春風青蘭本舗

「ベルサイユのばら」「おにいさまへ・・・」二次創作と暑苦しい語りを置いております。日常の絵日記も置いています。

誰もが憧れる学園の美しい方達 お三方目 「折原薫」様

2006-08-07 | おにいさまへ 人物紹介







薫の君はこの作品において、「光」そのものです。
主要登場人物の多くが何かしら暗い影を持っている中、安心して見ていられるキャラだといえるでしょう。                    
でも実は「光」に溢れるキャラのはずの薫の君も深刻な悩みを抱えています。
(本来はれいと同じく2年生なのですが、病気療養していたため新入生である奈々子と同じクラスになっています)

自分に厳しく、正義感みなぎる、まっすぐな美しいお方。
といえば。皆様、どなたか想像なさいませんか?
(これはよく言われていますが)
そう、そうです・・・あのお方!
オスカル様を思わせますよね
しかし髪型は薫の君ファンの方々はみなさま口を揃えて「アンドレ~」とおっしゃいます。確かに・・・


薫の君の印象に残るセリフの内から一つ。


「不当な言葉に耐えなければならないこともあるよ」


これはあらぬ批判を受け泣いている奈々子さんに向けて発せられた言葉です。
これに対して、
「あなたにはわかりません!!」と、奈々子さんは反発しています。
マリ子さんも後々、「薫の君なんかに、私の気持ちが・・・!」と同じく吐き捨てております。
何も知らなかったとはいえ、いけない乙女たちです。
つまり言い返したセリフ、それこそが不当な言葉だったのでございます・・・。


さて薫の君とはどんなお方か?
薫の君のお好き、お嫌いなものに分けて、よりその人物像に迫ります。



<お好きなもの>

・白檀の香りの香水。
 ※奈々子さんが薫の君に借りた体操着にも移っているほどの香水。
 ただし、もしかすると本家源氏の「薫の大将」のように
 持って生まれたお身体の香りであるのかもしれません。
 た、た、体臭などとは言いたくありません!←言うてますが。。。
 麗しの薫の君には、もしや体芳でいらっしゃいますか?というべきでしょう。

・バスケットボール。

・ジーンズ。

・教室での一番前のお席。
 ※常に後部座席を狙っていた水なすの学生時分とは大違いです。

・読書。

・メリーゴーラウンド。

・かつての恋人。




<お嫌いなもの>

・陰湿ないじめ。

・特権階級のようなソロリティ。

・お料理。
 ※といっても卵の黄身と白身を分けられないだけなのですが。。。
  りんごをむくのはお上手でした。

・お裁縫。

・スカート。
 ※終盤で薫の君が、初スカート(しかもドレス!)をお召しになる、
 麗しのお姿が見られます。これもオスカル様と重なりますね。

そして。
・命を粗末にすること。
 
 

   
さて。
薫の君の大人ぶり?を表しているエピソードを少し。
先に記しました、薫の君の苦手分野、家庭科の授業でのことです。
課題はお料理。卵の黄身と白身をうまく分けられない薫の君に対して、
先生は酷なことを言っておられます。
「女の子になら、わけもないことなんですが」
先生、これはかなり不当なお言葉かと存じますよにもかかわらず、薫の君はしれっと返しておられます。
「料理のできるダンナを探しまーす


また別の日。刺繍の授業でさらに先生と薫の君との間でこんなやりとりがあります。
「折原さん、あなたに美しい刺繍を作ってもらおうとは思っていません」
「思われても出来ません」
「でも、ダンナ様のボタン付けが出来るくらいの針と糸は身に付けたほうが」
「ボタン付けの出来るダンナを予定してまーす
 
先生、ほんまにきついですわ、と思いきや、先生ったら、
この後の皆に向けたセリフで笑わせてくださいます。
「お弁当袋に心のこもった刺繍を!たとえ中身が冷凍食品でも」


エキストラに近い脇キャラでも、なんだか可愛げがあったり、憎めなかったりする。
それがおにいさまアニメの魅力でもあります。



お次に薫の君の迷セリフをひとつ。
サン・ジュスト様がタバコに火をつけた瞬間。
「おいおい、教室では やめたほうがいいよ」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



原作の薫の君のセリフも面白いです。
セリフ自体もそうですが、言い回しが本当に面白い。
武士っぽかったり、オヤジっぽかったり。
とても女子高生とは思えません






「勝手におさらし」   
(怒った顔がステキと言われて)


「おまえさん」 
(相手への呼びかけ。しかし宮様のことだけは「あなた」と呼びます)


「もうベルは鳴ったんだから、いちおう席に着いたんさい」


「なんだこりゃ」
(サン様の仕掛けたイタズラに。こちらは松田優作風。ちゃんと手も見つめておられました)


「腹が減っては戦が出来ませぬ」


「いいかげんにさらしましょうね」
(喧嘩するマリ子さんと三咲さんに)



「べっちゃらくっちゃらくっちゃべるなら、外へ出ておくれでないか?」 
(図書室にて)


「美しいねえ、日本語は繊細で、秘めやかで」
 
(「うたかた」について、奈々子さんに優しく解説後)


 「シラをお切りでない」
(奈々子さんと学校をサボったことをとぼけるサン様に)


 「それ以上ギスギスになると美貌が台無しだよ」
(飯ストするマリ子さんにセクハラ)












どうやら薫の君は文学少女らしいのですが、スポーツ紙などを読んでいてもおかしくないような気がします^^;




                       
          

最新の画像もっと見る