rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

フトモモ科の精油

2007-08-15 13:47:21 | AEAJ試験対策
 フトモモ科の精油のうちインスト試験に該当するのは検定2級出題精油のティートゥリーとユーカリのみ。

 ユーカリは様々な種類があるものの、一般にユーカリといったらユーカリ・グロブルス Eucalyptus globulus。オーストラリア原産で主な産地は中国、オーストラリア、北アメリカ、メキシコ。Eucalyptusはしっかりと覆われているという意味。これは花がつぼみの時ガクがその上に蓋状に覆うことからきています。grobulusは球状のという意味。

 ティートゥリー Melaleuca alternifoliaも同じくオーストラリア原産。主な産地はオーストラリア、ジンバブエ。オーストラリアの原住民アボリジニーがこの木の葉でお茶を飲んでいたことからこの名前がつけられました。Melaleucaのmelaは黒、leucaは白を表します。これは木の幹から剥がした樹皮の色が黒と白のコントラストをしていることからきました。alternifoliaは葉が交互に着いているという意味です。

 成分はユーカリが約76%を1,8シネオールが占めますが、ティートゥリーはオキサイドはたった7%。45%をアルコール、40%をモノテルペンが占めています。1,8シネオールは確かに殺菌消毒効果があるのですが、たくさん入っているユーカリよりティートゥリーのほうにそれがあるのが不思議な現象です。それはおそらくティートゥリーの中のテルピネン-4‐オールというアルコールが共存する成分の力を強める働きを持っているからだと思われます。ちなみにティートゥリーの近種ニアウリは1,8シネオールが60%を占め、どちらかというとユーカリに近い香を放ちます。

 フトモモ科の精油は他には、ティートゥリーの近種Melaleucaの仲間に
カユプテ Melaleuca minor、minorは小さいという意味です。
ニアウリ Melaleuca viridifola。viridifolaは緑色の花という意味。

 そのほかのものには
オールスパイス Pimenta officinalis pimentaは胡椒を表します。
クローブ Syzygium aromatica syzugiumは結びつく、共に働くという意味。aromaticaは芳香性のという意味。
マートル Myrtus communis myrtusはギリシャ語、ラテン語でマートルを表し、communisは普通のという意味。
マヌカ Leptospermun scoparium

 抽出部位はクローブがつぼみ、カユプテ、マヌカ、ユーカリが葉と枝。あとはすべて葉の水蒸気蒸留法で抽出されます。原産地はマートルが北アフリカ、イラン。マヌカがニュージーランド。カユプテとクローブは東南アジア。オールスパイスはジャマイカ。ニアウリがオーストラリアです。

 この科の特徴はなんといっても強力な殺菌、消毒効果。それから呼吸器トラブルの緩和と風邪やインフルエンザの予防。皮膚の炎症を改善し歯痛などの痛みを抑える働きをします。





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