フランクフルトは「行き止まり」式の駅なのだけれど(大阪の私鉄みたいなもんですね)、デュッセルドルフは「途中」式。なので、入り口が2つある。西口と東口みたいな。ホームから荷物を引きずってコンコースに降りて、さて、右か左か……。雰囲気で右へ。

駅を出ると、「路面電車」が走っている。その存在を聞いた覚えが無かったので、地図が頭にうかび、一瞬ひるむ。が、何も考えずにタクシー乗り場へ。ホテルの名前を言うと、ああ、見たいな感じでトランクをあけてくれた。運転手さん、でかいなあ。ドイツっぽいなあ。荷物をトランクに載せてくれる。軽々と……と持ち上げようとしたのだが、「うん!」と声をあげながらトランクへ。相当重かったらしい。目で「重いなあ!なんだこれ?」的な訴えかけあり。だって味噌汁1か月分だもん。

ホテルに着く。まずネット環境に関しての確認。メールでは「部屋でもどこでもネットOKだよ」的な答えが返ってきた。が、そもそも英語のメールにはまったく返事がなく、ドイツ語に機械翻訳をかけてやっと返事がきた、と言う時点で怪しげだったのだ。

予想通り、1階の食堂は無料で無線LANが使えるが(T-mobleの有料ホットスポットも同時にある)、部屋ではアナログ電話だけだ、と。話が違うぜ。やんややんや、と話した末、とりあえず荷物を1階に置いて部屋を確認させてもらう。PCを持って部屋に行く。部屋は3階。なんとか電波、届いてないかな……ぎりぎりアンテナ2本!つながった!

部屋はシングルベッドとシャワーとトイレとデスクとテレビ、以上。さすが安いだけはある。冷蔵庫とか湯沸しとか、なーんにもなし。ていうか、湯沸しがないと味噌汁が飲めない! 速攻フロントにかけあう。湯沸し機はないが、ポットにいれてお湯は作ってもっていくからそれでダメか?と。まあ、1日5杯とか6杯とか飲むわけではないので了承。

早速ネットに繋いでいろいろチェック。スループットは……ルフトハンザの機内Internetより遅い(涙)。使えるだけいいか、まあ。早速準備しておいた「ロケーションフリーテレビ」で日本のテレビを見る。日テレがちょうど「あさ4」。いつもこれを見るころに寝ているので、要するに日本にいる間に時差調整をしていたと言う風に考えることにする。

そうこうしていると、突然電波が途切れる。調子に乗ってテレビを見すぎたのが仇になったか(なぜ?)。アナログのセッティングをする気力は既に無く、そのまま爆睡。

フランクフルト・その3(長い)

2006年06月06日 03時00分00秒 | 日記
再び空港に着いたものの、さっき荷物を預けた窓口を見失って彷徨う。散々(15分ぐらい)歩いた末、結局「i」の人にまた尋ねる(←最初から聞けっ)。無事荷物を取り戻し、今回の基地になるデュッセルドルフへ行くため、長距離列車の駅に移動。飛行機を降りた直後よりも、荷物が(本1冊以上に)重く感じる。10分弱歩いて、長距離線駅に到着。こっちは最近改装されたらしく、綺麗!

ドイツ版新幹線・ICEの予約をしなければならない。「わからないときには聞く!」とこの段階で心に決め(遅い)、素直に切符売り場の場所を2箇所で聞いて、たどり着く。クリンスマンを若くして髪をふさふさにしてちょっとやさぐれさせた感じのボランティア君(推定22歳)がさささーっとよってきて、自動販売機で切符を買ってくれた。「1時間後の列車だけどいい?」はいはいはい、もう全然オーケーです。その間に飯食いたいです。座席予約は3ユーロ。切符を受け取って、同じコンコースのレストラン(みたいなところ)へ。なんか食いてぇよー(涙)。

メニューを見て、「魚」と「米」の単語が書いてあるのを見つけてオーダー。肉はいつでも食える。ついでにビールも飲む。うまい! 2杯飲んでしまう。ドイツ初食事なので、写真でも撮っておこう、とカメラを取り出しておく。

食事が来るまでの間に、携帯のSIMチップを交換。ボーダフォンを持ってきてるのだが、ドイツテレコムのチップを日本で入手してきていたので、差し替え。いままで「ボーダフォン」と書いてあったところに「T-Mobile」と表示される。ちょっと嬉しい。

食事が出てくる。旨そう!がつがつがつがつ食べてから、写真を撮る事を思い出す……食いかけだが撮る。「魚と米」は、要するにグリルした魚にクリームソースをかけて、横にブロッコリーとバターライスを添えたもの。もう一杯ビールを頼んでしまい、結構酔っ払う。

あっというまに列車の時間が近づき、レジへ。なにやらいろいろ聞かれる(ドイツ語で)。雰囲気で「たかはーらー?」と行って見ると反応がいい。「奴は最高のプレーヤーだから、今年はガンガン点を取ってくれるよ!」と心にもない事を口にしてしまう。食事代15ユーロぐらい(たぶん)。

ホームに降りる。28号車の16番シート。ドイツの列車は1号車から順番ではないので、どこにいればいいのかわからない。すぐに周りを見渡し、駅員(か警官)らしき人にきいてみる。その人もすぐにはわからないらしく、掲示板を覗き込んでなにやら調べている。横からそれをみて、解読方法を学習。ふむふむ。大体わかった(とおもう)。

ICEがしゃ~~~~っ!と風切り音を立てながらホームにはいってくる。かっこいー。荷物をがさがさと引き上げながら(段差が高い)なんとか乗り込む。ADカードを最大限有効利用させていただき、1等車に。荷物置き場は、ない。が。隣の席に人がいない。誰も来ないっぽい。そのままそこに置いてしまう。座席は革張りっぽい高級仕様。日本で言えばグリーン車ですし。で、デュッセルドルフへ向けて発車!

