リコの文芸サロン

文化、芸術、手芸など人生を豊かにする情報発信ブログを始めました。より良いブログに育てるためにコメントなどお寄せください。

大鳥大社の例祭

2023-08-16 | 奇貨譚
8月13日、
大阪府堺市の大鳥大社で一年でいちばん大切な例祭に
あけび歌会は短歌献歌をさせていただきました。
この日、堺市は37度の猛暑でした。
10:30から1時間の間、私達参列者は拝殿前のお庭のテントの下で参加です。
暑い、フー、
マグボトルに氷と凍らせたタオルを入れて持参。
神の御配慮か時々、涼しい風が吹き、思ったよりも、暑くなかったです。

あけび歌会の参加者(奉仕者)は小笠原嗣朗代表他、2名の選者。
参列者はリコと他2名です。
大鳥大社の大鳥居。
祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)

拝殿で奉仕者が参列します。


手水の儀、
全員が手を清めてから、お清め(祓所)を受けて、


 拝殿に向います。 

水無瀬忠俊宮司始め、神職の案内で拝殿に向かいます。
奉仕者約20名、参列者は約100名です。


笛、篳篥(ひちりき)、笙(しょう)を演奏して、奉仕者を拝殿に導きます。

あけび歌会の小笠原代表。
ピンクの着物(連歌の会の代表者)の後の男性です。


総代及び氏子崇敬者の皆様が拝殿に向います。


ネットより、例祭の行われる拝殿です。


拝殿には約20名の奉仕者です。
日本維新の会の馬場伸幸代表(衆議院議員)、住吉大社代表、蓮歌の会の4名、あけび歌会の3名、その他の代表者です。

小笠原代表の献歌帳の奉納。
3名の歌を声語らかに神前に献詠します。

神前に短歌献歌の小笠原代表。
2列目奥に、水谷和子選者、武田家宜選者が立ち上がります。





献歌帳を神前にお運びいただく、

連歌の方(4名)とあけび歌会9名)の献歌帳を、神前に奉納していただきました。



透かし塀の中が神殿です。
右手に今日の奉仕者が並ぶ拝殿があります。ネットより。
雅楽にのり、朝日舞の奉納。




あけび歌会の、小笠原嗣朗代表の玉串の奉納。

私が座っているテントから写真を撮っています。
 
全ての行事が終わりました。
水無瀬宮司によるご挨拶です。


赤い装束の水無瀬宮司様。


雅楽の方々。儀式の間、奏楽されていました。
太鼓、笛、竜笛、笙(しょう)などで演奏されました。

例祭終了後、今回、色々とお世話になった山口聡権禰宜様にご挨拶のあけび歌会の人たち。

とても美味しいお食事をいただき例祭が終了しました。

献詠帳(控え)、








明治43年(1910年)に初めて、あけび歌会の創始者、花田比露思先生が大鳥大社の社務所で第一回の歌会を開かれてご縁が出来ました。

長らく途絶えていた、あけび歌会と大鳥大社のご縁が復活して、4月に大社であけび歌会の吟行をした時に水無瀬宮司様から8月13日の例祭で献歌をしていただきたいとお申し出がありました。
以来、準備を進めてきました。

あけび歌会の113年の歴史の中で初めて献歌をさせていただきました。
とても貴重なご奉仕をさせていただいて、感無量です。


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いよよ華やぐ

2023-08-11 | 奇貨譚
先日、ポエットMさんの水曜サロンに私が投稿した歌は

友人と
夫に出逢ふ
この一世
ひと日ひと日を
宝とぞ添ふ   涼風

8月7日は私の誕生日。友人達からメッセージや贈り物か届いて、やはり嬉しい。
特に、70歳を過ぎているので、これまで、息災に生きてこれたことを有り難く思いました。
私の父は83歳,母は85歳で亡くなりましたので、私の余命も少ないと自覚しました。

ポエットMさんが、
「いよよ華やぐ、命なりけり」
と岡本かの子の「老妓抄」を引用して、感想を書いてくださいました。



もう1つの、面白かったのは。私が70歳を過ぎているのでと書いたら、ポエットMさんは古希を過ぎてと書かれた。
この方が文学的ですが、古希より喜寿に近いニュアンスは出ませんね。フフフ!!

