意識するのと、しないのとでは雲泥の差がでる事の1つとして、「いつ買うのか?」が今回のテーマです。
※エントリーポイント(トレードに入るタイミング) たぶん、永遠のテーマだと思います。
【事実その1】 株価の動きをシンプルに捉えると、下記となる
あ)上昇
い)下降
う)横ばい(もみあい)
【事実その2】
(自分は)上記、あいうの中で心理的に一番買い易いのは、あ、もしくは、うだと仮定。自分の中で順位をつけるとしたら、
う>あ>い でうが買いやすく、いが買いにくい。
【事実その3】
上昇、下降の緩やかなカーブを書いている方が挑戦しやすく、急激な上昇、下降は怖い。
【事実その4】
上昇中の恐怖と、下降中の恐怖とどっちが強いか?
1)上昇中の恐怖→ここが高値で下落するんじゃないかと思う恐怖。
2)下降中の恐怖→下げてるんだから、もっと下がるんじゃないと思う恐怖。
心理的には、1>2で怖い。1は買いやすく、2は買いにくい。
【事実その5】
未来は予想する確立でしか確かなことはいえない。
確立論で言えば、上昇も下降、横ばいは1/3。10回中、10回とも上昇する確立は、
1/3x10乗 =1/59049 約6万分の1 つまり、約0.0016%であり、まずそんな事はありえない、よっぽど珍しい事という訳ですが、ブログを見ていると10日連続で勝っている人もいます。
厳密にいえば、株価に横ばいはありえず、上昇、下降のどちらかしかないので
1/2x10乗 = 1/1024 約1000分の1 0.1%なので、ちょっとは多くなります。が、そうだとしても、そうそう毎日続けられるものではありませんね。
デイトレーダは薄利多売のスキャルピングのスタイルの場合、(私がめざしているところですが)1日に10回なんていうのは少なすぎるほうで、20回~50回とトレードするため、1日のトレードで確率論的にすべて勝つのはほぼ無理に等しいわけです。が、しかしなぜ専業がいるのか?
要するに、未来を予想(いかなる高度な知識があっても100的中不可能)の確立であるわけです。株価の未来の値段も予想確立であるわけで、まったく予想しなければ確率は上記になるはずです。
10日(または、10回)勝ち続ける確立は、確率論で言えば非常に少ない確立なのに勝ち続けている人がいる。
※ここがわかれば、こんな分析してませんが(笑)コツの集積だと今は想像しています。
【事実その7】
1年後、半年後、2週間後の上昇、下降を予想を的中する確立は小
5分後、1分後、30秒後の上昇、下降を予想する確立は大。
簡単に言えば、「交通事故に会って死ぬ事」を1年後と5分後で考えてみると、
5分後→車に乗らないから確立はほぼ0。(小)
1年後→車には少なくても300回は乗るから確立は大
ここで言いたいのは、「何かの要因」があるから確立の大小を予想できる事です。
つまり、時間が短ければ「何か」に注目することで確立を上げる(大)事は可能。
株価の場合、素人的に大雑把にあげると
・板の情報
・テクニカル分析
・良いニュース、悪いニュース
・業績の良し悪し
以上などの複数要素による「人の期待値」から株価が上下するわけですね。
-------------以上の事実の観察から、いくつかの仮定をしてみたいと思います。
【仮定その1】
確立論でいえば、近い将来を予想する要因を知ることで的中確立が高くなるが、ここではいったん無視する。そもそも、デイトレードのスキャルピングにおいて、数秒や数分で複数要因を分析し、上がる下がるを予想していたら買えないので無視してみることにしました。(もしかすると、数秒とか数分で判断できる何かがあるのかもしれません)
要するに、事実その7の要因を無視してみることとします。要するに、未来が下がろうが上がろうが関係ないね、ふふ~んという仮定です。
【仮定その2】
仮定その1で、未来を予想するのはやめにしたので、つまり言い換えるのならば「いつ買ったら良いのか?」は重要ではなくなる。
上昇中→ここが高値かどうかなんて関係ない
下降中→ここが底か、まだ下がるのかなんて関係ない
もみあい中→これから上がるか、下がるかなんて関係ない
すると、「いつ売るのか?」が重要になってくるかもしれない。買うタイミングではなく、売るタイミングを考えてみることとする。
【仮定その3】
200円の最低単元1000株(20万)の銘柄について、具体的に考えてみます。
買った値段から、1%=2円下がれば売る。買った値段から2%=4円あがれば売る。
ことを実行できたと仮定して勝率50%で、10戦したと考えると
-2000 x 5負 = 10000円
+4000 x 5勝 = 20000円
--------------------------------
利益 10000円
10分程度で、「値動きが+-5円前後(言い換えれば、3%程度の値動き)」するのは、日常的にあることなので可能性があるかもしれない。理論的には、そうなんだけど実際のチャートとかに当てはめて、そのチャンスがあるのかどうかを考えて見ます。
また、この値動きは銘柄選びの最重要項目の1つに入れないといけない。目安としては、株価に対しプラスマイナス両側とも5%以上、できれば10%以上のぶれ幅があるものを選ぶということになるのかな?底で買って、天井で売るなんてことは、だれも予想できないので、基準は最低10%以上、できれば15%以上のぶれ幅が必要ということですね。グラフで言えば、目に見えるギザギザ具合ということですね。高値と安値のぶれ幅を検索できるものがあると便利なんだけどなぁ。→要調査
(例)2005-12-22 8571 ニッシン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e4/27bfaceae0596342d5cf74b959181bb1.png)
