海上自衛隊における艦隊防空を主に担う護衛艦の一つがはたかぜ型である。
はたかぜ型は第3世代のミサイル護衛艦(DDG)として建造された。
今日に於いては、ほぼ全ての護衛艦に艦対艦のハープーン、艦対空のシー・スパローなど何かしらのミサイルが搭載されているが、海上自衛隊で最初にミサイルを装備したのはDDG-163あまつかぜとされており、そのミサイルは艦隊防空用のタ-ターであった。
その為なのかは定かではないが、あまつかぜ以降に建造された艦隊防空を担うたちかぜ型、はたかぜ型、こんごう型、あたご型の各艦は予算上で甲IV型警備艦と称されるミサイル護衛艦と呼ばれている。
写真ははたかぜ型の2番艦であるしまかぜでありぜかましでは無い。
うさ耳なカチューシャも付けてはいないしTバックも穿いてはいない、付け加えると搭載する砲も浮き輪を付けた連装砲では無く5インチ単装速射砲である。などと言った艦これネタなどは脇に除けておいて・・・
はたかぜ型は現役のDDGとしては最古参かつイージス・システムを搭載していないため艦隊防空能力については、こんごう型などに敵わないかもしれませんがスタンダード艦対空ミサイルを運用するMk-13発射機、背負式に配した73式5インチ速射砲、アスロック発射機が備わる艦前部、ブルワークと呼ばれる波避けを護衛艦では唯一装備した点あたりが日本独自の設計による艦容の特徴と言えるでしょうか。
特に速射砲を2基搭載しているのは本型の他は先に紹介したしらね型DDHだけであり、『いかにも軍艦』と言った艦容の艦艇が今月25日にDDH-183いずもが竣工してDDH-143しらねの自衛艦旗が返納され除籍されれば、残るはDDH-144くらまと本型の2隻だけとなってしまうため少々寂しさを感じてしまいます。
さて湿っぽい事はここらにしておいて、海自艦艇に詳しい方々には上記写真のDDG-172しまかぜと並んで写っている艦が海上自衛隊において今現在、艦首に173の番号を記しているのはイージス・システムを搭載した護衛艦こんごうのはずデース!でも写真の艦型はぜかましじゃなくしまかぜと同じはたかぜ型ネ~!と強調して言わなくてもいいのですが、艦型と番号の組み合わせがおかしいと気づかれているでしょうか。
こちらの艦が東郷平八郎提督の台詞をもじってみた当ブログの副題に有る、架空艦の一つなのです!
次回あたりで、この艦型と艦番号の一致しない架空艦をご紹介したいかと存じます。
艦これネタが多々混じりまして、失礼いたしました・・・