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ロシナンテの花散歩

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光則寺 5 シデコブシ、ミツマタ、シャクナゲ、トツミズキ、ヤクシマスミレ、ミスミソウ、オキナグサ、カ

2009-04-15 23:05:50 | インポート

1 「光則寺」山門の左、大きな「四手拳」=「シデコブシ」の樹があります。この写真は「枝垂桜」を撮ったときのもの。ご紹介が遅れました。

ハム次郎が、「土牢」へ向かう路の途中から、「枝垂桜」と一緒に撮った写真があります。「枝垂桜」に負けない「四手拳」の様子がわかります。

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「ミツマタ」=「三椏」の花、黄色の色が抜け、白い花ばかりになってきました。花の痛みの無いものは、光が透けるととても綺麗です。「光則寺」境内の「ミツマタ」は、どれもほとんど白くなっていました。

蕾の時期も長いのですが、花期も結構長いですね。蕾も面白いですから、この花は長いこと楽しませてくれます。そういえば、赤花はどうなっているのでしょう。ちょっと記憶がありません。

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池のほとり、「シャクナゲ」=「石楠花」が満開です。なかなか立派な木、全体を真っ白い花が覆いつくしていました。下の2枚は池の反対側、「トサミズキ」=「土佐水木」です。これは「シャクナゲ」を撮る一週間前のもの。

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「光則寺」の鉢植えの花、ご紹介します。左上、「ヤクシマスミレ」=「屋久島菫」。残りの3枚は、「ミスミソウ」=「三角草」、「ユキワリソウ」=「雪割草」の名前で流通しています。

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上2枚は幻の花、「オキナグサ」=「翁草」。絶滅が心配されている花のひとつです。元気に育ってくださいね。下2枚は品種不明ですが、「カンアオイ」の仲間です。口冠が凝ってますね。

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境内の雑草を2種類。上2枚は「セントウソウ」=「仙洞草」、セリ科、セントウソウ属。下2枚は「タチイヌノフグリ」=「立犬嚢」。

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椿「光源氏」です。綺麗な花をいくつもつけています。「光則寺」も椿の種類の多いお寺。「侘助椿」だけでなく、綺麗な椿がたくさんあります。

池のほとりに「金魚葉椿」があるのですが、ちょっと失敗してしまいました。

この時期、「光則寺」境内には、まだまだたくさんの種類の花が咲いています。全部はなかなか紹介し切れません。そろそろ違う場所に移動しましょう。

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光則寺 4 ムサシアブミ(素心花)、ウラシマソウ、イカリソウ、コケリンドウ、スノーフレーク、キランソ

2009-04-13 21:52:34 | インポート

38 「光則寺」境内、本堂に向かって左側の「海棠」の樹。苔生した大きな岩が置かれています。この岩の向こう側に、珍しい植物が顔を覗かせています。木陰で、下草や苔の間、注意をして見ないとわかりません。ほとんどの人は「海棠」に気を撮られ、気付いていないようです。

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「ムサシアブミ」=「武蔵鐙」です。右の写真、4っつの花が立ち上がっています。右側の2つの花、丸まった「仏焔苞」=「ぶつえんほう」と呼ばれる部分の内側が、左の2本と異なり、褐色ではなく、緑色です。よく見ると、「仏焔苞」外側の縞模様も、褐色ではなく緑の濃淡です。緑一色。このような状態のものを「素心」とか「素心花」と称するようです。「素心」は、「あるがままに」、「素直な心」などが本来の意味。「混じりけの無い」、「飾らない」の意味もあるようです。

1_2 こちらはお仲間、「ウラシマソウ」=「浦島草」。長い釣竿(釣り糸?)を伸ばしています。「ウラシマソウ」は、鎌倉の山裾などで、比較的良く見ることが出来ます。北鎌倉「名月院」へ向かう小川沿いの路の右側。よく見ると、斜面にたくさん見つけられます。

この写真、右側の「ウラシマソウ」の奥、茶色の草が一本出ていますが、「チャルメルソウ」です。

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「イカリソウ」=「碇草」も、元気にたくさんの花をつけていました。小さなUFOが、ごちゃごちゃっと飛び交っているようです。

この株の少し離れた右側に、赤紫一色の「イカリソウ」の株もあります。ピンボケになってしまったので、今回は紹介できませんでした。白く可愛らしい「バイカイカリソウ」=「梅花碇草」も、一輪咲いていましたが、遠くて小さくて、今回は見送りました。

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「光則寺」でこの時期忘れてはいけないのが、小さな小さな「コケリンドウ」=「苔竜胆」。

今年は少し花数が増えていました。大きな蓮の瓶の影になって、ちょっと見つかりにくいようです。境内のほぼ中央。通路に腹ばいになって撮っていますから、「何を撮っているのだろう」と思った人は、レンズの先に、この小さな花を見つけてくれます。

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「スノーフレーク」もたくさんの花をつけています。左下の写真、どうやらバッタの食事の後のようです。ぽっかり開いた穴から、雌蘂が覗いていました。右下の写真、花弁が細い、と言うか、切れ込みが深く見えます。この下部の花は、みなこんな感じでした。

