六角オセロ & 右・石田流 & 目くらまし戦法

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寒天ダイエット SF傷だらけの天使 66話

2021-04-03 07:35:38 | Weblog
寒天ダイエット



「さてと、出掛けるかな。今日も天気がいいし、歩いて行こう」
・・
アキラ
「最近、下っ腹が出て来ちゃって」
よう子
「まだ若いのに」
「売れ残りの焼き芋の食べ過ぎかなあ?」
「そうかも知れませんねえ」
「メタボってやつかなあ?」
「若い人にも多いらしいわよ」
「若い連中は、変なものばっかり食ってるからなあ」
「寒天がいいのよ」
「寒天デザート、勝間屋にも売ってるよね」
「売ってますよ。ゼロカロリーのものが」
「じゃあ、買ってみようっと」
「食前に食べるといいのよ」
「ところてんは?」
「ところてんの水分を凍らせて乾燥させたものが、寒天なんです」
「へ~~え、そうなんだ。じゃあ、原料は同じ物?」
「はい、海の天草(テングサ)という海藻を煮出してつくります」
「どうして、寒天は痩せるの?」
「食品の中で、一番に食物繊維が多いんです」
「ふ~~~ん」
「寒天は、腸内で吸収されないので、カロリーゼロなんです」
「ふ~~~ん」
「腸内の老廃物や毒素を吸着して、出してくれるんです」
「ふ~~~ん、まったく栄養が無いってこと?」
「ありますよ。カルシウムとか、忘れたわ」
「じゃあ、食べてみるか」
「糖尿病や高血圧、コレステロールの改善にもいいんですよ」
「よう子ちゃんは、詳しいねえ」
「父親が病気なもんで、いろいろと勉強しています」
公園に、電動カートが止まっていた。
「電動カート、いつ来るの?」
「今日の午後です」
「とにかく、外に出ることはいいことだよ」
「そうですねえ~~」
「気晴らしにもなるしね」
「ひでちゃんも、レンタルで頼んだって言ってたわ」
「どうして、ひでちゃんも?」
「脚がもつれて歩けないときがあるんですって」
「へ~~え、大変だなあ」
「パーキンソン病の症状ですね」
「綺麗な人なのにねえ」
「そうですねえ」
「とにかく、僕はダイエット、ダイエット!」
「甘い物の食べ過ぎじゃあないんですか?」
「ううん、そうかもね、アンパンとか食べてるし」
「ポテトチップスとかも太りますよ」
「ううん、それも食べてるなあ~~」
「人間はねえ、ストレスを感じると、甘い物が欲しくなるんですよ」
「そうだね~~」
「だから、甘い物よりも、煙草のほうがいいって言う人がいるんですよ」
「そう考えると、いいかもね」
「健康って、難しいですね~~」
「難しいね~~!」
カラスが『ガァガァガァ』と鳴いていた。
「変な鳴き声だなあ?」
ショーケン「あれは、怒ってる鳴き声」
「へ~~え、そうなの?兄貴は、カラスの言葉も分かるんだ?」
「まあな」
三人は笑っていた。
金剛峯寺に着いた。
ショーケン
「昨日は、十五夜だったんだって?」
「そうですよ」
「かぐや姫が、月に帰った十五夜だよね~~」
「はい、そうです」
「月で、六本指の、かぐや姫の人骨が見つかったんだって」
「え~~え!何ですか、それ?」
「ずっと前に、ユーチューブで観た動画」
「面白いですね~~」
「日本人はネアンデルタール人とか、ユーチューブは面白いね」
「ユーチューブ、よく観てらっしゃるんですか?」
「ネットは、ユーチューブが主ですねえ。主に、音楽だけど」
「なるほど!」
「よう子ちゃんは?」
「わたしは、電磁波がいやなので、スマホではやっていません。やるときには、パソコンですね。主に、調べたり、買ったりですね」
「アマゾン?」
「アマゾンは、超早いか、超遅いか、ですね。超遅いときは、海外発送のときですねえ」
「ふ~~~ん、他は?」
「安くて良ければ、どこでも」
「値段の相場を調べるときにもいいよね」
「はい」
「僕もパソコンだよ。画面が大きくて、見やすいから」
「パソコンがいいですねえ。文字も打ちやすいし、早いし」
「そうだねえ」
「いいね!って、ほんとうなんでしょうかねえ?」
「うん?」
「なんか、嘘っぽくて」
「あれはねえ、押せば簡単にできるでしょう。だから、いいかげんなんだよ。文字を打つ必要が無いから、馬鹿でもできる。やることが無いから押しちゃうの」
「なるほどねえ」
「サクラも多いしね。会社とかは、社員に押させているらしいよ」
「いいね!をすると、いいねポイントとかもありますからねえ~~」
「SNS自ら、人やAIをつかって、いいねボタンを押させて、ユーザーを引き寄せているらしいよ」
「へ~~~え」
「ネットには、必ず、裏があるんだよ。そういうトリックに踊らされちゃあ駄目なの」
「そうですね~~」
「動じない心、柔軟な知恵が必要だね」
「不動明王ですね」
「アキラの受け売り」
「スマホは、近くで観てるから、物が二重に見えるようになるんですって、スマホ近眼とか」
「なるほどねえ」
「電磁波のせいか、頭も痛くなってきますね」
「目は大切だよ。あんまりやらないほうがいいね」
「そうですねえ~~」
「テレビは面白くないし」
「民放は、スポンサーを怒らせないように作ってるからねえ。どうしても偏ってしまう」
「そうですね~~、ショーケンさんも、そうだったんですか?」
「そうだよ。スポンサーを気にしながら喋ってた」
「そうなんだ~~」
「スポンサーが電気会社だったら、電気製品の悪口は言うな!とか」
「へ~~~え」
「難しい言葉は使うな、中学生レベルで話せっ、とか」
「へ~~~え、そんなことまで」
「今でも、週刊誌は、中学生レベルで書かないと売れないらしいよ」
「そうなんですか」
「僕も、テレビを観るときは、ニュースだけだね」
「今日は、おもちゃが届いたので持って来ました」
「どんな、おもちゃ?」
「太鼓を叩く小熊ちゃんです。これです」
よう子は、取り出して、見せた。リアカーの上に置いて動かした。
「お~~、いいねえ!電池?」
「はい」
「これで踊れば、楽しくなるよね~~」
「はい」
アキラ
「うん、これはいいや!外国人、喜びそう」
「あゆみちゃんに見せたら、欲しいって言っていたので、あゆみちゃんにも買ってあげたの」
「音楽に合わせて叩いてくれたら、大人も買うと思うよ」
「ちょっと高いんですけど、ありましたよ」
「それいいなあ~~」
近くの鳩やカラスが、おもちゃを見ていた。
「今日から、また、あしたのジョーになって、シャドーボクシングでもはじめるかな」
「じゃあ、一緒にやりましょう。教えてください」

荒木一郎/果てしなき闇の彼方に (1981年) 視聴No.2

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