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Riverside Cafe

Riverside Cafeへようこそ。夕日に染まる多摩川を見ながらお茶しませんか?

名作写真館 1巻 白川義員 「世界百名山」

2006年05月08日 | Books
以前DVDを紹介した写真家 白川義員の写真集の廉価版。何しろたった500円で彼の写真の一部が楽しめます。大型本の本家"世界百名山"は39,900円もします。 もちろん紙質や仕上がり具合などは比較対象にならないのでしょうが、彼の撮る山写真の一端に触れられるなら十分価値があります。 . . . 本文を読む
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「自由に至る旅」 花村萬月

2006年03月08日 | Books
最初に断っときますが、新書からイメージする実用性を期待しないで下さい。情報は古いし、バイクで長期のキャンプツーリングをした事がある人なら、書いてある事は多かれ少なかれ体験してるでしょう。はっきり行って目新しい情報はありません。 でも、この本の魅力はそんな所にありません。この本の魅力は、とても面白くて平易な思想書であると言うところにあります。昔ちょっと話題になった本に「禅とオートバイ修理技術」とい . . . 本文を読む
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「夏の闇」 開高健

2006年02月09日 | Books
ここではないどこかを求めて彷徨う男の物語。20代前半の頃この小説と出会い、物の見方や価値観をひっくり返すような衝撃を受けました。 それからは、旅に出るときは必ず持って行き、いろんな場所(南国のビーチ、北の大地のテントの中とか)で読みました。どうも、部屋に閉じこもって読むのではなく、旅先で読むのが似合う小説だと思います。 出だしの「その頃も旅をしていた。」から、最後の「明日の朝10時だ。」まで、印 . . . 本文を読む
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「容疑者Xの献身」 東野圭吾

2006年01月09日 | Books
東野作品としては水準の出来かと思います。 帯文や書評でもこのお話をラブストーリーとして捉えていますが、主人公の数学者の容疑者への深い愛情の理由が完全に納得できません。今まで誰も使わなかったトリックを使うためにストーリーを作ったような感じさえします。こうしてみるとあまり面白くない小説のように見えるかもしれませんが、そんな事は無く十分面白いです。ただ同じ著者の「白夜行」で表現した孤高ともいえる小説世界 . . . 本文を読む
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「蝶舞う館」 船戸与一

2005年12月24日 | Books
ベトナムを舞台とした民族間の対立とそれに巻き込まれる日本人を描いた小説。船戸独特の語り口で、いろいろな背景を持った登場人物が蝶舞う館に収束していくさまは迫力。だけど、、、 他の船戸の一級の作品(「猛き箱舟」、「砂のクロニクル」)と比較すると、少し落ちるような、"圧倒的"な迫力ではないんですよ。もちろん払った対価以上に楽しませてくれる小説ではあるけれど。 あまり詳しく書くとネタバレになるから書かない . . . 本文を読む
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「珍日本紀行」 都築響一著

2005年11月10日 | Books
日本全国の珍スポット(秘法館、大仏、私営の美術館)の数々を写真と文章で紹介した本です。 特に興味深いのは、人の想いが凝縮された私営の博物館系とエロスポットで、”業の深さ”なんて言葉を久しぶりに思い出しました。地域によっても空気感が微妙に違うし見てて飽きないです。珍スポットに対する著者の敬意や愛情も感じられてお勧めの本です。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/A . . . 本文を読む
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