今日も「椿」の花にお付き合いください。今年は今まで撮ったことの無い「椿」を、ずいぶん撮りました。
これはカーネーションを思わせる「酒中花」=「しゅちゅうか」。白に淡い赤の覆輪、「牡丹咲き」と言われる八重咲きの可愛らしい椿。名花といわれる椿。
鎌倉、「大巧寺」境内の「ト半」=「ぼくはん」。どうやら花が開いて間もないようです。中央の花弁、雄蘂が変化したものだというのがよくわかりますね。
ちょっとわからないかもしれませんが、左の写真、花の中央には雌蘂がちゃんと見えています。右の写真、中央の白く花弁化した中に見える黄色い粒は、葯です。もっと近くで、撮ってみたいですね。
「大巧寺」の椿で楽しみにしているのが、この「ロゼ・フローラ」。まだ、「大巧寺」以外で見たことはありません。
親指の頭ほどの、小さな小さな猪口咲きの愛らしい椿。「ロゼ」は「バラ」、「フローラ」はギリシャ神話の「花の女神」。「バラの女神」といった意味でしょうか。
原種は中国で、1800年代にイギリスに渡り、ヨーロッパで人気を集めたそうです。
「緋縮緬」=「ひぢりめん」。この写真も「大巧寺」。私にとっての「花の寺」のひとつですが、「椿」のコレクションが見事です。「光則寺」の「侘助椿」、「大巧寺」、「浄妙寺」、「大船フラワーセンター」、この4箇所でかなりの種類の「椿」を楽しめます。
「緋縮緬」、中輪、綺麗な赤の八重咲き。「大巧寺」では手入れが良いためでしょう、ひとつの樹に、本当にたくさんの花をつけます。
「サルト」、洋種の「椿」。「大船フラワーセンター」の「春へのいざない展」会場の鉢植えです。
「トウツバキ」と「ヒメサザンカ」の交雑種のようです。鮮やかなピンク色、花の形が「山茶花」を思わせますね。とても可愛らしい印象のツバキでした。たくさん花をつけるのだそうです。香りが良いとのことですが、鼻が利かないもので、よくわかりませんでした。残念。
鎌倉「浄妙寺」、「釈迦如来」像を収めた本堂左の「椿」、品種は不明です。赤一色の花、赤に白の斑入りの花、蘂が花弁化している花、ひとつの樹にいろいろな姿の花がついています。今年初めて気がつきました。花の変化、不思議で面白いですね。
ロシナンテ
★ NPO法人「心豊かにARDの会」の「あるちゃんの絆つなぎ」というブログで、「全国!桜前線【絆つなぎ】2009」が始まりました。私のブログ記事の一部も掲載されています。各地の桜前線を追いかける試みのようです。ぜひ、ご覧になってください。こちらからどうぞ。
鎌倉の寺社めぐりをしていると、大きな「藪椿」の樹がたくさん見られます。特に山裾を歩くと、立派な樹がたくさんの花をつけている様子に圧倒されます。
写真は円覚寺」の「藪椿」。三門手前から「白雲庵」へ向かう道には、立派な「藪椿」の樹がたくさん見られます。
今日は、「大船フラワーセンター」の椿。今年新たに撮ることが出来たものです。
「旭麒麟」は落ち着いた綺麗な赤。「越の姫」は、極薄いピンク。開ききったものは、ほとんど白に近いです。
開き始めの花姿が、とても可愛らしいですね。
上2枚は「菊更科」。下2枚は「草紙洗」。「草紙洗」は、業者のウエブサイトでは、全面に班が入った写真が載っていますが、撮ったこの花は極わずかな斑入り。斑入りの椿の花は、班の入り方が様々です。名札がついていなければ、品種はほとんどわかりませんね。
見てみたかった椿のひとつ、「白獅子」。中央の八重の花弁は、蘂が花弁化したものだそうです。
美しい、というよりも、難しい咲きかたしてるなぁ。というのが正直な感想です。
でも、なかなか迫力のある立派な花姿。中央部分の花弁が伸びきる前とは、きっと雰囲気はずいぶん違う気がします。次回はそれも見てみたいですね。
上4枚は二度目の登場、「蜀光」です。下は「玉の浦」。これも2度目。
個人的に凄いと思った椿は、この「蜀光」と「玉の浦」。
私の中では双璧です。見事なデザイン、でしょう? と言うことで前回の写真で恐縮ですが、「玉の浦」も。
ロシナンテ
北鎌倉駅のプラットフォームから見えた、見事な「ギンヨウアカシア」=「銀葉アカシア」、「ミモザ」の樹。個人のお宅の、塀の上から大きく枝垂れています。
円覚寺「雲頂庵」へ向かう路地。奥のピンクは「雲頂庵」へ上る階段横の「おかめ桜」。こうして見ると黄色とピンク、春の色ですね。
「カロライナ・ジャスミン」、大船フラワーセンターの鉢植えです。おとなしい咲き方ですね。もっとドワァッと咲いているのを見ますが、花の開き方も遠慮がちです。
名前に「ジャスミン」が付いていますが、本来の「ジャスミン」とは別種の花。フジウツギ科、ゲルセミウム属。アメリカのカロライナ州の原産で、香りがジャスミン」に似ているからついた名前のようです。
●右の縦位置の写真、左側1/4ほどがメディアに記録されたときのトラブルのようで、薄くなっています。もう一枚撮った写真はぶれていたので、やむなくこの写真を使いました。見難くてごめんなさい。
「アイスランド・ポピー」、「シベリア・ヒナゲシ」とも呼ばれます。ケシ科、ケシ属。ゴルフ場へ向かう千葉の農道。両側にずらっと並んで、風に揺れています。千葉県の道路は花がたくさん植えられていて、優しい運転を呼びかけているようです。でも、暴走族も多いかな?
椿、「紺侘助」=「こんわびすけ」です。フラワーセンターの椿を撮りはじめて、3年目にようやく綺麗に咲いている花を見ることが出来ました。小輪、猪口咲き、何よりも黒紅色の花色が見たかったのです。名前に「侘助」とついていますが、藪椿系の椿のようです。でも、茶花としてはとても人気が高いようです。
椿、「白菊」=「しらぎく」。真っ白な大輪の花。花弁がこのように重なって咲く咲き方を「千重咲き」と呼ぶようです。
中央部分の花弁は、時々、列弁化したりもするそうで、それはそれで可愛らしいのだとか。
実際の花色は、もっと真っ白なのですが、私のカメラは少し濁った白に写してくれたようです。時々このように、ホワイトバランスが騙されるようです。
ロシナンテ