聖子カットの後遺症

　私の勤めているのは日本中に点在する名前を聞けば誰でも知っているお店。社員教育は結構厳しくて服装、身だしなみは高校生並みにうるさい。ヘナをコーヒーで溶いたり、青い色素を入れてみたりいろいろ工夫してみたが、どうしても赤っぽくなってしまう。主たる収入源を断ち切るわけにもいかず、ここはサラリーマンの悲しい性、何年かぶりにドラッグストアでヘアカラー買ってきました。

　さて、いざ染め始めると思ったより沁みない・・・と思っていたのも束の間、一番最初に前髪を染め、次に両サイドを染め、それから後側全体を染め始めたら・・・やっぱり沁みた。よ～く考えてみたら前髪とサイドの髪はほぼ全て白髪。死んでいるというか老化した髪の毛なので鈍感だったんですね。まあ、昔に比べれば沁みなくなってきたし、15分たったら洗い流せるのでなんとかなりました。当座はこの線でいきます。

　それにしても全く染めない状態にしたら真正面の髪は真っ白け！！どうしてサイドと前髪だけがこんなに老化してしまったのかといえば、答はわかりきっている。80年代に流行ったあの髪形。タイトルを聖子カットと書いたけど、私は別に松田聖子が好きだったわけではない。その当時美容室に行ってカットを頼むと誰でも彼でもあんな風なサイドと前の髪を後になびかせる感じにカットされてしまった。あっ、別名サーファー・カットとも言いました。

　そして家では毎日毎日ドライヤーで髪の毛を後にブローして・・・そんなことばかりやってりゃ髪の毛傷むわね、実際。






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