とても紳士で私に姫のような扱いをしてくれた
とても驚いたのは車のドアの開け閉め。
これは慣れていない私が照れ臭くてやめてほしかったこと…
食事に行ってもドアを開けてくれイスを引いてくれ…
とても大切にしてくれた。
最初のデートは隣県だったが彼が県境に住んでいることから
そう遠くはない場所。
パスタを食べに行って彼の働く本社近くまでドライブしたっけ。
彼は最後まで紳士的でだった。
物足りないくらいの距離をとても新鮮に感じた。
そん時に言いづらそうに彼が話し始めた。自分の過去を…
小指が欠損していること。
身なりもそれっぽくて小指もなくて何となく気づいていたけど…
昔は組織に在していた事や刑務所に服役していたこともあるとか…
驚いたけど、そんなことは深く考えず話を聞いていた。
彼と付き合ってから
「もしかして彼が刑務所に入って私も待ち人になったりして」
なんて冗談ぽく考えていた自分を悔やむ時がくるなんて思いもしなかった。
出逢って一年半経った頃に地獄を見るなんて思いもしなかったから。
彼と私の住んでるところは少し離れていて車で小一時間ほど掛かる
彼は私の休憩の時は仕事の合間をぬぐって1時間のために高速を使い
車を飛ばしてきてくれた
そして私の休憩が終わると帰る
私の平日休みには彼の会社近くで会ったりしていた。
とても幸せだった。
でも、やはり彼は私と家庭は分けて考えていたようだ。
土日、祝日、夜は会おうとしなかった。
私に出会わなければ普通の暮らしをしてたんだろうなぁ
そんな彼に少しずつ不満を募らせていった私はやっぱり傲慢で
自分の立場を全く理解していなかった。
初めて週末の夜、会うことになった。
私は仲の良い女友達と4人で居酒屋にいた。
そこへピシッと決めた格好で愛車のプレジデントに乗って現れた彼。
感想は…
「どこから見ても立派なヤ○ザにしか見えない」だったが
そんなことはどうでもよくて嬉しそうに助手席に乗る私だった。
当時は私のW不倫も公認で友達も似たようなことをしてた子が
多かったから私らの中で不倫はそう特別なものではなかった。
類は友を呼ぶ…
というより本音を言えば数人は冷めた感情で私を見ていた子も
いたんだろうなって今なら気づくんだろうけど当時はそんな事
もどうでも良くて彼との時間が楽しくて仕方なかった。
彼との夜デートはコンビニ行って飲み物を買ってもらって
ドライブして初プリクラを撮りに行ってホテルへ…
帰ったら現実が待っている。
彼にも言えない増える借金、旦那と子が待っている家…
結局、転職には動けずにいた旦那…パートでしか働けない自分の現状。
それを考えると少しだけ現実に引き戻される。
旦那は相変わらず口うるさく注意していたが私の耳に届くことは
なかった。
彼は変わらず優しかったし誕生日、記念日には私に大きなプレゼント
をくれた。某ブランドの財布、花束、18kの太いネックレス…
私のワガママを全て聞き入れ夜でも会えるようになった。
普通に考えて上記を読むと私と出会ってからの彼の生活は一変し
とても無理をしているのは一目瞭然。
私は気づかずにそれに甘えていた。
本当はとても無理していたこと…
私は気づかないうちに彼を苦しめていたんだ
(当時を振り返って冷静な目で見ると彼はさて置き、私はただの
アホとしか思えない行動ばかり…)
※注:私のアホな言動は今後も続くので一瞬でもイラっとした方は
ここでドロップアウト願います
旦那のこと本当に好きだったはずなのに…
子供のことも大切だったはずなのに…
私は自分で自分の首をしめてる…
そう思えるようになったのは情けないことに、うーんと後でした
後悔…時すでに遅し
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