goo blog サービス終了のお知らせ 

広告する日記

詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

絵本「うさぎのバレエだん」

2020年03月10日 18時14分41秒 | 日記

  

ぶん・石井睦美 え・南塚直子 小学館 1500円+税


 一瞬、「あら」となられる方がおられるのではないでしょうか。そして「安房直子さんじゃなかったかしら」と。
 無理はありません。帯に「30年の時を超えて! 『うさぎのバレエシューズ』の続篇 ついに完成」とあります。
 30年前に出た『うさぎのバレエシューズ』は、文が安房直子さんでした。
 そしてその続きを石井睦美さんが書かれました。絵は同じ南塚直子さん。わたしも書きたいなあ。長新太さんの『ぶたやまさん』の続きを。無理ですけどね。


 石井さんは前作の空気をよく引き継がれています。引き継がれたのはなんでしょうか。私には少女のように思えます。小学2年生から3年生の。絵もよくその少女を伝えてくれています。4年生でもなく5年生でもない少女。
 はねて、はねて、かろやかに踊りたい少女は、桜の下で踊っている少年に出会います。少年は、はねて、はねて、ウサギみたいに踊っていました。
  ドライポイントで昼の世界、メゾチントで夜の世界と、銅版画の技法が巧みに組み合わされ、少女のメルヘン世界がひろがっています。

 

 世界子ども愛樹祭受賞者に贈られる色紙二枚に、近作の詩「のはら」を。

 それから児童文学誌『鬼ヶ島』へ送る詩を推敲しながら仕上げ、送稿。削除と推敲。5版くらいまではいったでしょうか。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 詩集も無料で読めます | トップ | なにもない日は 東京メガネ »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夢・yume (木枯らしモンジャロウ)
2020-03-10 20:38:57
南塚直子さんの絵は、夢がありますね。
年をとっても、夢は持ち続けたいですね。
返信する
ゆめ (内田麟太郞)
2020-03-11 07:18:08
木枯らしモンジャロウさま
 南塚さんの絵は永遠の少女世界って感じがしますね。私たちも永遠の少年になりましょう。
返信する
♪ウサギ美味し・・・ (ひでちゃん)
2020-03-11 10:03:13
内田麟太郎さま
本物の「白鳥の湖」が見たくなりました。少年には帰れませんので……。
刺身にして食べて、美味しかったんです。
返信する
Unknown (南塚直子)
2020-03-11 10:56:54
内田麟太郎さま

絵本の紹介をありがとうございます。
絵本を作るときは、その中に登場する人や動物になりきって、絵を描きます。
その結果ほとんどの時間は、(少女)の気分です。。。

皆さんのコメントもありがとうございました。
楽しく読ませていただきました。
南塚直子🌸
返信する
うさぎ (内田麟太郎)
2020-03-11 14:47:19
ひでちゃんさま
 父の詩に兎を売りに来た少年を書いたものがありました。「すでに貧しさの悲しみをしっている少年の瞳」と。それをしらない私はすこしうつむくものがありました。中学生の頃です。まだ野ウサギがいました。
 食べたことはありません。 (^o^)

南塚直子さま
 わたしは30年の時を超えて、同じ少女に出会えたのに驚きました。「あの少女だ」と。気持ちがそうなっているんですね。
 拙い紹介を喜んで頂き、ほっとしています。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事