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ロシナンテの花散歩

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「光則寺」 1. 枝垂桜、海棠、キランソウ、バイモ、セリバヒエンソウ、タンポポ/スミレ、キュウリグサ

2009-04-02 00:35:09 | インポート

この時期、鎌倉「光則寺」では、たくさんの花が咲き始めています。山門前で「枝垂れ桜」を撮り終えて、そのまま帰ってしまう方がいるのですが、なんと勿体無い。境内では「海棠」も咲き始めています。

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県指定天然記念物の「海棠」の古木、蕾をたくさんつけています。一部は花を開き始めました。足踏みしている「桜」と、週末あたりから競演になりそうです。

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「土牢」へ向かう小路の横、「キランソウ」=「金襴草」・「金瘡小草」が顔を出しています。別名「地獄の釜の蓋」、シソ科、キランソウ属。

花の一つ一つは「西洋十二単」の花とよく似ています。

昨年は20cm前後の見事な株があったのですが、どうやら刈り取られてしまったようです。雑草ですから、お寺の境内で見る機会は少ない花ですね。

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「バイモ」=「貝母」も咲いています。ユリ科、バイモ属。釣鐘状の薄緑色の花弁、その模様と花の形から「編み笠百合」=「アミガサユリ」とも呼ばれます。中国原産で、「貝母」は漢名だそうです。ちょっと目立ちにくい花ですが、鎌倉の寺社境内では良く見られる花のひとつです。

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他の寺社境内では、あまりお目にかかれなくなった「セリバヒエンソウ」=「芹葉飛燕草」。「光則寺」山門周辺ではたくさん見られます。周囲には、似たような色の「タチツボスミレ」も多く咲いていますから、気が付かない方が多いようです。キンポウゲ科、デルフィニウム属。

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「光則寺」へ向かう参道には、小さな雑草の花もたくさん見られます。「スミレ」に囲まれた「タンポポ」、「キュウリグサ」、「ハナイバナ」、「ホトケノザ」。鎌倉の街中、路地に咲く小さな花たちも、元気です。

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ヒゴスミレ、カキドオシ、キブシ、リキュウバイ、ボケ「東洋錦」

2009-03-30 22:42:28 | インポート

1 鎌倉「大巧寺」近くのおうちの門の脇、まっ白い「スミレ」が咲いていました。五裂し、細かな切れ込みの入った葉、どうやら「ヒゴスミレ」=「肥後菫」のようです。

ここへ来る前に「光則寺」の境内で白い菫を撮りましたが、葉の形からは、「ノジスミレ」のようでした。思わぬ花に出会えるのも、鎌倉の花散歩の魅力ですね。

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いつの間にか、「カキドオシ」=「垣通し」もたくさん花を開いていました。仲良くペアになって花をつけている株が多いですね。シソ科、カキドオシ属。「疳取り草(カントリソウ)」、「連銭草(レンセンソウ)」などとも呼ばれます。全草を水洗いし乾燥させたものを、生薬で用いるそうで、この場合、「連銭草」と呼ばれるようです。「カキドオシ茶」と言うお茶もあるようです。インターネット通販で入手できるようです。

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7 「キブシ」=「木五倍子」の花穂も見られるようになりました。キブシ科、キブシ属。雌雄異株だそうです。

左下の写真の花、柱頭は見えますが、雄蘂の葯が見えません。これがどうやら雌花のようです。

ネット上の解説の中には、雌花、雄花、両性化の三種類があるように書かれているものもあります。

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「大巧寺」、境内のほぼ中央、「リキュウバイ」=「利休梅」が満開です。真っ白な小ぶりな花を、いっぱいにつけています。この木のこんな姿を見たのは初めてです。いや、お見事。蕾もたくさんつけていますから、まだまだ楽しませてくれそうです。バラ科、ヤナギザクラ属。

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「ボケ」=「木瓜」、「東洋錦」の名札が着いていました。これも「大巧寺」境内。赤、白、ピンク、白に赤の斑入り、いろいろな花が開いています。なんとなく、おめでたい気になりますね。とても春らしい雰囲気の花でした。

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光則寺の「枝垂桜」 キバナノアマナ、オキナグサ、ムスカリ、ヒメウズ

2009-03-29 21:56:24 | インポート

ちょっと油断したために、しつこい風邪にやられてしまいました。ご心配くださった皆様、ありがとうございました。本日より、ブログ更新を再開します。気候はまだ不安定の様子、皆様も体調管理には十分に気をつけてくださいね。

寒くなったり温かくなったり、この不安定なお天気のせいで、桜は少々足踏み状態の様子。おかげ(?)で、鎌倉「光則寺」の「枝垂桜」を、今年も楽しむことが出来ました。

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最高の時期は逃してしまいましたが、曇り空の下、妖艶な姿は十分に堪能できました。

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山門を覆い隠すように、大きく広げた枝いっぱいに、見事にたくさんの花をつけていました。古木ならではの見事な姿です。

堂々として妖艶、でも、一つ一つの花はとてもかわいらしい姿です。

この日も山門前には、カメラを構える人の姿が絶えませんでした。来年は、風邪など引かずに、一番良いときに訪れたいと思います。

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「キバナノアマナ」=「黄花甘菜」。ユリ科、キバナノアマナ属。「アマナ」の名前を持ちますが、花の形が似ている事からつけられた名前で、別種族のようです。この写真は、「吉野梅郷」の帰りに撮ったもの。個人の方が、お庭を開放しており、そこで撮りました。「アズマイチゲ」もありましたが、夕方になっていたため、花はすっかり閉じてしまっていました。

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「オキナグサ」=「翁草」がポットで売られていました。白花は初めて見ました。キンポウゲ科、オキナグサ属。絶滅が心配されており、「幻の花」と言われています。店頭に並んでいるのを見ると、嬉しい様な、ちょっと複雑な心境になります。

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「ムスカリ」。ユリ科、ムスカリ属。

私の住んでいる団地の、あちらこちらで見かけるようになりました。花壇などで育てられていたものが、広がり始めたようです。

この写真は駐車場の横、桜の樹の下で撮ったもの。団地の中、「ムスカリ」だけでなく、「サクラソウ」や「ツルニチニチソウ」など、いろいろな花が花壇から広がり始めています。

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「ヒメウズ」=「姫烏頭」も、たくさん見られるようになりました。

キンポウゲ科、ヒメウズ属。「烏頭」=「ウズ」は「鳥帽」=「トリカブト」のことだそうです。

外側の花弁のようなものは萼辺、その内側、蘂を取り囲むようにして小さな花弁があります。キンポウゲ科の花の特徴を、ちゃんと持っていますね。

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