「さらにまた、修行僧は、すべてにわたり、『虚空は無限である』と観じる境地を超え、『識別作用は無限である』と観じる境地に達しているのです。かれには、以前の『虚空は無限である』と観じる境地という微細な真実の心理作用が消滅するのです。そのとき、『識別作用は無限である』と観じる境地という微細な真実の心理作用が生じます。そのとき、『識別作用は無限である』と観じる境地という微細な真実の心理作用を有する者になるのです。」
(識無辺処)
ここまで来るとずいぶん難しくなってきます
「空無辺処」の場合は空間には限り・きわがない、というところで
「識無辺処」になると心には限り・きわがない、といったところでしょうか