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九州の紹介で~す

2009年04月02日 16時21分33秒 | 地元九州のお話
さてさて九州にお住みでない方はご存じないと思いますが福岡では「3大神社」というものがありましてお正月3日間で合計約300万人が参拝する3つの神社のことです。
もちろん大宰府は一位で半数近くを占めますが今回は3位の宗像大社です。

もともとは海上交通の安全を祈る3つの神社、沖津宮(おきつみや)田心姫神  中津宮(なかつみや)湍津姫神  辺津宮(へつみや) 市杵島姫神の3人の女神を祭る宗像3女神を総じて宗像大社と呼びます。
それぞれ順に沖ノ島、筑前大島、九州宗像にあります。
今では宗像大社というと九州島にある辺津宮のみを言うことが多いです。
その位置の通り朝鮮半島との海上交流の拠点であり正式に認知されたのは大化の改新(645年)と言われています。
特に島全体が御神体である沖ノ島は女人禁制であり入島には禊が必要など古くからの厚い信仰がうかがえます。
沖ノ島は多くの貴重な発掘品が見つかっており「海の正倉院」と呼ばれ現在世界遺産に登録しようという運動が活発に行われています。
また現在では陸上交通へ信仰の対象を広げ近隣では車に宗像大社とかかれたステッカーが張ってあるのを非常に多く見かけます。

ところが宗像大社を世界遺産に登録しようという運動に大きな障害となったのが「福岡新空港問題」です。
これは玄界灘を埋め立て海上空港を作ろうという計画です。
ところが世界遺産への道が閉ざされることが確実になる上、生態系への影響は建設が決定してからしますとなっていたり、福岡市の中心へのアクセス時間が3~5倍になる、日本海の荒波と風の影響が大きい、見積り額や少なすぎる、海底の深度予想が旧日本海軍の目測を元にしているなど大きな問題になりました。
工事や発注がほしい、また地元が活性化するという支持者も多数いましたがどう考えてもエアラインより新幹線を使うようになると思います。
税収も国のもののため地元に一切入りませんのでタヌキの皮算用ではないかというのが私の考えです。
ちなみに福岡空港の問題はさまざまなところで論議がされていてますのでよかったら検索してみてください。
プラスとマイナスを見比べることが一番大切、私はマイナスが大きいと見ましたが。

私見が入ってしまいましたが世界遺産へ強力な後押しをしているのが海がめの産卵地だということ。
宗像とその一帯は海上交通と共に海がめを信仰し日本初の「うみがめ課」というものが役所に誕生しました(設立当時 津屋崎町、現 福津市)

なぜ紹介したのかというとここまで地元で信仰されているのは今の日本ではとても少ないと思ったからです。
大宰府の菅原道真とともにとても貴重な存在だと思います。
沖ノ島へ入るのはとんでもなく難関ですがぜひ一度3女神へお参りしてみてください。


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