幸ちゃんが亡くなって・・・あっという間に随分と時間が経ってしまいました。
あまりにも沢山の方々にお声頂きまして、改めてどれだけ幸ちゃんのことを
思っていてくださっていた方々が多くいてくださったのか知り
幸ちゃんって凄い猫さんだったなぁ・・・・と思いました。
ご報告だけで、何にもブログも更新せずすみません。
また頂いたコメントにもお礼もせず、本当に失礼をしてしまいました。
心から、感謝しています。
ありがとうございました。
幸ちゃんが亡くなった後、猫友さんたちから続々とお花が届き
そのお心が本当に嬉しく、有り難く・・・届けられるお花を見る度に
幸ちゃんのお骨を前に、泣いてしまいました。
たくさんのお花に囲まれて、幸ちゃんはお花畑にいるようです。
幸ちゃんは亡くなる3日ほど前から突然歩き出して、鳴き続けて、
どうしちゃったの?と驚くほどでした。
猫部屋にもどんどん入ってきて、階段も一人で降りてリビングにもやって来て
一体何が起こったのか分らないほど、家中を歩き回った幸ちゃん。
最初は痴呆が始まっちゃったのかな?と思っていましたが
今から考えると、きっと幸ちゃんは自分に残された時間があまりない事を知っていて
みんなに挨拶して回ってたんじゃないのかな・・・・と思ったりします。
ちょうど、相方が金曜日に帰って来たのですが、その時にもトコトコ歩いて
玄関までお出迎えして、相方を驚かせました。
ビックリしつつも、元気そうにトコトコ歩いて相方の後をついて回ってた幸ちゃんに
大喜びの相方で、「幸ちゃんすごいなぁ・・・」って撫でて抱っこしてました。
きっと幸ちゃんは、「私、歩けるんだよ。歩くところ、お父さんに見て欲しかったの」って
そう言ってたんじゃないかな・・・・
次の日・・・土曜日の夜。
あんなに歩いていたのに、ぐったり寝てしまって・・・・
きっと疲れちゃったんだねって思ったけど・・・ご飯も口から出してしまうし
お水もシリンジで飲ませても飲み込めない感じで・・・・
次の日、日曜日に点滴をしてもらいに行った時には、ベッドに寝たままの状態でした。
それでも、まだ反応があって、点滴してもらった帰りには車内で立ち上がる素振りも見せて
ああ・・・・良かった・・・・明日もまた点滴してもらおう・・・・と
少しだけホッとしたんですが
帰ってきたら、やっぱり動けなくなってて、ご飯もお水も口に出来ず・・・
少しずつ口元を濡らしてあげるのが精いっぱいでした。
通院すること自体が、今の幸ちゃんにはかなりの疲労になるのではないか・・と
相方にも言われ、私もそんな気がしたんですが
でも、きっともう最後になるだろうと予感がしたので、最後に体を潤してあげたい・・・
そう思って、月曜日に最後の点滴に行きました。
道中、3回ほど体を引き攣らせて吐くかのような痙攣を起こし、もう意識がほとんど
なくなってしまいました。
それでも、点滴をしてあげれて本当に良かったと思います。
帰って来てからの幸ちゃんの顔が全然違ったんです。
すごく楽になったような、落ち着いた顔をしていて・・・
本当に良かったと思いました。
綺麗な顔をしているでしょう?
呼びかけにも、もう反応がなかったんですが、鼻先に顔を近づけたら
クンクンと匂いを嗅ぐ仕草をしてくれたので、何度も何度も、顔を近づけ
「お母さんここにいるよ。幸ちゃんの傍にずっといるよ」って話しかけ
本当にずーーーっと、顔を見ながら過ごしました。
幸ちゃんはどんどん、どんどん、透明感あふれるお顔になっていって
天使のようでした。
きっともう私の事も見えてない、その瞳はとても澄んでいて
存在そのものが神々しくキラキラ光っているようでした。
何もかもが愛おしくて
何度も何度も撫でて、手を握って、幸ちゃん・・・・幸ちゃん・・・・って
名前を呼び続けました。
月曜日、夜は一緒に寝ようとベッドごと寝室に運び
私と相方の間に幸ちゃんを寝かせ、親子で川の字になって寝ました。
私はもう幸ちゃんと顔がくっつくくらいの距離でずーーっと幸ちゃんを見つめてて
時々、起こす痙攣の度に、体を撫でて大丈夫、大丈夫、ここにいるよ・・・って
声をかけたら、すぅーーっと落ち着いてくれました。
全然眠くなかったのに、突然睡魔が襲ってきて、
まぁ、3日ほどほとんど寝てなかったので、当然と言えば当然なんですが
寝ちゃダメ・・・と思いながらも、ウトウトして・・・ほんの少し寝てしまいました。
そしたら、ふっと、ある瞬間・・・バチッと目が覚め、
それと同時に、完全に眠っていた相方が同時にガバっと起きて、
二人で顔を見合わせ、「幸ちゃん・・・・?」と様子を見たら・・・・
その声を聞いてたかのように、手足の痙攣が始まり、口を大きく開けて
一生懸命、何かを吐き出そうとする仕草を繰り返しました。
その度に、心臓の鼓動が一旦止まるんですが、また吐く動作と共に戻ってくる・・・
きっと時間にして数分だったと思いますが、苦しそうな幸ちゃんを見て
・・・私が昨日・・・このまま寝た切りでもいいから、傍に居てほしい・・・って
そんなこと、お願したから、幸ちゃんが頑張ろうとしてくれてる・・・と感じ
幸ちゃん・・・・もういいよ。
もう頑張らなくていいよ。
楽になっていいからね。
ありがとうね・・・・幸ちゃんありがとうね・・・・
って声をかけたら・・・・・・・・・・・・・・・・
大きく一つ肩で息をして、すぅーーーっと静かに、幸ちゃんの心臓はその動きを止めました。
2012年、7月3日、午前3時10分頃・・・幸ちゃんはその猫生を終えました。
たくさんのお花で幸ちゃんを包みこみ、天国へと送ってあげたかったので
いっぱい飾りました。
みんなともお別れの挨拶をしました。
茶太は幸ちゃんにチュッとしてくれました。
菜々も・・・・・
凛も・・・・
そして彩は・・・来るのを嫌がって、逃げてたんですが、抱っこして顔を見せてあげました。
咲とコジは結局来れず。
霊園に行く前にとても感動することを彩がやってくれました。
あんなに嫌がってたのに、私と相方がちょっとその場を離れた時に
一人でトコトコやって来て
相方が「彩・・行ってる・・」と教えてくれたので、離れて様子を見てたら
幸ちゃんに近付いて、何かしていました。
その後、何気なく幸ちゃんを見たら・・・・・
真ん中に緑の羽根のようなものがあるの、分かりますか?
