春風青蘭本舗

「ベルサイユのばら」「おにいさまへ・・・」二次創作と暑苦しい語りを置いております。日常の絵日記も置いています。

誰もが憧れる学園の美しい方達 お一方目 「一の宮蕗子」様

2006-08-01 | おにいさまへ 人物紹介
 



「おにいさまへ・・・」の主役は御苑生(みそのお)奈々子さん、
そしておにいさま、のはずですが。
学園の「三人の美しい方達」のほうが、かなりのインパクトがございます。
蕗子様はその中でも格別に。。。。



アニメの蕗子様は壮絶でした。
物語前半ではわたしは行動が理解できず、もう観ないでおこうかしら。と挫折しかけたほどです。
しかし最後まで観終えてよかった・・・。

彼女が幼い頃から持っていた美学がふたつ・・・。

自分の大切なものが他人に汚され壊されるのが我慢できない。
だからその前に自分の手で壊してしまう。

美しい思い出を永遠に美しく留めておくために死ぬ。

後者のほうは自分を壊してしまうという考えでしょうが、
彼女は恐怖のあまり?過去に二度、これを達成できないでいます。
一度目は自殺未遂。二度目は心中未遂。
外見上はとても大人びた女性ですが、内面にはこのように非常に無茶な理論を持っていました。
そして尊大に振る舞い、体面を保つことが人間としての「誇り」だと思っていたがために
不可解な行動を次々とおこしてゆきます。


胸に秘めた過去の激しい恋。(実は始まってすらいなかった恋・・・)
自分は消えうせることなどできない。
それならばあの恋は美しく存在し続けているように思っていよう。
あまりに無茶苦茶です。
物語終盤まで、彼女の内面は実はまだ幼い少女のままだったのです。


「12の夏の恋」にうすうす気づいていたのは全キャラの中で、
おそらく兄の一の宮貴(たかし)氏のみです。
(貴氏は懐の広い、魅力あるキャラとして描かれています。こちらは後日。。。)

蕗子様が理想の美「誇り」として愛していた(と、思いこんでいた)「ソロリティ」。
それが消えゆく際になって、蕗子様は初めて現実の中に身を置き、本当に苦しみ、模索し・・・
真に美しい人間としての「誇り」に気づき、大切な真実に気づき、
置き去りにしてきた過去を見出し、成長することとなります。


彼女は、物語終盤で非常に泣けるセリフをたくさん言っています。
それはまたいずれ・・・・好き勝手に語らせてください



「蕗子さま」について、そして「おにいさまへ…」
のストーリーを詳しくお知りになりたい方は
Rose&Butterfly
へぜひお越しくださいまし。
鋭い洞察力でナナコ様がとても楽しく紹介しておられます♪





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