車いすで国会へ 船後靖彦 子どもの未来社

　船後靖彦・加藤悦子・堀切リエ　子どもの未来社　1500円＋税

  全身マヒ（ＡＬＳ）の国会議員船後靖彦さんの人生と、その活動を紹介した本です。

　船後さんは1957年、岐阜県生まれ。酒田時計貿易株式会社の商社員として世界中を駆け回る社員でしたが、2000年、筋萎縮性側索硬化症と診断されます。しかし、「 生かされたことに感謝しよう。これからは、全力でその日を生きていこう！」と考えられます。そして2019年、参議院選挙で「れいわ新選組」（山本太郎代表）の議員として当選。

　代表の山本氏には、その天皇「直訴」の憲法感覚や、都知事選での連合の思想の不在などに、私は少なからず疑問を持っていますが、障害者が国会に出て行くのはとてもいいことだなぁと教えられました。

　国会の規則では本人が発言することになっていますが、パソコンで書いた文章の代読を認めさせます。また障害者に使いやすいように国会もバリアフリーに改造されていきます。

　なによりも、障害がある子もない子もおなじ教室で学べるようにする（インクルーシブ）の運動の先頭に立っていてくださることでしょう。
　児童文学評論家の野上暁さんの撮られた写真も3枚提供されています。たぶん野上さんも、山本太郎さんのれいわ新選組には違和感をお持ちだと思うのですが。

　昨日の夕方よりちょっと体調を崩し、ワインを飲み12時間ぐっすり眠っていました。もちろん本日はごろごろすやすや。なにもしておりません。

　新刊 『ともだちいっしゅうかん』の表紙レイアウトと､本文4ページ分のレイアウトが、小柏香さんより届きました。おかしくて笑っています。