
ユーカリといえば特徴ともいえる1,8シネオールという成分がほぼ全てのユーカリに含まれています。以前ユーカリ中の1,8シネオールという記事を書きましたので、よかったらそちらも覗いてみてください。それ故ユーカリの仲間はいずれもすっとする刺激的な香りを有し、呼吸器への作用などが共通する働きとなっています。
ユーカリプトゥス・グロブルス Eucalyptus globulus
ユーカリの代表格といえばユーカリ・グロブルス、またの名はブルーガム。ユーカリの語源はギリシャ語の<よく繁った>という意味で、グロブルスは葉についた<丸い油点>という意味。蒸留所で収油された直後のグロブルスオイルを嗅ぐと、息もできないくらい激しい咳き込みを起こすのだそうです。その要因はイソバレルアルデヒドという成分。そのためグロブルスは最蒸留するのが一般的なのだそうです。
主な作用は去痰、鎮咳、抗菌、抗真菌、抗ウィルスなど。呼吸器系への症状のほかに肩こりや打ち身などのへの鎮痛作用も期待できます。
ユーカリプトゥス・ラディアータ Eucalyputus radiata
グロブルスに次いで有名なのがラディアータ。グロブルスよりもやさしい香りで作用も穏やかなので最近需要が増えています。作用は呼吸器系への症状緩和のほかに神経痛の緩和やニキビ肌のケアなどにも用いられているようです。
ユーカリプトゥス・シトリオドラ Eucalyputus citriodora
その次くらいに市場へ出回っているのがシトリオドラ、別名レモンユーカリです。これはユーカリの仲間なんですが、香りはあまりユーカリらしくない香りです。どちらかというとレモングラスのような感じです。それもそのはず1,8シネオールは1%ほどしか入っていません。成分のほぼ80%を占めているのはアルデヒドのシトロネラールです。それによる防虫作用で蚊やダニの忌避作用が含まれます。
ユーカリプトゥス・シュタイゲリアナ Eucalyputus staigeriana
本によっては<レモンユーカリのような香り>と書かれていますが、私がみたところ全く違います。個人的にレモングラスやシトロネラの香りは苦手で、レモンユーカリの香りもどうもダメです。ところがシュタイゲリアナの香りは大好きです。ユーカリの中で今最も気に入っている香りです。成分中最も多いのは30%含まれるリモネン。柑橘系の精油に含まれているあの香りです。
作用は呼吸器系の症状緩和のほかに、肌荒れ、虫刺されや傷のケアなどに用いられているようです。他のユーカリ属と異なり香りが温和なので高齢者や子どもにも安心して使用できる精油です。
ユーカリプトゥス・スミティ Eucalyputus smithii
こちらはシネオールを75%も含むユーカリらしい香りです。作用もグロブルスにとってもよく似ているのだそうです。
ユーカリプトゥス・ディベス Eucalyputus dives
別名ペパーミントユーカリと呼ばれています。成分の50%はケトン類のピペリトン。呼吸器系の作用のほか粘液溶解作用がみられ、腎臓や肝臓の機能を正常化する作用もあるようです。
ユーカリプトゥス・ポリブラクティア Eucalyputus polybractia
別名ブルーマリー。ケモタイプが存在し、シネオールタイプは1,8シネオールが80%以上とユーカリ中最も多く、ユーカリらしい香り。一方クリプトンタイプは主成分がクリプトンで30%。作用はディベスに似ていて、米国では子宮や睾丸の不調緩和や腸内の寄生虫駆除、妊娠線除去、ウィルス性尿道感染症の治療などにも持ち応えているようです。
ユーカリプトゥス・オーストラリアナ Eucalyputus ausutraliana
1,8シネオールを75%含むことと、特性がディベスに似ていることくらいしかデータがありません。米国では肺の洗浄を目的とした吸入に使われていて、医薬品として利用されているようです。
ユーカリプトゥス・カンパニュラータ Eucalyputus campanulata
こちらは桂皮酸メチルを最大98%含むということなので、ユーカリの仲間にしてはかなり異色の香りのようです。主な作用は抗痙攣作用で大腸炎や胃の痙攣に適用されているそうです。
