そして艦はゆく

現用艦中心内容

地方隊護衛艦

2015年06月07日 | 架空艦

地方隊向けに建造され既に全艦退役している、ちくご型護衛艦を基にした架空の護衛艦です。

実際はDE-226いしかりDE-227ゆうばりDE-228ゆうべつとなっており現在は3隻とも退役しています。

【DE-226 あがの:JMSDF DE-226 AGANO】

 

あがの型は第3次防衛力整備計画で建造されたちくご型が対潜能力を重視して、地方隊向け護衛艦としては初のアスロック発射機を備えたものの対空能力が68式3インチ連装速射砲と40mm連装機関砲のみであった事を解消させるべく計画された。

艦体はちくご型を基にしているが主機関にディーゼルエンジンとガスタービンを併用するCODOG方式を採用している。
艦首にはOTOメラーラ76mm砲をライセンス生産した62口径76ミリ速射砲を備え、管制には艦橋上部に配置したFCS-2を用いている。


艦後部にはシー・スパロー艦対空ミサイルを運用する短SAM発射機3型(GMLS-3)と管制を行うWM25のレドームを配置し対空能力を同時期に竣工した汎用護衛艦はつゆき型と同等に向上させている。


 


1番艦であるDE-226あがのは阿賀野川に由来し、この名を継ぐのは帝国海軍時代の軽巡洋艦阿賀野に継いで2代目であり、海上自衛隊においては初の命名となる。
同型艦にはDE-227もがみDE-228おおいが有り、これら3艦においてCODOGの運用や地方隊向け護衛艦の対空能力を検証した実証結果に基づき、次期地方隊向け護衛艦であるあぶくま型が建造されることなった。