フランクフルト・その2

2006年06月06日 02時00分00秒 | 日記
駅からスタジアムへは、森の中の道をひたすら歩く。大きなかばんは預けたけど、手荷物の方もかなりの重量。既に太ももがぱんぱんに張ってつらいが、海外初日の高揚感を無理やり作り出して乗り切る。歩く。ひたすら歩く。ちょうど僕が預けたぐらいの荷物を2つ(!)引きずりながら、同じく(たぶん)スタジアムへ向かう人数名を追い抜く。森を抜けると、スタジアムが見えた!

蛍光オレンジのベストを着た、スタッフ(かボランティアでしょう)らしき人にADセンターの場所を聞いて見ると、「あー、そこの建物の左を抜けてずーっと行った先の、スタジアムの向こう側のテニスコートの建物だよ」とのこと。言われたとおりにまた、歩く。途中で3回ほど行き止まりの道に入りこんで迷う。歩道がないのに、横を車がぶんぶん走り抜ける。ちょっとだけ怖い。そして歩く。スタジアムをとおりすぎたところで道が3つに分かれてる。普段だと適当に歩いて見てダメなら戻って……とやるところだが、そろそろ体力が厳しくなっているので、また蛍光オレンジの人を見つけて、道を聞く。「あーそこの左の道をずーっとあるいて、テニスコートの裏側の入り口を入ってね」。

結局スタジアム(+テニスコート+体育館)を2/3周回り込んで、なんとかADセンターへ。日本人らしきプレスはいない。というか、たぶんこのタイミングでドイツに入る日本のプレス、殆どいないと思われぎりぎりに入るか、ドイツ戦前からいるかのどちらかです。普通は。韓国人らしき人がちらほら。あ、韓国はここで試合だしね。

受付のおばあちゃんがにこやかにパソコン(当然東芝)でぱちぱちと入力。引き続き写真撮影。10人ぐらい順番待ちがあったけど、ブースが4つあったので割とさくさく進み、名前を呼ばれて3番ブースへ。ヨドバシカメラで3000円ぐらいで売っている感じのカメラ(QCAM系っぽかった)でぱちり。裏側の受付で渡すのでまっててねー、ということで5分ぐらい待ってると、「みすたーやましーろー!」と呼ばれて、ADゲット。

ADの他に引き換え券をもらう。メディアセンター(SMC)にいくと、何かもらえるらしい。メディアキットのバックとかかな?えー、ちょっと邪魔になるんだよなー、とか考えてSMCへ……結構遠い。スタジアム内にある小さな入り口を発見。中に受付がぽつん。引き換え券を出す。ほれ、と厚さ3センチぐらいの本を渡される。え、これだけ?と目で訴えたら、これだけだよ、とうなずかれる。すこし(かなり)がっかりしつつ、また駅へ戻る(分厚い本は、全チームの資料でした)。途中で2回迷って、なんとかホームまでたどり着き、空港へ……。

フランクフルト到着。

2006年06月06日 01時00分00秒 | 日記
成田発の飛行機は1時間遅れでフランクフルトに到着。かなり年季の入った空港に見えるのは、成田が新しいターミナルだったからでしょう。天井があちこち剥がされてて工事中がやたらと多い・・・W杯にむけて改装中? 開幕に向けて工事してると言うより、決勝が完成目標とかだったりして。

まず、フランクフルトスタジアムでADカードをピックアップしなければならない。しかーし。1か月分の乾燥味噌汁を含む膨大な荷物を引きずって、スタジアムまで行くのは避けたい。ということで、まずはコインローカーを探す。探す。探すが、ない。「i」マークな人に聞いて見たところ「無いよ」がーん。一瞬どうしようか考えつつ回りをよーく見渡すと、「らげっじ・すとれーじ」と書いてある。横にかばんのマーク。もう一度「i」の人に聞くと、「外に出てB1というドアのところからまた入って左にいけ」と。ずるずると荷物を引きずり、それらしき窓口発見!

適当な英語で預かってもらう。で、また「i」の人にスタジアムへの行き方を聞く。左のエスカレーターで下に降りて右に行って下のホームへ行け、とのこと。全部の列車が止まるから、とにかく乗るといいそうなので、まずは下のフロアへ……。

まだADカードを受け取っていないので、ADに特典としてついてくる、列車乗り放題パス「バーンカード」が手元に無い。切符買わなくちゃ……自動販売機の使い方がよくわからない~。しばし(約3分)悩む。後ろに人が並んで焦る。後ろの人が「どうしましたか?」と助けてくれる。天使に見える(普通にきれいな女性だったし)。「スタジアムに行きたいんだけど、どの番号(パネル上で、番号を入力して駅名を指定するのです)か判らないんですよ」的に話すと、一緒に一覧表から探してくれる。探す。探す。が、見つからない。2人で約2分ぐらい探して、発見!駅名が違ってるし(すぽるとぱーく、という駅名で書いてあった。古い駅名らしいです。現在はスタディオン駅)。なんとか切符を買ってホームへ。

列車がごごごーーっと走ってきたので乗って、ひと駅目で降りると、そこはスタディオン駅。ちょー閑散とした駅。なんていうか、鹿島スタジアム駅を巨大化したというか、いやあまり大きさ的には変わらないかも。普通に外に出る。当然改札は(ヨーロッパですから)無い。


あ。切符、買わなくても大丈夫だったのでは・・・?


軽く後悔しつつ、スタジアムへ。