詩集「海がピアノを弾いている」 定価 1200円
はたちよしこさんは、立ち姿の美しい詩を書かれます。
名前を隠されて読んでも「これは、はたちさんじゃないかな」という世界を持っておられます。
追憶される少女でもあり、いまのわたしが感じられる詩です。
失われたのはなんでしょうか。幸せだった子ども時代でしょうか。いまでしょうか。
少女は駈けているようです。
さびしさの角度
月が
分度器のかたちをしている
わたしは
すこし 首をかたむける
──いま 測ってくれた?
じぶんの予報
夕暮れの街
電光掲示板の文字が ながれていく
──あすの天気 晴れ
空は
なるほどと
じぶんの予報をみている
「じぶんの予報」は、はたちさんにはめずらしいユーモアがただよっていて、私のお気に入りです。
間違って11字詰めのエッセイを16字詰めに書き、それを直す作業をしていました。引用していた詩を、今回もひとつ削除。
大牟田市ともだちや絵本美術館は、1月2日、午前中だけで500人越える来館者が。
昨日3日は、もっと沢山のお客さんが来てくださったそうです。
みなさんに感謝しましょう。
こどもたちに、大きな夢が広がっていることでしょうね。
はたちさんの詩集いいですね!!
親方も頑張っています!!
はたちさん、すごいと思いました。詩人ですねえ。少女の駆けていくところに、喜びがある。そこにはたっぷりのうれしい詩が。そう思いました。
絵本美術館は2日、3日、4日ともに、毎日1000人以上の入館者だったそうです。
はたちさんの詩は結晶度が高いですね。
ひでちゃんさま
はたちさんの詩は立ち姿がね。私の好きな江戸小紋ではなく、絣の後ろ姿かな。