ネットより、


世の中の
大き流れに
沿はねども
喜寿へ傘寿へ
いよよ華やぐ  涼風

私の人生の師の紀野一義先生の『名僧列伝、全4巻』


第2巻のP14〜P126が良寛の内容です。
「桃花の友」
良寛さんが左一と有願の友達を2人、次々と亡くした時に、川のほとりを度々、徘徊し、寝込みます。
病から癒えて、
「無限の桃花、水を遂(お)うて流る」、良寛、52歳.この時、大きな転回を遂げた。

本の内扉の印は、
常懐悲感、紀野一義
第一義、心遂醒悟
 




仏法では人生を川にたとえる。
そして、人の命を花びらにたとえる。
川のおもてはいっぱいの桃の花びらである。そこにはもう、左一の、有願の花びらという区別はない、良寛を包むこの大きな川には、無数の命が浮かんで良寛の命に触れることを望んでいる。

「無限の桃花、
水を遂(お)うて流る」

大らかで、美しい言葉ですね。

世の中の
大河のほとりを
そぞろゆく
命ありけり
命なりけり  涼風


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魂を見失わない

2023-08-10 | 日々彩彩



8月6日は広島原爆投下、7日は私の誕生日、9日は長崎原爆投下
と私の人生の師の紀野一義先生の誕生日があり、この週は気持ちが落ち着きません。
紀野先生は広島原爆で両親姉妹を亡くされました。

絶対にしてはいけないことが解らなく成るので、魂を見失わないようにしましょう。
 
★4月16日に大阪府堺市の、大鳥大社で短歌の吟行をしました。

大鳥大社吟行  涼風
 
○大相撲の宿舎となりし会館に歌会をするどすこいどすこい

○稽古場の土俵の真中に御幣たち神聖なる気そこここに満つ
  

○大怪我の若隆景の快復を祈りつつ巡る青葉の境内

○大鳥の万緑の苔に椿招(を)く祠官(しかん)の描く宮の賑はひ

 大鳥大社は1万五千坪余の広大な境内で、池は3個もあります。今は多くの箇所は門が閉じられていて散策はできません。
吟行の日にN先生が、「昔、今は閉じられている、菖蒲園に緑の苔に落ちた椿が綺麗だった」と話された。万力権禰宜さんは「今、境内を整備中で、そんなお庭に再びなればと思います」と言われた。

○台風に倒れし鳥居の再建に「夢枕に立つ」と寄進のありぬ

 東京の方から大社に電話が架かり、夢に鳥居が出てくる。お宅の鳥居でしたかと、不足してた鳥居の再建費用の寄付金をしてくださったそうです。

○小笠原嗣朗代表も参加され歌会の空気きりりと締まる

○花田師は根岸短歌の歌会を百十余年前に開きし

○あけび誌の百巻記念を祝はむや令和十一年その日待たるる 
            

 拝殿前の新しく再建された鳥居。


★最近、あけび誌に始まった新企画の「コラム」


ダリアの花  M.Sさん

 ある日花屋の店先にビロードのような輝きを持つ大輪の赤紫色のダリアの鉢植えが売られていた。特売で安かったので買って帰り、下駄箱の上に置いて育てていた。数日の間は美しく、元気に咲いていたが、しばらくして花も蕾も弱ってしまい枯れてしまったように見えた。悲しくなった。ふと、地植えにしたら咲くのではないかという考えが浮かんだので、直ぐに庭先にこのダリアを植えて水をやってしばらく様子を見ることにした。「どうせ枯れるだろう」と軽く考えて植えてみたのだが、あれよあれよと言う間に沢山の蕾を付け始め、あっと言う間に大輪の花となった。全部で二十輪近くも咲き続け、今も私を慰めてくれている。
最近いろんなことで悩み、少し体調を崩していたが、この花を見ていると自然に癒されていく感じがした。近所の花好きの御夫人や道行く人にも声をかけこのダリアを差し上げたらみな喜んでくださった。なんだか私も嬉しくなって元気になった。その時に一首浮かんだ。
 鮮らけき血汐の輝き放ちつつ庭のダリアはわれを慰む
 
最近惚け気味でもあり、落ち込んでしばらく短歌も浮かばず悩んでいたが、この一首だけでも出来たことは幸せなことと主に感謝したい。

 ★ ★ ★
短歌のある暮らしを日日、自然に短歌を詠んで見えるSさんの感性豊かなお人柄がコラムから伝わり微笑ましいですね。


★1月からブログの写真を整理してたら、ミー姫の子猫の時の写真がない。
ブログを始めたのは2018年4月、ミー姫が我が家にきたときはブログをまだ始めてなかったので子猫の時の写真はないはずだ。

