FIFA09 崩しをリアルから学ぶ２

今回のリアルに崩しを学ぶは、スペシャル・サンクス・トュ・ケニーさんじゃ。前にこのブログで取り上げた、ユベントス（ユーベ）対フィオレンティーナ（フィオ）のハイライトを見れるサイトを紹介していただきました。ケニーさん、ほんまにありがとうのぉ。

では早速、ユーベの得点シーンを振り返ってみようかのぉ。（といってももう先々週の話になってしもうたが）

話は敵陣のアタッキングサードに入ったあたり、右サイドで右MF（マルキオンニ）から斜め後ろの右SB（グリゲラ）へのスローインから始まります。この時点でフィオの守備陣は２ラインの陣形を完全に整えていたように見えます。スローインを受けた右SBは一瞬左に行くと見せかけて、持ち替えた左足で右MFにリターンパス。即座にフィオの左SB－左MFと左CB－左ボランチのタテ２列の間へパス＆ゴー。右MFは内側を向いてボールを受け、一度右足でボールロール。ワンツーもあるかと見せかけておいて、キュッと加速して内側に切り込むドリブル。この動きにフィオの左MFは慌ててついていきましたと。フィオは左MFだけでなく、左DB、左CB、左ボランチ、あげくは左FWまでが引き寄せられてしもうた。（尚、右SBは右に残ったままじゃったが、もうここには味方も敵も意識を向けてません。おとりとなって右MFの内側へのドリブルを成功させた時点でお役ごめんって感じじゃ。）

おそらくフィオの守備陣の意識は右側（ユーベから見たら左側）に向いていた。さあ、今日のその時であります。画面に突然現れてきたのが、右ボランチのマルキージオ。両ボランチ、両CBの間、つまりど真ん中をすごい勢いで駆け上がってくるじゃないですか。スローイン時に右ライン際にいた味方の右FW（アマウリ）は、ペナルティエリア中央に向かって斜め後ろに走って戻っている。フィオの右ボランチはそっちへの対応に気をとられて混乱。マルキージオに全くついていけません。フィオの左ボランチ、左CBはボール（マリキオンニ）に向かっているので、背後をついたこのフリーランには全く気づいていなかった模様。マルキオンニはフィオの左SBと左CBの狭い隙間をついて、右足のアウトで絶妙のスルーパス！それにマルキージオが追いついた時は完全にGKと１対１に。前に出かけたGKの鼻先で右足で軽く、逆サイドに流し込んでゴールじゃ。

FIFAで同じようなことをやろうとしたら、
・スキルムーブで相手をちょっと動かしてパスコースを作る。
・ワンツーの要領でパスを出してスペースに動く。（実際にはボールは出ないけど）
・ボールロールで相手の動きを止める。
・右スティックでボールをあいたスペースに持ち出す。
・トリガーランでボールを持っていない選手を動かす。
・ドリブルとは違う向きに正確にスルーパスを出す。
そんな技術が必要なんじゃろうか。

それを考えると気が遠くなるよ。でもまあ考えるのは自由じゃもんね。楽しいもんですよ。（今週のスポルト　マンデーフットボールはどうだったんじゃろうか。忙しゅうて見られんかった。何かいい崩しがあったら、教えてつかーさいね。）