猫じゃらしの羽根の落ちた1枚なんですが、最近、彩はこれが気に入ってて
一人遊びに使っていたんです。
その羽根が幸ちゃんの顔の下に、そっと置いてありました。
きっと幸ちゃんに「これ、あげる・・・」って彩が最後にプレゼントしたんだと思います。
彩の優しさに泣きました。
最後、しんどい思いをさせてしまったけど
抱っこしてあげれて良かった。
猫部屋まで歩いてきて、みんなのいる中で幸ちゃんも眠れて、嬉しかったです。
亡くなる前に見せてくれた幸ちゃんのテックン、テックン歩く姿・・・忘れないよ。
あんなにみんなも距離を置いていたのに、亡くなる前の3日間は不思議と
次々に幸ちゃんのところにみんなが来てくれてました。
今でも運命だと思っている幸ちゃんとの出会いから1年。
去年の7月14日にボロボロの幸ちゃんと出会いました。
とても人懐っこくて
甘えん坊で・・・・
いつも喉をゴロゴロ鳴らしてくれました。
我が家に来てからは、ほとんどベッドで寝ていた生活だったけど
気持ち良さそうに、ぐっすり寝てる姿を見てるだけで、私の方が癒してもらってました。
年の離れた友達も出来たしね・・・幸ちゃん嬉しかったかな・・・
通院もよく頑張ってくれました。
通院仲間の茶太とも、通院のおかげで距離が縮まったんだよね・・・
とにかく人が好きで
抱っこが大好きで・・・・・
中でも、特に相方に抱っこしてもらうのが大好きで
お父さん大好きだった幸ちゃん・・・・・
何度か具合が悪くなって入院もしたけど
その度に驚く回復力で元気になって帰ってきてくれた。
面会に行ったら、鳴いて甘えて、お家に帰りたい・・・って一生懸命訴えてくれて
ああ・・・・幸ちゃんにはもうちゃんと我が家がお家になったんだなぁ・・・って
嬉しくて嬉しくて。
大した事もしてあげれなかったし、満足なお世話も出来なかった・・・・
やっぱり、「もっとこうしてあげれば良かった」「もっとああしてあげれば良かった」って
悔いもあるけど・・・・・・・
ゆったりのんびり流れる幸ちゃんの毎日の時を見守って、私なりに幸ちゃんを愛している事を
伝えることは出来たかな・・・・・と思うよ・・。
こうやって、寛いで眠ってくれてる様子を見るだけで
お母さんは宝物の時間をもらった気がして、幸せで幸せで幸せで・・・・
泣きながらいつも、幸ちゃんの寝顔を見つめていたんだよ・・・・
可愛い可愛い幸ちゃん
通院の後は茶太と一緒に休憩したね
カツオが大好きだったよね・・・・・
お弁当に入れといたから、向こうで食べるんだよ・・・・
仲良しの彩とはもう会えないけど、お空からみんなの事を見守っててね・・・・
本当に幸ちゃんの事が好きで好きで好きでたまらなかったよ。
リラックスして、見せてくれたこんなお顔も愛しくて・・・ね(笑)
幸ちゃん、お母さんは幸ちゃんに少しでも幸せな時間あげれたかな・・・・
もっとこうしてほしかったのに・・・・って思ってるかもしれないけど
お母さんが幸ちゃんを大好きで、大好きで、幸ちゃんに出会ったこと
幸ちゃんのお世話をできたことを、心から幸せに思っているってこと・・・
きっとそれだけは分かったくれてるよね・・・・
もうね・・・・・・・大好き・・・・しか、言葉が出て来ないんだよ。
幸ちゃん。
幸ちゃん。
大好きだよ。
これからもずっと。
ずっと、ずっと大好きよ。
虹の橋に着いたら、みんなに自慢してよ。
「うちのお母さん、ウザいくらいにあたしのことが好きでさぁ・・」って。
お母さん、幸ちゃんと同じ所に行けるように・・・この世での時間を大切に
一生懸命、過ごすよ。
いつか、また会おうね。
必ず、会おうね。
私に出会ってくれてありがとう。
あなたを愛させてくれて、本当にありがとう。
大好き。
大好き。大好き。
大好き。
大好き。幸ちゃん。
またね・・・・・・・・・。
長々と読んでくださってありがとうございました。
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