最後の2つは実際にまだ手にしたことはありません。日本では見かけない精油ですね。ユーカリの種類は700以上あるらしいので、これからまだまだ新しい精油が登場する可能性は大ですね。とりあえず今のところはこれが最大の情報です。


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ユーカリプトゥス・グロブルス Eucalyptus globulus
ユーカリの代表格といえばユーカリ・グロブルス、またの名はブルーガム。ユーカリの語源はギリシャ語の<よく繁った>という意味で、グロブルスは葉についた<丸い油点>という意味。蒸留所で収油された直後のグロブルスオイルを嗅ぐと、息もできないくらい激しい咳き込みを起こすのだそうです。その要因はイソバレルアルデヒドという成分。そのためグロブルスは最蒸留するのが一般的なのだそうです。
主な作用は去痰、鎮咳、抗菌、抗真菌、抗ウィルスなど。呼吸器系への症状のほかに肩こりや打ち身などのへの鎮痛作用も期待できます。
ユーカリプトゥス・ラディアータ Eucalyputus radiata
グロブルスに次いで有名なのがラディアータ。グロブルスよりもやさしい香りで作用も穏やかなので最近需要が増えています。作用は呼吸器系への症状緩和のほかに神経痛の緩和やニキビ肌のケアなどにも用いられているようです。
ユーカリプトゥス・シトリオドラ Eucalyputus citriodora
その次くらいに市場へ出回っているのがシトリオドラ、別名レモンユーカリです。これはユーカリの仲間なんですが、香りはあまりユーカリらしくない香りです。どちらかというとレモングラスのような感じです。それもそのはず1,8シネオールは1%ほどしか入っていません。成分のほぼ80%を占めているのはアルデヒドのシトロネラールです。それによる防虫作用で蚊やダニの忌避作用が含まれます。
ユーカリプトゥス・シュタイゲリアナ Eucalyputus staigeriana
本によっては<レモンユーカリのような香り>と書かれていますが、私がみたところ全く違います。個人的にレモングラスやシトロネラの香りは苦手で、レモンユーカリの香りもどうもダメです。ところがシュタイゲリアナの香りは大好きです。ユーカリの中で今最も気に入っている香りです。成分中最も多いのは30%含まれるリモネン。柑橘系の精油に含まれているあの香りです。
作用は呼吸器系の症状緩和のほかに、肌荒れ、虫刺されや傷のケアなどに用いられているようです。他のユーカリ属と異なり香りが温和なので高齢者や子どもにも安心して使用できる精油です。
ユーカリプトゥス・スミティ Eucalyputus smithii
こちらはシネオールを75%も含むユーカリらしい香りです。作用もグロブルスにとってもよく似ているのだそうです。
ユーカリプトゥス・ディベス Eucalyputus dives
別名ペパーミントユーカリと呼ばれています。成分の50%はケトン類のピペリトン。呼吸器系の作用のほか粘液溶解作用がみられ、腎臓や肝臓の機能を正常化する作用もあるようです。
ユーカリプトゥス・ポリブラクティア Eucalyputus polybractia
別名ブルーマリー。ケモタイプが存在し、シネオールタイプは1,8シネオールが80%以上とユーカリ中最も多く、ユーカリらしい香り。一方クリプトンタイプは主成分がクリプトンで30%。作用はディベスに似ていて、米国では子宮や睾丸の不調緩和や腸内の寄生虫駆除、妊娠線除去、ウィルス性尿道感染症の治療などにも持ち応えているようです。
ユーカリプトゥス・オーストラリアナ Eucalyputus ausutraliana
1,8シネオールを75%含むことと、特性がディベスに似ていることくらいしかデータがありません。米国では肺の洗浄を目的とした吸入に使われていて、医薬品として利用されているようです。
ユーカリプトゥス・カンパニュラータ Eucalyputus campanulata
こちらは桂皮酸メチルを最大98%含むということなので、ユーカリの仲間にしてはかなり異色の香りのようです。主な作用は抗痙攣作用で大腸炎や胃の痙攣に適用されているそうです。
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