我が家の庭に入り込んだ3ヶ月くらいの子猫が庭の飛び石にチョコンと座っていました。


当時のミー姫のイメージ図。
生後、4ヶ月くらい。

このくらいの大きさの迷い猫が、追っ払っても、追っ払っても庭に来てた。
無視してたら、庭の飛び石にチョコンと座ってた

雪も降り出した。
イメージ図

主人が窓から外を見て、
「リョンちゃん、リョンちゃん、あんなとこに猫が座ってる。今晩は10年ぶりに寒い夜だから、あのままでは朝までに死んでしまうよ」と主人が言うもんだから、玄関の戸を開けたら、その猫が家に入って来て、居着きました。

あれから8年経ちます。
素晴らしい美猫、性格の良さと頭の良さで、ミー姫は我が家の天使です。


昨年のミー姫です。



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不思議なご縁

2023-08-07 | 日々彩彩
ハーイ!
スーパーのチラシを見て、
猛暑を乗り越えるべく、
「まいうー」そうなクラフトビールとハイボールを買いました。缶はハイボール



右はこれから作る、主人の為の野菜スープの材料です。
7種の野菜を1.5Lの水で2時間煮ます。
30分x6回で2時間煮込みます。
以前、1時間以上、ガスをつけていたら、ガス会社からメールが入り、「ガスが長時間ついていますが、外出中でしたら、こちらで遮断します」と。
ピコ何とか言う契約をしてるので監視してくれてます。


野菜は好きな形に切り刻めば良いから楽です。
難しいのはニンニクの処理。
白い長いものが見えますか?
芽を取り除くのです、

実の中に入ってるので、こ削ぎ出します。


315枚の原稿の整理が終わったので、右端のコリアンダーとオレンジピールのはいったビールで乾杯します。

★あけび歌会は大阪府堺市の大鳥大社で明治43年に•••100年以上前ですよ•••花田比露思創設者が第1回の歌会を始められたことが始まりです。

先日の神仏霊場会の祈願会が開催された清荒神清澄寺に富岡鉄斎の美術館がありました。


真ん中のベージュ色が清盛の歌碑です。

この歌碑の字を明治初年、当時の大宮司だった、富岡鉄斎宮司の筆によるものです。
平清盛が熊野参拝の途次、平治元年12月大鳥大社に祈願して詠んだ歌の歌碑です。

かいこぞよ
かえりはてなば
飛びかけり
はぐくみたてよ
大鳥の神



★今日は私の誕生日なので、友人達からお祝いメールやプレゼントが届き、70歳を過ぎたこそ一層、嬉しいです。
元気でcoolに後、20年は張り切りたいです。

   




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タイプの違う人々

2023-08-04 | 奇貨譚
見出し写真は私の花押の「涼風」の印です。
中国に行った時に北京で作りました。

★私は終末期の母を見ていた時に一番考えたのは、
○母のことで他の利用者さんにしわ寄せが行かないように気を付ける。

○医師や看護師、ヘルパーさんにもしもの時の負担を負わせない。自分は覚悟できていても、他の人は違うかもしれない。
食べさせたら喉に詰まる等の事故が起こらないように、母の希望をあまり優先させない。

○私自身の終末期の覚悟。
ある事を望んでも、自分で3まで出来ないなら、分不相応の願いを他者に望まない。

★志野焼のお気に入りの盃を使い、冷酒でマイウ~。

お酒に気を取られて、餃子の並びが悪いね。
笑って許して、???


美濃焼の産地の実家から持ってきたものです。
はじめて使いました。
使い込んで年輪を刻もうと思います。

主人は月1の健診で留守です。
いつもはついて行きましたが、今回から、一人でいってもらいました。
吉野家の牛丼大盛りつゆだくを食べて帰ってきました。
検診は異常なしです。

★アジアンハイビスカは虫の卵がついたりして、花壇の5本の内4本が駄目に成りました。

種をお分けした、先生のお宅はもう、2鉢も咲きました。

1番花、7月29日


2番花、7月31日

我が家のは、
7月11日の時はこんなにも生き生きとしてたのに、



この3個の鉢も全部で2苗残すのみ。

今日は、


唯一、花壇に残った1茎です。
緑の棒で支えてます。


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