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「キランソウ」=「金瘡小草」・「金襴草」。葉が光っていてわかりにくいのですが、「斑入り葉」です。鉢植えです。鎌倉の「花の寺」、鉢植えを見つけたら要注意です。思わぬ花が、咲いているのを発見できます。「光則寺」、「収玄寺」、「大巧寺」は、特に気をつけてご覧ください。

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山門横の法面では、「ヤマブキ」=「山吹」の鮮やかな黄色が出迎えてくれます。この場所には、「シャガ」=「著莪」もたくさん咲いています。

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「ヤマブキ」の下には、「ムラサキケマン」=「紫華鬘」、「ムラサキハナナ」=「紫花菜」も。他には「スミレ」、「セリバヒエンソウ」、「カタバミ」、「セントウソウ」などなど、小さな花たちもたくさん咲いています。

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光則寺 3 ペチコートスイセン、スミレ4種、日本タンポポ、ミツバツツジ、ヒカゲツツジ、椿「崑崙黒」

2009-04-08 04:54:19 | インポート

Img_0510 朝一番で「海棠」を堪能した後は、「光則寺」境内をゆっくり一回り。

境内のあらゆる場所で、いろいろな花が咲き競っています。

ここでは雑草も居場所を与えられていて、街中や野原で見られる花も、いつもと違った風情に見えます。

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「スミレ」は数種類が見られます。山門前や「土牢」へ向かう小路には「タチツボスミレ」=「立壺菫」がたくさん咲いています。

濃い青紫のものは「ノジスミレ」=「野路菫」だと思うのですが、葉の形が違うので「?」です。左下の写真、鉢の中で「タチツボスミレ」と一緒に咲いているのは、「シロノジスミレ」でしょうか。これも「?」。右下のものは「アリアケスミレ」=「有明菫」のように見えますが、これも「?」。

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「光則寺」さんのこだわりのひとつ、「ニホンタンポポ」=「日本蒲公英」。「関東蒲公英」=「カントウタンポポ」と呼ぶこともあるようです。

境内で見られるものは「ニホンタンポポ」で、普通に目にする「セイヨウタンポポ」は、ほとんどありません。「ニホンタンポポ」は、数が減ってしまっているようですが、ここではしっかり守られて、たくさん花をつけています。

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上2枚は「ミツバツツジ」=「三葉躑躅」、下2枚は「ヒカゲツツジ」=「日陰躑躅」です。「ミツバツツジ」、花が終わり、枝先に3枚の葉が付く事からつけられた名前だそうです。「ツツジ」の雄蘂は10本ですが、「ミツバツツジ」は5本なのだそうです。「ヒカゲツツジ」、柔らかなクリーム色の花、やや小ぶりでしょうか。下を向いている花が多いですね。

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椿「崑崙黒」=「コンロンクロ」。花が開く前の様子に特徴があります。左上と右下の写真がそれです。この、花の中央部分の状態を「宝珠」と言うようです。深紅色で厚みのある花弁、独特の雰囲気の花です。

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これは一週間前に撮った「ヒトリシズカ」=「一人静」です。そろそろ、花も終わっている頃ですね。センリョウ科、センリョウ属。「吉野静」=「ヨシノシズカ」とも呼ばれるそうです。

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「シャガ」=「著莪」の花も、一斉に咲き始めました。「射干」とも書くようですが、この字は「ヒオウギ」をあらわすのだそうです。どこかで、間違えて用いられるようになったのでしょうか。アヤメ科、アヤメ属。

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★ ハム次郎も、「光則寺」さんの「海棠」をホームページにアップしました。よろしかったらご覧ください。ホームページはこちら


光則寺 2 「海棠」と参道の「桜」

2009-04-07 01:53:52 | インポート

11 土曜日は早起きをして、鎌倉「光則寺」へ。お目当ては「桜」と「海棠」。

参道脇の「桜」の古木が、ほぼ満開で出迎えてくれました。

周囲の山の「山桜」はすでに「満開」。鎌倉の山、戦後植えられた桜が多いようですが、結構な数です。

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参道の「桜」を楽しんで、さて、境内へ。本堂前の、樹齢180年以上と言われる「海棠」。見事にたくさんの花をつけていました。昨年よりも、花のつき方が密になったように思います。

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この日もたくさん撮ってしまいました。たくさん見てやってください。

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光の移り変わり、境内の樹木の影、時間の経過とともに微妙に花の表情が変わります。妖艶でもあり、清楚でもあり、可愛らしくもあり、撮っても撮ってもきりがありません。

境内には、春の花がいっせいに顔をそろえていました。それらの花は明日以降、順次お見せします。

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2009-04-06 02:22:53 | インポート

いつもお越しいただいている皆様、更新が不定期になりごめんなさい。週末、たくさん撮ってきましたが、ちょっとどたばたしていて写真の整理ができずにいます。まもなく従来のペースに戻せると思いますので、もう少々お待ちいただけますようお願いいたします。

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週末にお邪魔した、鎌倉「光則寺」の「海棠」。この樹は神奈川県指定天然記念物で、樹齢は180年以上と言われています。

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