この例でいうと、9時から10時くらいにチャンスは3回くらいあるように思えますが、手でグラフを隠してみるととても怖くて、「買」にいける状況ではないのですが・・・・ 上記までの仮定で、買うのはいつでもいいとした場合の例を具体的に考えて見ます。
あ)寄り付き(9時5分ごろ)の下げで、280円で買った→-1%売り(277.2≒278円売) +2%売り(285.6≒285円売)
結果、278円売り→-2円
い)反転した上昇の280円で買った→-1%売り(277.2≒278円売) +2%売り(285.6≒285円売)
285円とどかず、下がったので280円程度で売った。→+0円
う)その後の下げ270円で買った→-1%売り(267.3≒268円売) +2%売り(275.4≒275円売)
268円売→-2円
え)10時30くらいの265円で買った→-1%売り(262.35≒263円売) +2%売り(270.3≒270円売)
10分の時間がきれたので266円で売った。→+0円
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結果-2円(1000株で-2000)
実際の自分の売買に当てはめると
あ)寄り付き(9時5分ごろ)の下げで、280円で買った→-1%売り(277.2≒278円売) +2%売り(285.6≒285円売)
急激に下がっていたので、成り行きで売った。→結果多分、275円売り→-5円
い)反転した上昇の280円で買った→-1%売り(277.2≒278円売) +2%売り(285.6≒285円売)
285円とどかず、下がったので281円程度で売った。→+1円
う)その後の下げ270円で買った→-1%売り(267.3≒268円売) +2%売り(275.4≒275円売)
268円で売ることは一瞬だったので、間に合わず275円になったので売った→+5円
え)10時30くらいの265円で買った→-1%売り(262.35≒263円売) +2%売り(270.3≒270円売)
10分の時間がきれたので266円で売った。→+1円 もしくは、13時ごろにつけた270円で売った。→+5円
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結果2円~6円のプラス(1000株で2000~6000円のプラス)
う~ん、やはりエントリーするタイミングというのはやはり大切ですね。
グラフを見ると、株価の基本特性としては
1)急激な下落、または上昇には元の位置に戻る性質がある
2)下落具合、上昇具合が短時間、つまり急落、急騰のほうが時間当たりの効率がよい
ということは、ニッシンの例でいうと、前場は4回ほどのチャンスがあったということで、チャンスを見つけるのは、
あ)上昇率、下落率ランキングで点滅具合がピコピコしている「動きのある銘柄」を基準に
い)まず、ティックチャートなどのグラフを見る
う)上記グラフの急落、急騰がある銘柄を定期的にすばやく見る→視覚なので1,2秒もあれば初心者でも可能
え)上がりランキング(上昇の波にあるもの)は、下落したときの反発が、下げ中銘柄と比べて高いので
※VWAPより、下がっているものはよりチャンス
お)ど~んと下がっている銘柄を発見したら、チャンス
か)下げランキングで、急上昇しているのがあれば、より下がりやすいのでカラ売りのチャンス
※VWAPより、上がっているものはよりチャンス
さ)寄り付きの幅が小さいものや、流動が少ないものは、上がっても1ティック抜きくらいの素早さが必要。
という感じで、やはり効率がいいタイミングというのはやっぱりあるようです。
以下は、資料として付けておきます。
4753 ライブドア 2005-12-22
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/48/c14b49af481e324a3a15dadd98ed8646.png)
この例だと、9時15分ごろと、1時~1時30、2時45分ごろにチャンスがあった感じです。
この時は前日から下げ傾向だったので、急落があった午後13時くらいの時は反発しませんでした。
どちらも、上昇中の銘柄でやるのが効率がいいようです。
A)上昇中→順張り
B)下降中→逆張り
C)急落後、急騰後のもみあい中 →時間効率的には悪いのでパス? ただし、後場持越し、翌日持越しはチャンスがあるのかも。このあたりはまだぜんぜん、わかりません。
1)寄付→予想確立大 (9時から30分の間と限定する)
あ)いきなり上昇の一途のパターン
良いニュースがあった初日のすごい比例のS高の後とかは、順張りのチャンス?
い)いきなり下降ばかりのパターン
悪いニュースがあった時に、いきなりS安になるようなパターン?
う)ちょっと上がって、どーんと落ちるパターン
売り板が、いろんな事情で妙に厚い時など?
え)ちょっと下がって、どーんと上がるパターン
障害など遅延などが原因で始まるパターン?よくわかりません。
お)もみあいが続くパターン
急落、急騰が続いての調整期間中?
後場持越し →予想確立中? (10:30から30分の間と限定する)
あ)急騰中、急落中の銘柄で寄り付き強い後に、わずかな上昇トレンド続いたもみ合いの銘柄?
い)良いニュースが日中に流れて急騰中の初動の銘柄を発見できた時?
翌日持越 →予想確立不明? (大引け前の30分の間と限定する)
これ、ぜんぜんまだどんな要素で持ち越していいのかわかりません。以下想像です。
あ)下落が続いた後の調整期間中から、上昇に転じた物?
い)午後に、良いニュースがたまたま発表されたもの?
う)金から月に掛けての持越しは、ギャンブルなの?