子宮頸がん(細胞Ⅲb-0期 一部にAISあり)

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病理診断

2008-11-10 00:28:55 | Weblog

一部にAISが見られる。・・・

5 ais
A. 定義・概要
a. 細胞学的に悪性の腺上皮細胞が正常の内頸腺の
 
 構造を保ったまま上皮を置換して増殖するが、
  間質への浸潤を示さない病変をいう。
b. 内頸腺の被覆上皮は通常細胞内粘液を有さず
  時に子宮内膜上皮に似ることがある。また一部の症例では、
  腺管は杯細胞や、さらに好銀性細胞をも含むことがある。
  上皮内腺癌の腺管は、正常の内頸腺の存在する部位にあり、
  それより深部には広がっていない。
  また複雑な組織型をとらず、間質の線維増生を来さない。
  この病変はしばしば扁平上皮型の異形成、上皮内癌、
  微小浸潤癌などと共存してみられる。
c. 上皮内腺癌と共存する扁平上皮型の病変が微小浸潤癌であれば
  Ⅰa期に、浸潤性扁平上皮癌であれば後者の病期に分類する。
d. この診断は頸部円錐切除またはそれに準じた方法による。
e. 頸管円柱上皮に類似する細胞からなる癌である。
f. 内頸部型、類内膜型などに分類される。
g. 放射線感受性が低い→治療効果が悪い。

B. 組織像
a. 高円柱状、淡明な細胞質、粘液を含有する細胞が
  管状構造を呈している。

C. 細胞像
a. 高円柱状の細胞が腺腔状、柵状に不規則な重
  積をもって出現する。
b. 細胞質は粘液を含有することがあり、核は切れ込みなど
  を持つ不整形、やや大型の核小体を有することがある。
c. 核の大小不同は少ない。
d. 背景の壊死は少ないことが多い。
e. 細胞判定は難しいのが現状である。
   June 3, 2004 / 10
   Kyorin University, Cytotechnology, S.Kohri

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