プロジェクト・マネジメントの要諦The Key to Project Management

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ゼロから新たに生みだす。既にあるものを作り替える。
楽しみながら考えていきましょう

朝会は毎日するものなのか

2018-04-14 | 考え方

あなたは朝会をしているだろうか。毎朝しているだろうか。

 

毎日、朝会に加え、夕会もしているチームがある。

一方、朝会を週に2回だけ実施しているチームもある。

そして、朝会の頻度に関わらず、両チームともスピードは安定して伸びている。

朝会はチームのベロシティーに影響しないのか?無関係なのか?

 

答えはイエスだ。だからしなくていいと言っているのではない。

理由を説明しよう。

 

「アジャイル宣言の背後にある原則」には次の件がある。

「情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法は、ファイス・トゥ・フェイスで話をすることです。」

 

チームのメンバーがコロケーションしており、全員が普段から気軽に話し合える状況にあるなら、あえて朝会をする必要性は少ない。朝でも昼でもいつでも話せるからだ。一日中、継続的に話しているから、わざわざ朝に皆で立ち上がって話し合う必要がない。

 

一方、チームが発足したばかりで、専用の作業スペースがなく、メンバーが分散しているなら、朝会や夕会はとても効果的だ。

メンバーを意図的に引き合わせることで、チームの一体感と結束を醸成する。作業の同期を頻繁にとることで、チーム全体の微調整を可能にする。

 

朝会はルールだから毎日するのではない。チームの置かれた状況に応じて、最適な頻度ですればいい。 

注意点が一つ。朝会をする時はチーム全員が参加すること。シンクロナイズドスイミングのように、全員で作業の同期を取ることが必要だから、一部のメンバーだけだと意味がない。

アジャイルのフレームワークの一つである「スクラム」では、朝会を24時間サイクルで行います。スクラムについて、知りたい方はこちらもどうぞ。



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