さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

第22回 倫勝寺節分会が開催されました

2013-02-05 11:46:16 | 倫勝寺の行事報告

 

お知らせの通り、2月3日、暖かな日差しの中で、第22回目になる倫勝寺節分会が開催されました。

今年は開催が日曜日、しかも好天に恵まれて、本当に多くの皆様にお参りいただきました。
事故もなく行事を終えることができましたこと、まずもってお礼申し上げます。

午前11時の精進料理席から始まり、福笑い節分寄席、節分大祈祷法要、豆まき、そしてお楽しみ抽選会までの約6時間あまり。
ご参加いただきました皆さまには春待ちの行持を存分にお楽しみいただけたことと思います。

食事の席も寄席の雰囲気も、例年以上に穏やかな、そして楽しい雰囲気で盛り上がりました。
おかげさまで、主催する側も楽しんで行事を行うことができました。

  

キャンセル待ちが出るほどの人気となった精進料理は、たくさんの方々のお手伝いで作られています。
今回も調理や盛り付け、配膳等で10人以上の方々のお手伝いをいただきました。

典座の先輩を始め、以前倫勝寺でおこなっていた精進料理教室の生徒さんや、若い僧侶に、お檀家さん、業者さん。
ひとつの料理を作るにも、いろんな方々の知恵と協力がなければ、うまくいかないものです。

みなさん、本当にお疲れさまでした、有難うございました。

     

ちなみに今年の精進料理献立は次の通り。

食前酒・・梅酒

一の鉢……盛り込み  鰆湯葉の蒲焼  はじかみ 揚げ梅麩、芽くわい  黒豆含め煮 金箔のせ 干し柿のてんぷら シラタキと人参のくるみ和え いちご  

二の鉢……煮物   新筍 京ガンモ 椎茸 絹さやえんどう 金時人参 

三の鉢……青菜ご飯 焼き薄揚げ入り 

与の鉢……すまし汁  筍 六条豆腐 小蕪 松葉柚子 

五の鉢……胡麻豆腐 置き山葵 飾り防風

六の鉢……おつけもの三種(山形・佛性寺より)  白菜漬 青菜漬 赤蕪漬け

七の鉢……菜の花 京人参 利休麩 敷き辛子酢味噌  

朱のお碗・・・・・・・揚げだし豆腐 素揚げ舞茸 金時人参 獅子唐 蓬麩 たっぷりおろし生姜 べっこうあんかけ

甘 味……蛇腹昆布 白花豆 

お茶………食前:大福茶 食事中:煎茶 

今年はカメラのはじめくんが欠席でしたので食事の席の写真はありませんが、本当に美味しそうに召し上がっていただきました。
ほとんどの方が完食されて、作る側としてはこれにまさる喜びはありません(^^♪

しかし、みなさん召し上がる速度の速いこと・・・・本当はお庭でも愛でながら、温かいものをゆっくり召し上がってほしいのですが・・・離れなど別棟でも建てないことには難しいでしょうねえ・・・。


 

今年初めてのことですが、被災地の児童生徒に修学旅行をプレゼントしたい、という方の出店がありました。

写真でもおわかりの通り、洗濯バサミを利用した手作りクリップの販売。

神奈川新聞主催の輝望プロジェクトに賛同しての出店です。今年は日曜日ということもあって、けっこうな数が売れたそうです。よかったですね(^-^)

こんなカタチでの出店は大歓迎です。御希望のかたは住職、または管理事務所まで御連絡下さい。

早朝はガランとしていた本堂も
 

日曜日ということもあり、12時を回るころには下の写真のようにたくさんの方でいっぱいになりました。
午後2時過ぎには、入り切れずに立ち見が出るほどの盛況ぶり。

さて、午後1時からはおまちかね、福笑い節分寄席。

一番手は三遊亭花扇さん、初お目見えの噺家さんです。堅実な噺ぶりです。これからの注目株でしょうね。
来年もまたお出でいただけると思います。

つづいては紙きりの林家花さん。
寄席の世界では、史上初の女性紙きりさんです。以前にもお出でいただいたことがありますので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
大船観音のアジアフェスティバルで、紙きりワークショップをしていただいたこともあります。

   

楽しそうに紙を切るしぐさの一つ一つに艶っぽさが加わって、なかなか素敵です。
桂歌丸師匠の似顔と、お雛様の紙きりは、絶品でした。

そしておなじみ三遊亭司さんの落語。風格、貫録もついて真打昇進も間近でしょうね。
この2年余りで、目を見張るほどの上達ぶりだと思います。

 

今回お初の方がもうおひとり。声帯模写の丸山治さん
何十年もやって来た方の芸は、テレビでよく見るぽっと出のタレントさんとは全くちがいます。

歌がうまいだけでなく、春先の福寿草のような、おだやかなゆったりした笑いで会場を満たしてくれました。



こういう芸人さんは、やはり現場でなくてはみることができません。寄席、行くべし、です。



満員の立ち見の向こうで爆笑を誘っているのは・・・・コント・チャーリーカンパニーさん。

日高てん、菊地じんのお二人の絶妙な間合いとかけあいで、本堂は爆笑のるつぼと化してしまいました。

昨年はたき火の替え歌を歌いながらの「あみだくじ」で爆笑しましたが、今年は「もったいない」のネタで爆笑でした。



めちゃくちゃ面白いです。ほんっとにオモシロいので、機会があったらぜひ観てください。住職、つよくお勧めします。

キンピカ先生のおはなしのあと、厳粛な法要も無事終了し、いよいよ豆まき。
今年はお檀家の阿部さんが寄付してくださった「御殿まり」もまかせていただきました。

いつものとおり、豆まきのあとの福引。そして会場の皆さんと三本締めをおこなって節分会も、無事に終了。

福引であたった方もハズレた方も、みなさんたくさんの笑いと福をお家へお持ち帰りいただけたことと思います。

スタッフのみなさん、本当にお疲れさまでした。

来年もまた楽しい節分を迎えらるよう、精進しなくちゃいけませんね。

 

今日はここまで。

 



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